第二十談【咄嗟の判断】
第二十談【咄嗟の判断】
テケテケ「足を...よこせ!!!」
テケテケが扉からとてつもないスピードで襲いかかる。
阿部「瞬撃!!!」
阿部がテケテケに突進する。
近藤「悟!!!」
阿部が突進した方向を見ると阿部は弾き飛ばされていた。
テケテケ「遅い...足を...」
テケテケが阿部の足をちぎろうとする。
近藤「やばい!あいつ悟の足を!!」
井上「くらえ!!」
井上がリュックから取り出した塩を投げつける。
テケテケは足に気を引かれていて塩を避けそびれた。
テケテケ「あああああ!!!!」
テケテケが苦しみ出す。
人魂(人形)「急いで阿部を連れて逃げろ!!」
近藤「わかった!!」
近藤が阿部の意識を確認しながら考える。
近藤「悟!大丈夫か!おい!!」
近藤(心の中)「くそ!どうする...このままじゃ全員...」
阿部「大...丈夫...」
阿部が意識を取り戻す。
近藤「よし!立てるか?」
阿部「亮介...窓の外見ろ...」
近藤「何で今外なんか」
近藤が文句を言いながら見るとあることに気づく。
近藤「...範囲が広い」
阿部「そうだ...とりあえず外に逃げよう」
阿部が何とか立ち上がる。
井上「二人とも!!早く!!」
人魂(人形)「急げ!!!」
近藤と阿部が急いで廊下に出ようとする。
近藤「...!うっ!」
阿部「亮介!!」
テケテケが近藤の足を引っ張った。
テケテケ「足を...よこせ!!!」
井上「亮介!!!」
近藤がテケテケに引っ張られる。
近藤(心の中)「ああ...ダメだ。ここで止まればみんな殺される...」
近藤は覚悟を決めてテケテケに自分の持っている塩を少し掛ける。
テケテケ「ああああ!!!」
テケテケの手は緩んだが離さない。
近藤「みんな!!逃げろ!!!こいつは俺がなんとかする!!」
阿部「何言ってんだ!!」
井上「塩ないとあんた呪いが...!!」
近藤がテケテケを引っ張り窓を割って外に飛び出る。
近藤「絶対生きて帰る!!!」
近藤が下に落ちていく。
阿部「あいつ...ダメだ勝てるわけない!急いで向かうぞ!!」
人魂(人形)「待て。井上お前その塩どこで手に入れた。」
阿部「今はそれどころじゃ」
人魂が無言で阿部を見つめる。
阿部「...」
井上「実は...」
場面は変わり近藤はテケテケとグラウンドで睨み合っていた。
近藤(心の中)「テケテケを下に轢いて落下したからダメージが大きいはず...」
近藤の視界が揺らぐ。
近藤(心の中)「これは...急がないとダメだな」
近藤が前に手を出す。
近藤(心の中)「大丈夫...相手は体が半分...つまり普通よりも軽い...練習の成果を今!!」
近藤「そんな離れてないでこっちこいよ!レベル4!!!」
テケテケ「...!!」
テケテケが近藤に引き寄せられる。
近藤「おら!!」
近藤が引き寄せの勢いを利用してテケテケを殴る。
近藤「絶対みんなで生きて帰る!!」
場面は変わり阿部と井上と人魂は校門に向かって走っていた。
人魂(人形)「その塩を使えばあいつを隠異の外に出せるかもしれない。」
阿部「俺は亮介の所に向かう!合図はスマホに頼む!」
井上「いや電波繋がらない!大声とか出すから気付いてね!」
阿部が忘れていたという表情をしながら答える。
阿部「わかった!!」
阿部がグラウンドに向かう。
井上「校門に設置すれば良いんだよね!」
人魂(人形)「ただ設置すれば良いわけじゃない。決まった形...方陣を作れば良い。」
井上「私知らないから頼んだよ!!」
人魂がリュックにぶら下りながら答える。
人魂(人形)「触れるわけないだろ。俺は怪異だ」
井上か忘れていたという表情になる。
人魂(人形)(心の中)「こいつら似てるな...」
場面は変わり近藤はテケテケと戦っていた。
近藤「...」
近藤(心の中)「最初の一撃以外目立った攻撃が出来ていない...呪いを抑えるだけでしんどいのに...」
テケテケが近藤に突進する。
近藤「あぶね!」
近藤がすり抜けを利用して避ける。
近藤(心の中)「生物はすり抜けれないが怪異は行けて助かった。これで時間を稼げるが決定打が...」
テケテケがまた突進する。
近藤「だから当たらないっての!!」
近藤がテケテケを煽っていると近藤が苦しみ出す。
近藤「......!!!!こいつ!!!!」
テケテケ「これ...大事な物...??」
テケテケは近藤のポケットから塩を盗んでいた。
近藤「...器用...だな...」
近藤が白目になる。
テケテケ「...!!!」
テケテケは近藤の変化に驚きを隠せずにいた。
近藤(?)「...」
近藤は引き寄せでテケテケをボコボコにした。
テケテケ「...!!!」
テケテケは反撃をしたが全てすり抜ける。
阿部「亮介!!無事か!!」
阿部がようやく着いて亮介を探す。
阿部「亮...介...?」
阿部が見つけたのは全身から紫色のオーラを出して白目をむいている近藤だった。
阿部(心の中)「亮介が暴走してる?呪いを抑えれてない...つまり今の亮介は...レベル5...」
近藤は水を利用してテケテケを溺死させようとしていた。
阿部「......最悪ってやつだな...」
第二十談【咄嗟の判断】-完-




