雨降って地固まる
「お世話になりました。今度はご飯を食べに来ますね」
ジンは宿の従業員であるハンナに別れの挨拶をする。ハンナには毎日の洗濯や食事の準備は勿論、エルザとの飲み会でもお世話になった。宿泊客としての付き合いはここまでだが、今度は普通に食事に来ようとジンは思う。
「またいつでもおいで。待ってるよ」
この別れは一生の別れではない。ハンナも笑顔でジンを見送る。
こうしてジンはこの世界に来てからずっとお世話になった宿を出て、いよいよ当初の目的の一つである新しい住まいへと向かった。
「遅い!」「遅いです」
家の前でそう文句を言ってきたのは、珍しく不機嫌な表情のエルザとレイチェルだ。二人の側には家具等が載った荷台が二つある。
「一体どうしたんだ。ジンが遅いから業者の人も帰ってしまったぞ」
「そうですよ。遅れるなんてジンさんらしくないです」
今までに無く不満げな様子の二人だが、実は一時間ほど前からジンが来るのを今か今かと待ち続けていた。だがジンは中々現れず、30分が過ぎたところで次の用事がある業者が帰った。そして何かジンにトラブルでもあったのかと、二人の苛立ちが心配に変わってきたところでようやくジンが現れたのだ。
しかし時間に遅れたはずのジンに焦った様子もなく、走って急ぐわけでもない。心配していただけに、そんなジンの態度に二人は少し怒っていたのだ。
だが、ジンが二人と待ち合わせをした事実はない。
一方のジンからしてみれば、言いがかりをつけられているようなものだ。宿を引き払った事でちょっとだけセンチメンタルな気分だったが、そんなものはいっぺんに吹き飛んでしまった。
「ちょっと待って!」
ジンは片手を挙げて、もっと言いたそうな二人を制止する。もう片方の手はこめかみを揉み込んでいる。ジンは男は女性には優しくするものだと思っているが、それは無条件に相手の言う事を呑むという事ではない。間違っていれば間違っていると言う事も時には必要だし、相手を想うからこそ時には厳しく接する事もある。どちらも『時には』という所がポイントだが、ジンはここはその時だと判断した。
……などと自分を正当化しても、結局は単純に理不尽な怒りに晒されて少し苛立っただけだろう。
「まず俺は今日引越しすると言ったが、時間は指定して無い。次に二人が来るとも聞いていないし、当然待ち合わせもしていないよ」
道理で同じ宿のエルザと朝会わなかったわけだと納得しつつ、ジンは二人をジロリと見る。
初めてジンに強い口調で言われた二人は、何かおかしいと慌てて顔を見合わせてお互い過去の記憶を探った。そして程無くして自分達の勘違いに気付き、二人揃って申し訳なさそうに身をすくめる。
「「ごめん(なさい)」」
エルザは普段はピンと立った耳をぺたっと頭に伏せ、レイチェルにいたっては少し涙ぐんでいるようだ。
「ふう。まあ反省しているみたいだから良いけどね」
ジンはとりあえず理不尽な攻めからは解放されたこともあり、ため息と共に苦笑して許した。逆に大人気なく強い言い方をしてしまったと、自己嫌悪と恥ずかしさを感じてしまう程だ。
「んじゃ、待たせてしまった事は事実みたいだし、早速玄関を開けようか」
そんな気分を振り払い、明るい口調でジンは鍵を開ける。そしてエルザ達の荷物が入れやすいようにと、ドアを全開にして固定した。
