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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第五章【夜の体育館編】
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第二七談【変化】

第二七談【変化】


【体育館真ん中】


全員が一度真ん中に集まった。

井上は倒れて坂本は拘束されている。

二宮金次郎も拘束されている。


近藤「...家庭科室の包丁はあの後消えたけど...七瀬さんの仕業ですか?」

七瀬「いや...逃げられたのかもしれない...」

阿部「能力で止めてたのに...」


三人が井上達の目が覚めるのを待っていると後ろから声がした。


人魂「なんだ...気づいてないのか?」

近藤「人魂!お前居たのか!」

七瀬「...何を?」


七瀬が興味深そうに人魂に質問する。


人魂「坂本をよく見てみろ...プールの霊ともう一つ気配があるだろ」

七瀬「!?これは...家庭科の包丁の気配...」

阿部「え?なんで坂本からそんな気配が?」


まさかの事態に七瀬は驚きを隠せない様子だ。


近藤「...大丈夫なのか?」

人魂「さぁ?わからん」

阿部「...!」


4人が話し合っていると井上の目が覚めた。


井上「う...イテテ..」

近藤「奈緒!目が覚めたか!」

井上「あれ...七瀬さん!?包丁は?悟もいる!」


井上は急展開に驚いた。


近藤「話せば長くなるが...」


近藤は事の経緯を井上に話した。


井上「嘘...翼の中に怪異達が?」

近藤「可能性は高い...」


二宮金次郎が目を覚ます。


二宮金次郎「...!!」


無言で状況に驚いた。

近藤達は気づかない。


近藤「とりあえず休むか...」

阿部「もし暴れ出しても七瀬さんいるし大丈夫か...」

七瀬「いや...私の怪能は1日3回しか使えない...今日の仕事で2回...さっきで使い切ってしまった。」

近藤「ええ!?」


近藤達は頼りの綱が無くなった。


阿部「じゃあ暴れ出したらやばいか...」

近藤「九尾の怪能とか無いんですか?」

七瀬「あるが...使えば地獄で罰を受けてしまうからね...」

井上「地獄?」


七瀬の話にみんなが集中してる間に二宮金次郎はこっそり移動を始めていた。


人魂「...おい。あいつ動いてるぞ」

二宮金次郎「!?」


二宮金次郎は見つかった。


近藤「お前目覚めてたのか!」

阿部「普通に居るけどこいつもなんなんだ...」

二宮金次郎「待ってくれ...俺は何も...」

井上「それは無理があるでしょ!」

二宮金次郎「本当に知らない...門に帰らしてくれ...」

近藤「どういう事だ...?」


近藤は二宮金次郎の話を聞くことにした。


二宮金次郎「俺もわからないが...たまにここでバスケに誘われるんだ」

近藤「誰に?」

二宮金次郎「家庭科室の包丁にだ。今日もいつも通りに遊んでたら急に力が溢れ出して...抑えられなくなったんだ」


二宮金次郎の話に全員が不信感を抱いた。


七瀬「バスケットボールを操っていたという話だが...二宮金次郎は石化する怪能のはず...」

近藤「もうどういうことかわからん!」

阿部「つまり...誰かに操られていたってことか?」

二宮金次郎「そういうことだ...」

井上「誰によ!」


二宮金次郎は質問を答えられなかった。


近藤「...悪気はなかったみたいだし今回は許すよ。帰っていいよ」

二宮金次郎「本当か...?ありがとう!」

井上「いいの?結構闘ってたけど...」

近藤「俺もあいつのこと殴ったしお互い様だよ」


二宮金次郎は嬉しそうに門に帰って行った。


近藤「さて...翼をどうするか...」

七瀬「すまない...用事がそろそろ...」

阿部「忙しい中来て頂いてありがとうございます!」

井上「七瀬さん!助けて頂いたって聞きました!ありがとうございました!」

七瀬「全然いいよ。むしろすまないね...坂本の事は頼んだよ」


七瀬は申し訳なさそうに事務所に帰って行った。


近藤「最初のメンバーだな...」

阿部「まさかこんなことになるとは...」

井上「もう二時間も経ってる!?お腹が空いてるわけだ...」


3人が雑談をしていると坂本が目を覚ました。


坂本「...!」

近藤「お!起きた!」

阿部「亮介!戦えるのお前だけだから構えとけよ!」

井上「塩は一応持たせてるけど...」


坂本の第一声に全員が集中する。


坂本「...みんな...大丈夫?」

近藤「いつもの翼か...?」

坂本「何その質問...」


坂本が気を失う前の記憶を探る。


坂本「...!そうだ!プールの霊!バケツから出ちゃって!」

阿部「実は...」


阿部は坂本に事の経緯を全て話した。


坂本「うそ...本当なの?それ...私の中に怪異がって...」

人魂「本当だ...怪異達の意識は無いようだが...」

近藤「暴れ出さないし拘束解いてもいいよな」


近藤が拘束を解いた。


坂本「ありがとう...」

井上「何か体に変化は?」


坂本は体を探るように動かす。

坂本がプールの霊にかけた水が動き出した。


阿部「!?水が!」

近藤「翼がやったのか?」

坂本「え!?ええ!?」


坂本は困惑しながら水を操り始めた。


近藤「すげぇ!!」

井上「怪能使えてるじゃん!」

阿部「水操作系ってことか?」


坂本は水を操作しながら少しだけ浮遊した。


近藤「...翼...浮いてね?」

井上「怪能持ってない私の方が浮いてるわよ!」

近藤「そうじゃなくて!物理的に!」


近藤の発言を聞いて全員が坂本を見る。


坂本「え?」

阿部「本当だ!浮いてる!?」

井上「どういう事?」


まさかの事態に全員が驚いている。


人魂「水操作はプールの霊...浮遊は家庭科室の包丁の力だろう...」

近藤「人魂!お前便利だな...」

阿部「能力二つ持ちじゃん!」

坂本「えへへ...」


坂本は照れながら能力を使った。

その影響か、集中が切れた瞬間水の操作が止まり浮遊も止まった。


坂本「あれ?意外と集中力いるんだ...」

近藤「...」


偶然水が近藤にかかった。


近藤「...へっくしょい!!」

阿部「風邪ひくぞ?笑」

坂本「あ!ごめん!」


坂本が急いでハンカチで近藤を拭き始めた。


近藤「でもよかった...全員無事に済んだ...」

井上「あんたが今風邪ひきそうになってんでしょ!」


4人は笑いながら帰る用意を始めた。


近藤「翼!もしも体に変化があったら教えてくれよ!」

阿部「坂本と亮介の家近いから何かあったらすぐ亮介が行くから」

坂本「うん!ありがとう!」


4人は今日のことを話し合いながら暗闇の中帰って行った。


第二七談【変化】-完-

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