第二四談【休日】
第二四談【休日】
七瀬「話を戻すけど君たちの学校での怪異の目撃談はこんな感じだよ。」
七瀬が持ってきたパソコンをみんなに見せた。
画面には花子さんと人体模型そして夜の体育館のことが書かれている。
近藤「今まで会った怪異のことも書いてあるな」
阿部「夜の体育館は初めて見た話だな」
七瀬「あの学校での目撃談だから信憑性は高いね」
全員が七瀬にお礼を言う。
近藤「ありがとうございました!」
阿部「これで次の怪異のことも話せそうです!」
坂本「七瀬さんも来ないんですか?」
七瀬「私は仕事が忙しくてね...何かあったらこれで呼んで。」
七瀬が坂本に笛を渡した。
井上「笛?」
七瀬「それを吹けばどこにでも駆けつけるよ」
近藤「何から何までありがとうございます!」
井上「それじゃあ私たちはここら辺で帰ります!」
全員「ありがとうございました!」
近藤達4人は学校に戻ることにした。
近藤「良い人だったな!」
阿部「ああ、、、人か...??」
坂本「この笛って私が持ってて良いのかな?」
井上「持っときなよ!お守りになるし!」
坂本が大事そうに笛を胸ポケットに入れた。
人魂「あいつは昔から変わってなかった...」
近藤「そこで繋がりあるの意外だよな」
阿部「学校着いたぞ」
全員が部室に戻った。
近藤「部活動無くても部屋開けててくれる安達先生に感謝しないとだな」
井上「亮介のわがままだって聞いたけど...」
阿部「間違いではない...」
4人が七瀬からの情報をパソコンで検索し始めた。
坂本「夜の体育館は七不思議の定番ではあるよね」
阿部「誰もいないはずなのにボールの跳ねる音がする...」
近藤「幽霊がいるらしいな」
4人が検索をしていると近藤が根を上げた。
近藤「疲れた...今日の活動はここら辺にしとくか...」
井上「私も疲れた...」
阿部「そろそろ能力使えるかな...」
近藤「テケテケの力の反動で怪能しばらく使えなくなるってやっぱかなり痛いよな」
坂本「そんなのあるんだ」
4人で雑談をしていると下校の時間になった。
近藤「帰るか...明日は土曜日だ!」
阿部「久々の休みだな」
坂本「明日みんなでどこか出掛けない?」
坂本の発言にみんなが予定を思い出す。
井上「私明日は用事...」
近藤「俺も明日はダメだ...」
阿部「なら日曜はみんな行けるか?」
近藤&井上「日曜なら...」
坂本「じゃあ日曜日遊びに行こー!」
坂本の勢いに負けて日曜日にみんなで遊びに出かけることになった
【七不思議研究委員会】
七瀬が一人で作業を行なっていた。
七瀬「...人魂か...懐かしいやつに会った...」
七瀬は一人黙々と作業にまた向かった。
【日曜日】
少し早く着いた近藤が一人で嘆いていた。
近藤「遊びってまさかのカラオケかよ!!もっと運動系かと思った...」
近藤の発言に後ろから阿部が話しかける。
阿部「そういうな亮介...カラオケだってかなりカロリーを消費するんだぜ...」
井上「そうだよ!亮介!カラオケ舐めたらダメだよ!」
近藤「お前ら当たり前のように二人で来るよな...」
坂本も合流してみんなでカラオケ屋に入って行った。
近藤「こうなったら歌いまくってやるぜ!!」
坂本「なんか気合い入ってるね」
阿部「あいつ休みの日は運動ばっかだから」
井上「運動バカ」
近藤は周りの声も聞かずに歌い始めた。
【ニ時間後】
近藤「ーー!」
阿部「みんな普通に歌える感じなんだな」
井上「亮介と悟はめっちゃ下手な気がしてたのに」
近藤「意外と歌もできるんだな俺たち実は」
阿部「当たり前だ」
近藤と阿部は調子に乗っていた。
坂本「そろそろ帰ろっか」
阿部「そうだな。」
井上「楽しかったー!」
近藤「意外と運動にもなるな」
4人が店を出て帰ろうとする。
そこに一人見覚えのある人物が通りかかった。
近藤「あれ?七瀬さん!?」
七瀬「ん?君たち!奇遇だね...」
阿部「お仕事の最中ですか?」
七瀬「実は今怪異に逃げられててね...」
七瀬の話を聞いた。
井上「そういうことならお手伝いしますよ!」
近藤「俺と悟に任してください!」
七瀬「本当かい!助かるよ!」
阿部は能力を構えた。
阿部の見た目が少し変わり緑のオーラが出てくる。
阿部の上に近藤が乗る。
近藤「さっさと捕まえてきますね!猫又!」
七瀬「頼んだ!猫又はあっちの方角に向かった!」
阿部「任しといてください」
阿部は能力を使って七瀬の指差す方向へ走り出した。
近藤「黒い尻尾が割れてる猫...」
阿部「あれじゃないか?」
阿部が走りながら猫又を発見する。
阿部に乗りながら近藤は能力を構える。
近藤「最近鍛えたんだよ!引き寄せで引き寄せれる物を増やすために!」
阿部「もう少し近づけば行けるか?」
近藤「ここからでも!」
近藤が猫又に向かって引き寄せを発動する。
猫又は上手く建物の間を通って逃げた。
近藤「ああ惜しい!!」
阿部「あんなに狭いところじゃ追えないな」
近藤「すり抜けで走り抜けてくる!」
阿部「俺は先回りする!」
二人で猫又を追いかける。
近藤が一足先に猫又を発見した。
近藤「逃げるな!猫又!!」
猫又にまた引き寄せを使ったがまたしても外れてしまった。
近藤「建物を挟まれるとコントロールが...」
猫又が引き寄せを避けた奥に阿部が待ち構えていた。
阿部「捕まえた!!」
阿部は猫又をとらえた。
近藤「ナイス!とりあえず七瀬さんの所に戻るか」
猫又「にゃぁ~ん...」
阿部「ただの猫みたいなのに人を襲うって本当か...」
近藤「一応怪異だしな...早く行こう。」
二人が七瀬のところに戻る。
七瀬「本当に捕まえてきてくれたんだね。ありがとう」
阿部「どういたしまして」
近藤「猫又はどうなるんですか?」
七瀬「どうもしないよ?話し合うだけさ、お互いが生きやすいように」
話を聞いて近藤達が安心する。
井上「にしてもお手柄じゃない!私達の出番無しよ」
坂本「二人ですぐに走り出しちゃうから着いていけなかった...」
井上と坂本が悔しそうにし始めた。
近藤「ごめんって!時間も遅いし早く帰ろう!」
阿部「じゃあまた!こっちが困ったときは助けてくださいね!」
七瀬「ああ。ありがとう」
全員が無事に家に帰った。
【近藤家】
近藤「...疲れた」
近藤がベッドに寝転がりながら考えていた。
近藤(心の中)「そろそろ次の怪異だよな...」
近藤は前回のテケテケ戦を思い出していた。
近藤「...大丈夫...だよな...」
近藤は少し不安そうに眠りについた。
第二四談【休日】-完-




