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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第五章【夜の体育館編】
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第二八談【危険】

第二八談【危険】


【11時0分-坂本家-】


坂本「今日は疲れた...」


坂本は自分の部屋で寝る準備をしていた。


坂本「特に身体に変化はない...」

坂本(心の中)「あれから怪能使ってないけど...」


坂本は少し不安を残したまま眠りについた。


【2時0分-近藤家-】


近藤「...」


近藤は自分の家で深い眠りについていた。


近藤(夢)「...?ここは...学校?」


近藤は不思議な感覚に違和感を覚えた。


近藤(夢)「これ...夢だな。明晰夢ってやつか...」


近藤は冷静に明晰夢を理解した。


近藤(夢)「明晰夢か...やりたいことなんでも出来そうな感じ...!」


近藤は好きなものを考えようとした。


花子「ねぇ。」

近藤(夢)「花子さん!?久しぶり!」

花子「早く起きて。あの子が目を覚ます。」

近藤(夢)「あの子?」


近藤は花子さんの発言に違和感を覚えた。

背景が家庭室に変わる。


近藤(夢)「ここは...?」

花子「あの子はきっと人を...」


そこで近藤の目は覚めた。


近藤「うーん...なんだったんだ?」


近藤は夢の内容を考えた。


近藤「...翼が危ない...?」


近藤は坂本の家に少し様子を見に行くことにした。


【2時10分-坂本家前-】


近藤「...」

近藤(心の中)「なんだ...?こんな時間に物音がする...」


近藤は坂本の家からする物音に違和感を覚えた。

近藤が家のチャイムを鳴らす。


近藤「...誰か出るかな...」


坂本の家のドアが開いた。


近藤「翼か?」

坂本(?)「...!お前は...!」


坂本は近藤に包丁を飛ばして攻撃を仕掛けた。

坂本は浮遊している。


近藤「危ねぇ!」


近藤は咄嗟に包丁をすり抜けで避けた。


近藤「お前...翼じゃないな?」

坂本(?)「私は家庭科室の包丁...この女の体は私のものだ...」


二人は睨み合いながら話し合いを始めた。


近藤「ふざけんな!早く翼の体から出ていけ!」

近藤(心の中)「最悪だ...体を乗っ取られてる...」

坂本(?)「それは出来ない相談だ...くそ...」


坂本は眠たそうな目を始めた。


坂本(?)「この女...いや...プールの奴のせいか...」

近藤「なんだ?」


坂本は倒れた。


近藤「!?」

坂本「イテテ...亮介...」

近藤「翼...なのか?」


近藤が警戒を解いて坂本に近づく。


坂本「...うるさい...頭の中であいつが喋ってる...」

近藤「何が何だか...とりあえず落ち着こう...」


二人は家の中に入って行った。


坂本「ごめん...」

近藤「何かわかる事はあるか?」

坂本「家庭科室の包丁の考えが頭に流れ込んでくる...」


坂本は家庭科室の包丁の考えを近藤に教えた。


近藤「なるほど...家庭科室の包丁があの時翼の中に入ってプールの霊もそれに巻き込まれて...」

坂本「プールの霊が関係して私の体の主導権をうまく奪えないみたい...」


近藤は話を聞いて考えた。


近藤「いまさっき乗っ取られたのは眠ってたから...とかか?」

坂本「どうしよう...これじゃ眠れない...」


二人は考えてあることを思いついた。


近藤「そうだ...奈緒からもらった塩は?」

坂本「ああ...あれなら今鞄の中に」

近藤「あれを持ってたら乗っ取られる事はないと思う」

坂本「そっか!」


坂本は急いで塩を取りに走った。


近藤(心の中)「体の乗っ取り...俺て似てるな...そういえば今日花子さんが夢に出てきた...」

近藤「何か繋がりがありそうだな...」


近藤は一人で分析を始めた。


【次の日-部室-】


近藤と阿部と井上と坂本が昨日の夜のことを話していた。


阿部「そんなことがあったのか...」

井上「今は落ち着いてるみたいだけど...」

坂本「でも...一つ身体に変化があって...」


坂本は深刻そうに話を始めた。


坂本「あの後から怪能が使えないの」

近藤「...!それは初耳だ」

坂本「もしかして力が無くなっちゃったのかな?」

近藤「いや...昨日乗っ取られてる時は力を使ってた...」


阿部が話を聞いて一つの仮説を立てた。


阿部「もしかして...力を使うには主導権を怪異に渡さないといけないんじゃ...」

井上「めっちゃ危険じゃん!」

坂本「そうかも...」


四人が話し合っていると人魂が井上の鞄から出てきた。


人魂「おい...坂本。お前体の主導権を取られるなよ。」

坂本「分かってるけど...なんでそんな忠告を?」

人魂「もともと家庭科室の包丁はレベル3の怪異だ。プールの霊もレベル3。もしあいつに好き放題暴れられたらただじゃすまない。」


人魂の話を聞いて全員に緊張が走る。


近藤「俺より厄介な身体になったみたいだな...」

坂本「乗っ取られてなかったら普通の人間と変わらないけどね」


坂本の新たな情報に四人は少し問題を抱えるのだった。


第二八談【危険】-完-

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