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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第五章【夜の体育館編】
27/31

第二五談【分断】

第二五談【分断】


【月曜日-放課後部室-】


井上と坂本は二人で夜の体育館の情報を検索していた。


井上「今日にでも向かっても良さそうだけど悟達遅いね」

坂本「二人とも何かあったのかな?」


二人が雑談をしていると近藤達が部室に入ってきた。


近藤「悪い遅れた!」

阿部「安達先生に雑用押し付けられて...」

井上「遅いよ二人とも!早く早く!」


井上は二人をパソコンの前に案内した。


井上「夜の体育館の情報まとめといたよ!」

阿部「おお!ありがとう!」

近藤「これはもう今日にでも向かって良いかもだな!」

坂本「みんなが良いなら今日行こうか!」


4人で話し合い今日向かってみることになった。


【6時30分 -体育館-】


近藤「腹減ったな...」

阿部「これ食べて良いぞ」


阿部はみんなにおにぎりを配った。


井上「準備良いね」

坂本「ありがとう!」

阿部「帰りが遅くなったとき用に買っといたんだ」


4人がおにぎりを食べ始める。


近藤「情報によれば7時くらいに音が聞こえてくるはずだ」

坂本「襲ってこない怪異だと良いんだけど...」

阿部「もし戦闘になってもこっちは準備万端だし大丈夫だろ!」


井上の鞄から人魂が出てくる。


人魂「お前達また怪異と戦おうとしてるのか?」

阿部「できることなら俺たちも戦いたいわけじゃねぇよ」

人魂「気をつけろ...やばくなったらすぐに逃げるんだぞ」

人魂(心の中)「まぁ高レベルの怪異はそうそう出てこないから大丈夫か...」


人魂は警告した後また井上の鞄に戻って行った。


【7時0分】


近藤「時間だ。」


4人に緊張が走る...。


【7時10分】


阿部「...出ないな」

井上「え?まさかのハズレ?」

坂本「いや、待って!」


坂本が何かに気づいてみんなに知らせてた。


近藤「!?」

阿部「なんだありゃ...」


音もなくバスケットボールが空を飛んでいた。


坂本「何かあそこに居る...」

井上「どうする?」

近藤「とりあえず俺が行ってみる」

阿部「気をつけて」

井上「私も行く!塩あるし!」


近藤と井上がバスケットボールの方向へ向かった。


阿部「がんばれ...二人とも...」

坂本「...!」


近藤と井上はバスケットボールの前まできた。


近藤「...誰かいますか?」


体育館に静寂が響いた。

次の瞬間。


井上「!?」

近藤「は?」


隠異がコートの線を囲むように出てきた。


近藤「黒い...そこまで強い怪異じゃなさそうだ。」

井上「どうする!?悟達と別行動になっちゃうけど!」

近藤「それより先にこいつをなんとかしないと行けなさそうだ」


近藤が見る方向にはバスケットボールが5個浮かんでいた。


近藤「...バスケはあんまりしたことないんだけどな...」


【隠異外】


阿部「!?なんだあれ!」

坂本「前に話で聞いた隠異じゃない?」

阿部「やばい...二人を助けにいかないと!」


阿部が隠異に攻撃を仕掛けようとしたとき。

人魂が阿部に話しかけた。


人魂「無駄だ。隠異には外からの干渉は不可能だ。」

阿部「びっくりした!居たのか!」

坂本「奈緒ちゃん鞄置いていってる!」


阿部は何もできない現状を理解して悔しそうにした。


阿部(心の中)「くそ...亮介!奈緒!」

???「あなた達...そこで何を?」

阿部&坂本「!?」


二人が急に呼ばれた方向を見るとずぶ濡れの女が居た。


阿部「...面倒なことになった...」

坂本「あれ...七不思議の一つプールの霊!?」

人魂「体育館の隣のプールから来たのか...」


3人が突然出現した霊に警戒を始めた。


プールの霊「生徒は帰る時間です...」


プールの霊は阿部達に襲いかかった。


阿部「うわっ!」


阿部は咄嗟に能力で回避した。


坂本「早く逃げないと!」

阿部「分かってる!」


二人が外に出ようとしたとき。

プールの霊が能力を発動して水を操り入口を水で塞いだ。


阿部「こいつ...水を操ってやがる...」

坂本「人魂さん!なんとかしてよ!!」

人魂「俺は特に力はないから戦えない」

坂本「そんなぁ...」


プールの霊は阿部に攻撃を仕掛けた。


【隠異中】


近藤は飛んでくるバスケットボールを引き寄せでキャッチしては投げ返すを繰り返していた。


近藤「...はぁ...はぁ...」

井上「相手の姿が見えないとここまで一方的になるなんて...」

近藤「奈緒...頼む...何か打開策を...」


近藤が耐えてる間に井上は考えていた。


井上(心の中)「どうしよう...相手が見えないんじゃ...そうだ!」


井上は塩を近藤に渡した。


井上(小声)「塩をボールに付けて!」

近藤「!!」


近藤はキャッチしたボールに塩をつけて投げた。


???「うぁ...」

近藤「ナイス奈緒!敵の見た目が少し見えてきた!」

井上「行けるよ!この調子で...」


薄くなっている敵の姿を見た二人は固まってしまった。


近藤「...この怪異だったのか...」

井上「...二宮金次郎!?」


二宮金次郎は苦しみながらも二人にボールを飛ばす構えをとった。


第二五談【分断】-完-

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