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雑草ライフ  作者: おさかなの煮物
第一章 雑草、自分を知り、この世界の仕組みについて知る。
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雑草、魔法を使う

 物語を書いて完成して投稿した後次の日になればこんな話を付け足しておきたい!そう言ってすぐに編集し直してしまいます。今現在、読んでいる人はほぼいないと思うので独り言みたいにはなるんですが、新しい話が出た時、読んだ後また新しくお話が増えているかもしれないので、確認していただけると嬉しいです。


 どうぞよろしくお願いいたします。

 3日何もできずにただ日が過ぎていくのは、とても辛かった。最初は「寝ればすぐでしょ、楽勝じゃん(笑)」とか、そんなこと考えて待ってたけど、どうやらこの体になってからは、眠気がしないし、そもそも瞬きができないということを知っていたのを思い出した。きっとスキル欲しさに慎重に物事を考えられなかったからだろう。でも、この3日間で得られたものが3つある。


 まず1つ目は【雑草】のスキルにより自身のコピーが7つ増えたこと。どうして7つなのかというと、初日に自身のコピーが1つ増える。次の日には自身のコピーがさらに2つ増え、コピーが3つになる。その次の日には、自身のコピーが4つ増えコピーが7つになったというわけだ。この増え方からスキル説明欄には書いていないが、自分自身も含めた現在の雑草の個数を2倍にするというものだろう。


 2つ目は、スキルは条件を満たすことでも獲得できるということ。どうしてそれが分かったのかというと、所持スキルが増え、スキル【不動明王】を獲得したからだ。スキルの入手条件は「24時間、不眠、不動」というもの。不動の条件は少し緩く、自分の意志で動かなければ、大丈夫らしい。なぜなら、この3日間ずっと風になびかれ、いろいろな生き物に踏みつぶされたからだ!正直言って踏まれるのは辛い。

 とにかく、スキルの効果としては、「動かない間、体力、魔力の消費量が90%減少、与ダメージ15%上昇」だ。動かない間どうやって攻撃するかはわからないけど、きっと魔法だろう。

 どうせ僕は動けないので、考えることをやめた。


 そして3つ目は、食事を摂る必要がないということ。

 食事を摂る必要がないというのは、嬉しいことだが、悲しいことでもある。

 嬉しいことといえば、食事の必要がないので、どう食事を摂るかという問題がなくなったこと。

 逆に悲しいことは、この世界の食事を食べれないということ。


 とりあえず僕は、この3日間で得たスキルポイントを70消費し、スキル【植物操作】を得る。すると突然頭の中に声が響く。

「スキルポイント73から70を消費し、スキル【植物操作】を獲得しました。」

 きっとこれも女神の言葉と同じように僕にしか聞こえないのだろう。

 早速【植物操作】を使用し、自身のコピーが操作できるかを確かめる。使用したときに少し緑色に光っただけで何も起きない。とりあえず「花を咲かせる」イメージを思い浮かべる。すると、コピーが大きく成長し花を咲かせた。僕の体だけは変化しないので、試しに自分にかけたが、スキルを得た時のように頭の中に声が響いた。

「このスキルは自身に使用することができません。」

 まあ、当然の結果だよね。「自身の生み出した植物」って書いてあるから。もしかしたら植物なら雑草である僕にも効果があるのかなと考えたが、無理だった。

 本体は常に変化しない雑草という弱点が僕だけに知られてしまったが、根さえ残っていれば、自身のコピーでもいけるのでは?という疑問が出てきた。とりあえず今試してこの考えが無理だった時に死んでしまうのは嫌なので本当にピンチの時に試すしかないと思う。


 そんな感じで、【植物操作】を使用していろいろ考えていると、ふと新しい使い方を思いついた。それは、自身のコピーを【植物操作】で、花を咲かせ、おしべとめしべ同士を半強制的に受粉。その後成長を促進させ種子を作り、【植物操作】で、ホウセンカと同じように種子を飛ばせるようにしすぐにばらまく。その種子をタンポポの綿毛のように風で飛ばしていき広範囲ですぐに成長させる…ということの繰り返しだ。試しにやってみると、案外簡単にできた。操作のために鮮明なイメージが必要なのだが、繰り返していくうちにイメージしていくことも簡単になってきた。


 ここで一つ疑問になったことがある。操作の範囲には限度があるのか。

 スキル説明欄には限度があるとは書かれていないが、なかった場合この世界ではきっと、「当てるのがとても難しいけど、当たったら即死」みたいな攻撃を操作系のスキルで大きくし、いとも簡単に当てて即死させる物ぶっ壊れスキルになるだろう。とりあえずどこまで大きくできるかをやってみる。コピーに【植物操作】を使用し大きくしていく。【植物操作】を使う前の雑草の大きさから8倍ほどの大きさになると突然体中に痛みが走った。体力が減ったのだと思い、焦ってステータスを確認した。すると、魔力が0になっているのに気付いた。【不動明王】のスキルで魔力使用量は90%減らされているが、実際は、魔力を250使っていることがわかる。つまり、限度はないが一定以上の大きさから大量に魔力を消費するのだろう。

 魔力が回復してから、植物の成長速度、性質の変化を最高速度で行ったが、特に魔力は減らなかった。この時、植物の成長速度を上げすぎると、枯れてしまうことが分かった。このせいでコピーを一つ失ってしまった。とりあえず大きさだけに限って魔力を消費するということが分かったので最初から大きい植物を作ればいいと、種子の性質を雑草から木に変えた。そして成長速度を上げ木を大きくした。この大きさから大きくしていくとどのくらいから魔力を消費するのだろうか。試してみると元の大きさから2倍程から魔力を消費し始めた。逆に小さくするのはどうなのかと試したが、小さくするのは元の大きさから2分の1ほどで魔力を消費し始めた。


 【植物操作】の性能について試していたが、これらの増やした植物を見てふと考える。増やした植物はコピーという判定になり増えるのだろうか。コピーという判定なら次の日に倍に増えるため周りが見えなくなるためいろいろ面倒だ。最悪枯らせばいいのだが、枯らした後は操作もできないのでそれはそれで邪魔だ。次の日にどうなるかを明日確かめてからこの後の過ごし方を考えよう。

 こうして僕は、【植物操作】での植物の操作のやり方、増やし方を自力で学んでいったのであった。

小説を書いていくのはとても楽しいです。ですが、できたお話にもっと付け加えようと、前書きに書いたようなことがよく起きてしまいます。そうならないよう、下書きの時点で書ききるようがんばっていきますが、多分下書きの時には書ききれないですね。投稿した後にまた付け加えていると思います。


 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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