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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第一章【トイレの花子さん編】
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番外編【阿部と井上の出会い】

『第四談【オタク女子】までを見てから見ることをお勧めします。』


【花子さんが成仏する10年前】


阿部と井上は幼稚園で遊んでいた。


先生「みんなー!今日はお絵描きをしましょうねー!お題は「好きなもの」」

園児達「はーい!」


園児達がクレヨンを手に持ち絵を描き始める。


【数分後】


先生がみんなの絵を見て回り始めた。

陰で絵を描いていた井上に女の子が話しかけた。


女の子「ねぇ?それなにかいてるの?」

井上「これはねー!トイレのはなこさん!」

女の子「はなこさんってだれ?」

井上「しらないの?トイレでおそってくるオバケ!」


その後井上は善意で花子さんのことを詳しく教えた。

女の子は話を聞いて泣き出してしまった。

先生がすぐに駆けつけて事情を聞く。


先生「どうしたの?」

女の子「なおちゃんがこわいのかいてるー!」


女の子が叫びながら先生に伝えたことで回りも井上の絵を見に来た。


園児A「なにこのキモいの」

園児B「これがすきなの?こわーい」

園児C「こんなのいるわけないじゃん!」


みんなの発言に井上は泣いてしまっていた。

先生がみんなを席に戻らせて泣いている園児達を落ち着かせた。

井上は落ち着いてから席に戻った。

井上の絵を描く手が止まっていると阿部が席に近づいてきて絵を見て話した。


阿部「たしかにげんじつにはありえないけどそれをひどくいうのはちがうでしょ」


阿部の発言に全員が阿部を見る。


井上「もういいから、やめて」

阿部「みんなまだあやまってないじゃん」


阿部の発言に空気が重くなる。


井上(心の中)「なんでみんなとちがってかばってくれるんだろ」

先生「確かにそうだね、みんな!奈緒ちゃんに謝りましょう!」


先生の合図でみんなが謝る。


園児達「ごめんなさい」


謝った後、奈緒はさっきの女の子と仲直りをして笑顔で絵を描いていた。

だが、井上の書いている絵は花子さんではなく、黒髪の小さな男の子の絵だった。

先生が見て回って井上の席まで来た。


先生「奈緒ちゃん、それは何を書いてるのかな?」

井上「かっこいいひと!」


先生は井上の絵に気づかない阿部を見ながら少しだけ笑った。


先生(心の中)「色々言われて変えちゃったのかと思ったけど新しい好きなものができたんだね」


井上の絵に阿部は結局最後まで気づかなかった。


-完-

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