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『外科用メス』
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獣を解体するための狩り道具。
元は、獣も人間であり、これもごく普通のメスである。
背徳に満ちた迷信が蔓延る僻地では、獣の肉を珍重する。
狩人の中には、それらを流すものも少なくない。
獣から収入を得るのは、狩人の生業である。
罪は、買い求める側にある。
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『獣狩りの処刑鎌』
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狩人ルーフレッドの「仕掛け武器」。
両手持ちの鎌から柄を折りたたんで解体用の大鉈に変形する。
硬く大きな刃は、鈍器のようでさえある。
変形の仕掛けも含め、まだ若い狩人のルーフレッドに合わせ、頑強に作られている。
この武器に工房は、新しい素材を試験的に採用している。
狩人の業は、変わらないが工房は、変わり続けている。
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『獣狩りの姿見』
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全身を写す、大きな鏡。
これも工房が狩人の為に用立てる狩り道具のひとつ。
古い呪術が吹き込まれており、狩人の姿形を変える。
鏡に写る姿と現実の狩人の姿を入れ替えるのだ。
ただ、流石にこれを持ち歩くことはできない。
狩人の家に設えるべきものだ。
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