そして二人に荷物を入れるように促すが、二人は荷物を持つ事無くそのままジンの前に来た。
「本当にすまない。嬉しくて興奮しすぎていたみたいだ」
「この間から楽しみでしょうがなくて…… 勘違いして本当に申し訳有りません」
エルザとレイチェルの二人は、さっきまでの自分達の言動を省みて深く反省していた。
いくらジンにこの家を案内してもらってから今日まで、二人共嬉しくて浮かれていたとしても。
いくら昨日二人で一日かけて、新居の為に買い物をするほど楽しみにしていたとしても。
いくら楽しみすぎて寝付けず、昨日は普段の半分も寝られなかったとしても。
それらは自分達が勝手にした事だ。
二人で決めた待ち合わせ時間を言ってもいないのにジンも知っていると勘違いしてしまった事、そして勝手に勘違いしてイライラを募らせ、しかもそんなイライラをジンにぶつけてしまった事を心から申し訳なく思っているのだ。
そして、ジンにそうした二人の反省の気持ちが伝わらないわけが無い。ジンはどうやらさっきの二人の態度は、楽しみで興奮しすぎた反動のようだと納得がいった。そしてそれほど楽しみにしてくれたと言う事をジンは嬉しく思い、さらにさっき自分がとった言動を思い出して再度自己嫌悪を感じて反省した。
しかし今回の喧嘩未満のこの騒ぎも、ある意味三人の心の距離が近づいた証拠と言えるのかもしれない。
親しくなってお互いに対する『信頼』や『安心感』、そして『甘え』が出てきたからこそ、こうしてお互いに少し遠慮が無くなって来たのではないだろうか。そして、時にこれは悪い意味での『慣れ』となってしまい、不和やすれ違いの原因ともなりうるものだ。
まさに『親しき仲にも礼儀あり』だ。この諺の意味を痛感している三人だった。
「もう気にしなくていいよ。俺もきつい言い方をしてごめんね」
ジンは二人の頭を優しくポンポンと軽く叩き、そして顔を上げた二人にあえて笑顔で謝罪の言葉を口にした。
「本当にすまなかった」「此方こそすみませんでした」
二人は最後にもう一度謝罪の言葉を口にし、そして最後にジンにつられて少しだけ笑った。
「よし! んじゃ早速荷物を入れよう。俺も手伝うよ」
ジンはさっきまでの雰囲気を吹き飛ばすように明るく元気に言うと、満面の笑みで二人に笑いかける。
「ああ!」「はい!」
今度は二人も元気に、そして笑顔でジンに返した。
結果として今回のこの騒動は、図らずも人間関係において、そして共同生活を送る上で一番大切な事を教えてくれたのかもしれない。
「(あれー? 何かおかしいな)」
ジンは二人の荷物を運びながら、何かがおかしいと感じていた。ちなみに現在ジンがレイチェルと運んでいるのは、シンプルな一人用のベッドだ。既にエルザの部屋にもベッドは搬入済みで、その他にもタンスや鏡などの生活用品をいくつも運び入れている。
「(荷物置き場にベッドがいるか? 古くて要らないから此処に置いておくと言うことか? いや、どう見ても新品だよなコレ)」
ジンは何となく気付き始めていた。だが認めたくなくて予想を否定する材料を探しながら、ある意味現実逃避を続けていたのだ。
ジンの頭の中には、先日のアリアの発言が思い起こされている。
(エルザさん達は此処に住むんじゃないでしょうか?)
