表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夜迷言

作者: Qoo

人は発明により生きてきた。

火の発明。電気の発明。

そういった“生きるため”の発明を繰り返し、暮らしを豊かにしてきた。


そんな昔の話だけではなく、今でも人は発明に生きている。

洗濯機や冷蔵庫などの身近な家電から、パソコンやスマートフォンなどの今では誰でも持っているものまで。

現代でも生活は発明に溢れている。


しかし、その根は異なっている。

“生きるため”は“楽をするため”に変わり、便利を追い求めている。

利便性の向上を目的とし、人の手でやっていたことを機械にやらせることが主になっている。


そのトップに位置するのがロボットだ。

人型に設計すれば、人の代用として動かせる。

AIが高性能になればもはや命令も必要なく、完全に人が何もしなくても社会が回る世界が出来上がる。


発明をもって堕落へと突き進んでいるのだ。



もっと高く、もっともっと高く。

怠けるために、だらけるために、力をつけていく。上へ、(そら)へと堕ちていく。


もっと楽に。

高めた技術を用いて必死に楽をする。労働を機械に押し付け、抜け殻に成り果てる。

(から)へと堕ちていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