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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第四章【テケテケ編】
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第二二話【予想外】

第二二談【予想外】


校門の前で三人とテケテケは見つめ合っていた。

テケテケは阿部を注意深く覗き込んでいる。


近藤&阿部&井上「......」

近藤(心の中)「あいつ...ボロボロだ...暗くてよく見えてなかったけどこれなら...!でも...」

阿部(心の中)「やばい...動けない...」

井上(心の中)「...!」


近藤は呪いの反動で疲れ切っていて阿部は腕を欠損している。


近藤(心の中)「こうなると奈緒の塩でやるしか...」


近藤が考えるより先に井上は塩を構えていた。


井上「テケテケ!そんなボロボロで私たちに勝てると思ってるの!?」

テケテケ「...」


テケテケは井上の事を見えてないかのように無視した。


近藤「...?」

井上「ちょっと!!聞こえてるの!?」


近藤があることに気がつく。


近藤「...悟?」


阿部が全く動かず静止している。


阿部(心の中)「体が...動かせない...なんだ...この声...テケテケ?」

井上「ちょっと!しっかりして悟!」


阿部は井上の言葉にぴくりとも反応しなかった。


阿部(心の中)「テケテケが何か言ってる...でも聞こえない...なんだ...?」


阿部が集中して聞き始める。


阿部(心の中)「...せ...よ...??」


その瞬間阿部の中にはっきりと言葉が聞こえてくる。


テケテケ(阿部の心の中に)「《《よこせ!!》》」


阿部がその言葉を聞いた瞬間テケテケがゆっくりと消えていく。


近藤「!これって人体模型の時と同じ!」

井上「勝手に成仏したってこと?」


井上の鞄から人魂が入った人形が話す。


人魂(人形)「正確には成仏寸前で無理やり現世に残ってたな...」

近藤「...?」

阿部「う...ああ...!!」


阿部が急に動いて苦しみ出す。


井上「悟!?」

近藤「大丈夫か!?どうした!!」

阿部「く...うう...!!」


阿部の雰囲気が変わる...。

全身から緑のオーラが出てくる。




近藤「なんだ...?テケテケの仕業か!?」

人魂(人形)「こいつ...嘘だろ...」

井上「何かわかったの!?」


近藤と井上が焦っている横で人魂が説明する。


阿部「...」

人魂(人形)「こいつの中にテケテケの力が混ざった」

近藤&井上「...え?」


予想外の答えに二人が疑問を抱く。


近藤「でもこんなに苦しんで...」

人魂(人形)「力が強すぎるんだ。暴走したらやばい。」

井上「じゃあこれの出番だね...!」


井上が阿部に塩を持たせる。

阿部から少しずつオーラが消える。


阿部「...あっぶねぇ!助かった!!」

近藤「悟!大丈夫なのか?」


阿部が体を探るように動きながら話す。


阿部「...ああ。大丈夫みたいだ」

人魂(人形)「とりあえずは、だけどな。」

井上「塩がなかったらどうなってたかわからないんだからね!」


二人の発言に阿部が考える。


阿部「ああ...わかったよ。」

近藤「とりあえず帰ろう。もうくたくただ」


近藤の発言にみんな賛成して帰ることになった。

帰宅中。


人魂(人形)「見た感じでだが...阿部の中にテケテケの力が入って人体模型の力と混ざったように見える」

近藤「さっきも混ざったって言ってたけど要するにどうなるんだ?」


三人が興味深そうに人魂を見つめる


人魂(人形)「前例がないからなんとも言えないが...テケテケはレベル4の怪異だからとにかくとてつもない力ではあるだろう」

井上「人体模型でレベル2だからめちゃくちゃレベルアップじゃん!」

阿部「人体模型の力でさえ掴みかけなのにテケテケの力って...」


阿部は少し嬉しいようなしんどいような表情を見せた。


-各自帰宅後-

【井上家】


井上「...やっぱうちだよね...」

人魂「ああ...悪いな」

井上「別にいいよ、でも人魂の状態でリラックスされるとちょっと変な感じ」

人魂「こっちの方が慣れてるから楽なんだ」


人魂は井上の家に住むことになった。


井上「ね!名前付けてあげよっか!」

人魂「...まずは聞こうか」

井上「え!いいの!?」


予想外の返答に井上が喜ぶ。


人魂「早くしろ」

井上「じゃあ、、、霊火(れいか)

人魂「...いいだろう」

井上「じゃあ決定ね!よろしく!霊火」

霊火「...よろしく」


【次の日-部室-】


近藤と阿部が二人で話し合いをしている


阿部「テケテケの力を今朝試してみたらやばかった今までの比じゃないスピードが出た」

近藤「それ反動は大丈夫だったのか?」

阿部「テケテケの力を使う時全身から力が溢れてきてぶつかっても痛みはあるけど怪我はしなかった」


阿部の話を聞いて近藤が考える。


近藤「なるほど...」

阿部「あと使った後少しの間痛みで動けなかった」

近藤「すごいよお前、もう塩なしで調整できるなんて...」

阿部「お前の呪いと違って俺のは力だから扱いやすいんだよ、きっと」


二人が話し合っていると来客があった。


近藤「誰か来たみたいだ」

阿部「奈緒か?」

近藤「今開けますー!」


近藤がドアを開けると入ってきたのは坂本だった。


坂本「お久しぶりです...」


予想外の客に二人は唖然とするのだった。


第二二話【予想外】-完-

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