同時にジンの否定する返事を聞いた時の、アリアが浮かべた微妙な表情も思い出す。
「(もしかして、そういう事か? いや、まだ分からん!)」
ジンは諦め悪く逃避を続けているが、それには訳もある。
「もう少し右にお願いします。はい、完璧です。ありがとうございます、ジンさん」
レイチェルは嬉しそうにベッドメイキングを始めている。
「ジン、こっちもいいか? ちょっと移動させたいんだ」
そう言うエルザは満面の笑顔だ。
そう、二人がとても嬉しそうなのだ。
ジンの考えからすると『男女で同居なんてとんでもない』だ。だからその場合ははっきりと断らなければいけないのだが、この二人の喜びようを見ると気が引けてしまう。もし断った時に彼女達が浮かべるであろう悲しみの表情を想像するだけで、ジンはダメージを受けてしまいそうだ。それにさっきの玄関先での二人とのやり取りで、既にジンはダメージを受けて現在絶賛反省中なのだ。この状況でそんな事が言えるはずも無い。
そうしてジンは無駄な逃避を続け、結局そのまま全ての搬入とベッド等の大物の設置は終了してしまった。
「よし、後は細々とした物だから自分達で出来る。ジン、今度は皆で使う物を買いに行かないか?」
エルザがにこやかにそう言い、レイチェルも同じく笑顔で続く。
「食器やダイニングテーブル、それに出来ればソファーなんかも欲しいですね」
二人の笑顔の眩しさにやられそうになりながらも、ジンは一応の抵抗を試みる。
「これから二人は此処に住むんだよな?」
と言っても、こうして確認するので精一杯だ。
「何を言っているんだジン」
「そうですよ、何を言ってるんですかジンさん」
二人は何を馬鹿な事を言ってるんだと言わんばかりに笑う。
「そうだよな! いや、馬鹿な事を言ってるなと思ったんだ俺も」
ジンは二人の発言に『一緒に住むわけ無いじゃない』と否定の意味を感じ、思わず喜色を浮かべて言った。
……人は物事を見たいようにしか見ず、真実からあえて目を逸らす事も多い生き物なのかもしれない。
「「住むに決まってるじゃないか(ですか)」」
当然ジンの浅はかな期待は裏切られ、二人は満面の笑顔でそう答えた。
「「これからも宜しく頼む(お願いしますね)」」
続けて二人が言ったその台詞に対する答えは、ジンには一つしか許されていなかった。
「……此方こそ宜しく」
ようやく答えたジンの顔が、少し引きつった笑顔だったのを責める事は出来ないだろう。
そしてジンは自分の部屋を片付けるとの名目で、すぐに戻るからと一旦その場から離れた。自分の部屋に来て一人になったジンは、さっきの宣言通り昨日部屋の中に入れただけだった布団等をベッドに設置する。そうして作業をしながらジンは自分の気持ちに整理をつけ、二人の存在を何とか前向きに受け止めて考えようとしたのだ。
「(家賃も安くなるし掃除や洗濯も分担出来る。一緒にいる時間も増えるから、連携や意志の疎通も良くなるだろうし良い事ずくめだ。それにあれだけ美人な二人と、一つ屋根の下で暮らせるんだぞ。ラッキーじゃないか)」
最後には、かすかに存在する浮ついた気持ちを無理やり膨らませて気持ちを上げようとした。しかし、ジンは逆にその事で妙齢の女性二人と暮らす気苦労の方も考えてしまった。
なにせこれまでの長い人生の中でも、ジンは女性と同居も同棲もした経験はない。だがそれでもジンは木石ではなく、肉体と精神が若返ったジンには性欲のような情動も存在する。ただ老人の経験があるから、がっついていないだけだ。
ジンの中には二人を年が離れた年少の友人だと思う老人の気持ちと、同年代の魅力的な女性の友人だと思う若者の気持ちが混在しているのは否定できない。無論前者の方が圧倒的に大きいのも事実だが、ふとした時に後者を感じてしまうのも事実だ。
だからと言って自分がおかしくなってしまうとはジンは思わないが、そうだからこそ気苦労は増えそうだなと思わざるを得ないのだ。
……ラッキースケベなんて、ラッキーなわけが無いのだ。
「駄目だな。こうなったらせめてルールを決めてちゃんとしよう」
