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『獣狩りのランフランクス小銃』
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スプルツマス歩兵火器工廠で設計されたランフランクス後装式小銃。
それを狩人の工房が改造したもの。
獣狩りの銃は、狩人の血と水銀を混ぜた特別な弾を用いる。
これが怪異である獣に抗する数少ない手段である。
従来の小銃より集弾率、威力ともに向上している。
しかし素早い運用には、不向きのようだ。
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『大楓子油』
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狩人の工房が化膿留めに調達したもの。
ダイフウシの木の種子から圧搾して得られた脂肪油。
かつては、ハンセン氏病の治療に有効と考えられていた。
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『脳の探求』
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頭蓋骨測定法に関して書かれたエゼルレッド・バルバーニの著書。
人間の精神は、脳が司り、その特徴は、脳を納める頭蓋骨に現れる。
この仮説に基づいて犯罪者の頭蓋骨を測定し、統計化した。
また獣化の予知に着いても注目されていた。
しかし頭蓋骨測定学は、科学的な証明を欠き、信頼を失う。
やがて血質鑑定が信頼されると淘汰されている。
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