結局ジンは無駄な抵抗を諦め、無理やりに自分を納得させるのは止めた。ただ、同居を前提に今後起こる可能性のあるトラブルを考え始めた。そしてそれらを回避する為に、出来る限り先手で対策を打とうと結論付けたのだ。
「お待たせ、それじゃあ今後についてだけど……」
そうして一応の気持ちの整理をつけたジンは、エルザ達と合流して色々と話し合った。とは言え立ち話しか出来ない現状では、大したことは話し合う事が出来ない。とりあえず家賃や今後共同で使う家具や生活費等は、パーティ用の資金で賄う事をお互い確認した。しかしパーティで共同生活を営む以上、これはある意味確認するまでもない常識と言える。
ただ、まだパーティ資金は大して貯まっていないので、ジンが立て替えた家賃とは別にそれぞれが小金貨3枚ずつを出し合って当座の資金とした。今後は報酬からパーティ資金に回す金額が増える事になる。
そしてそれらのお金は、リーダーであるジンが管理する事になった。ジンは伊達にずっと独身だったわけではなく、ちゃんと〔メモ帳〕で家計簿をつけて管理するつもりだ。
また、ジンの部屋が一人だけ広いのも、この家を見つけたのがジンだという理由で正式に承認されている。
そうして大まかなところを話した後、三人は荷台を店に返しに行くついでに色々な買い物をする事にした。自分のセンスに自信がないジンは、基本は二人に任せっきりだ。いくつかの買い物には口も出したが、その甲斐あってか三人とも満足がいく買い物が出来た。
その後家に戻った三人はダイニングテーブル等の設置を済ませ、残った細かい整理の前にご近所へ引越しのあいさつ回りに向かった。
この世界では所謂引越し蕎麦等の挨拶回りの習慣は無かったが、ジン達は店売りのお菓子を持って近所を回った。これは依頼で自宅を空ける事が多いジン達にとって、不在時に頼れるのはご近所ネットワークだからという事もある。こうしてジン主導で行われた挨拶回りだったが、行く先々で好意的に迎えられた。
その後は食器や魔道具等の小物の設置に各自の部屋の片付けなど、すべてが終わった頃には既に時刻は夜の9時を回っていた。
「お疲れ様。さすがに腹が減ったね」
六人掛けのダイニングテーブルにひじを突き、ジンはエルザ達と向かい合わせに座っている。二人もさすがに疲れた様子だ。
「明日の夜からはちゃんと作るからね。今日は出来合いで勘弁してくれ」
そう言ってジンは〔道具袋〕から、前もって買っておいた食べ物や飲み物をこっそり取り出してテーブルに並べた。疲れたエルザ達は何も気付いてはいない。そして腹を減らした三人は、しばらく食べる事に専念した。
「「「ごちそうさまでした」」」
既に『いただきます』と『ごちそうさま』の習慣は二人にも馴染んでいる。そうして食後の挨拶を終えた後、落ち着いたジンは二人に話しかける。
「エルザ、レイチェル。改めて言うけど今後とも宜しく。たぶん色々あると思うけど、皆で協力していこうね」
こうしてジンが自分から同居に関して肯定的な言葉を発するのは、今が初めての事だ。既に気持ちの整理はついているのだから、こういうことはきちんと言っておかなければとジンは考えているのだ。
「ああ、此方こそ宜しく頼む。食事以外なら任せてくれ」
「宜しくお願いします。私も掃除や洗濯ならできます」
ジンの気持ちの変化に気付いているのかは不明だが、二人も笑顔でジンに答える。
「ああ、料理は任せてくれ。その他の細々したところも、明日にでも役割の分担表でも作ろう。堅苦しくならない程度に、最低限のルールも決めておかないといけないしね」
ジンの言葉に二人も頷く。
「それとレイチェルは当然クラークさんに話はしてるだろうけど、エルザはシーマさんに引っ越しの話はした?」
ジンはレイチェルの祖父である神殿長のクラークと、エルザの親戚で弓職人の妻であるシーマの顔を思い浮かべた。
「まだしていないな。明日にでも報告しにいくよ」
「よし、その時は俺も一緒に行くよ。あと、レイチェルも一緒にクラークさんの所に挨拶にいくからね。それと二人ともご両親にもちゃんと手紙を書いて知らせるんだよ? 俺も一筆かくから、手紙を出すときは言ってね」
「いや、そこまでしなくていいだろう」
「そうですよ、ちゃんとお爺様には伝えてありますし」
そこまでジンに手間を掛けさせるのも悪いという気持ちもあり、二人はジンの言う事に素直に頷けない。
「あのね、二人とも自分達が魅力的なお年頃の娘さんだという事をちゃんと自覚してる? そんな二人が何処の馬の骨とも分からない男と同居するんだよ? ご家族が心配するのは当たり前だろう。だからその同居する男である俺が近くにいる親族に挨拶するのも、遠くにいるご両親に一筆添えるのも当たり前の事なの。そこまでしても心配を完全に払拭するのは無理だろうけど、少しでも安心させる事が出来るならやるべきだと俺は思うよ?」
ジンは二人に「わかる?」と目で問いかける。散々悩んだだけあって、ジンがエルザとレイチェルを表現する言葉はストレートだ。二人はその表現に少し動揺しつつも、ジンの言った事を受け止めようとする。
いくらパーティメンバーとの同居が一般的でも、娘を持つ親としては少し心配してしまうのも当然の事だ。しかもジンと直接面識のあるクラークやシーマと違い、二人の両親はジンの人となりと知らないので尚更のはずだ。その事に思い当たった二人は、ジンの主張に一応の納得をした。とは言え、ジンに手間を掛けさせるのは申し訳ないという気持ちはまだ残っている。
「分かった、でも……」
だからエルザが代表してその気持ちを伝えようとしたが、それを遮るようにジンが言った。
「せめてそれくらいの責任はとるつもりだよ」
ジンは親御さん達から大事な娘さんを『責任を持って預かる』というつもりでそう言った。
そしてジンが真剣に真顔で言ったその言葉に、エルザは何も言えなくなってしまった。
それはジンがそこまで真剣に自分達の事を考えてくれているのかという嬉しさも勿論あったが、それ以上に『責任をとる』という言葉とジンの真剣な顔に反応してしまったのだ。
頭の中にリフレインするその言葉で思考が止まったエルザと同様に、レイチェルも顔を赤くする。
この世界でも『責任をとる』という言葉を男性が女性に言うのは、そこに言葉以上の特別な意味が発生する。もちろんジンにそういう意図は全く無いし、それはエルザ達も分かっている。だがそれでも反応してしまう乙女な二人だった。
……寝不足と疲れでテンションがおかしいという可能性も否定できないが。
「二人とも良いね?」
二人から返事がないのを訝しく思ったジンは二人に確認した。当たり前だがジンは二人の反応の意味を理解していない。二人が顔を少し赤くしたのを見て、何か照れさせるような事を言ってしまったかなと自分の発言を反芻したが、当然の事しか言ってないので結局何も分からなかった。だからとりあえず気にしない事にして、二人に直接確認したという次第だ。
まあ、ジン本人は至極真面目に言っているのだ。これで気付けと言うのも無理がある。
「「はい!」」
ジンの『責任を取る』→『いいね?』のコンボに、二人が再度反応してしまった事も責める事は出来ないだろう。もし責めるとすれば、二人の乙女心と睡眠不足だ。
そして二人の勢いのある返事にちょっと驚きながらも、分かってもらえて嬉しいジンは笑顔になった。
「ありがとう。あと、落ち着いたらお世話になった人達を集めてパーティを開こうと思う。申し訳ないけど、これはもう約束しちゃっているからやらせて欲しい。その時はシーマさんやクラークさんも勿論呼ぶからそのつもりでね」
そのジンの台詞を最後に、続きはまた明日という事で今日は解散した。三人はそれぞれの部屋に戻ってベッドに横になり、ジンは比較的すぐに眠りについた。
しかし昨日あまり寝ていなくて疲れているはずのエルザとレイチェルの二人が、ベッドでジンの台詞を反芻してしまい、眠りにつくのにしばらく時間を必要としたのはご愛嬌だろう。
いつも読んでいただきありがとうございます。
感想や評価にお気に入り登録など、本当に嬉しいです。
次回も二日後の24日更新でいけるように間張ります。