第十八談【解決...?】
第十八談【解決...?】
【20時10分-保健室-】
四人が作戦の実行に移りだす。
近藤「じゃあ行ってくる。」
作戦内容
近藤がすり抜けと引き付けで一人でベートーヴェンを翻弄する。
そこでバレないように阿部がスタンバイしてベートーヴェンに突進する。
坂本「正直二人の実力次第だけど、、、。」
阿部「任しとけ。俺はこの中じゃ火力は一番だ。」
坂本「だからこそ相手もそれを警戒するだろうからバレずにスタンバイして来てね」
井上「気をつけて!頑張って!」
近藤が保健室を出る。
【20時12分】
近藤の引き寄せで井上の塩が少し動く。
合図だ。
井上「来たよ!」
阿部「わかった。」
阿部は保健室を出た。
阿部(心の中)「やっぱりバレずに行けるとしたらここだよなぁ、、、」
【20時11分-音楽室前-】
近藤(心の中)「行くぞ...!」
近藤が音楽室のドアを思い切り開ける。
近藤「おい!ベートーヴェン!」
ベートーヴェンは演奏を止め近藤を見る。
近藤はその瞬間阿部の元に走り出した。
ベートーヴェンは追いかける。
ベートーヴェン「なんだ...お前から来たのに逃げるのか...」
近藤「...!」
ベートーヴェンは音波の攻撃を飛ばして近藤に攻撃をする。
近藤「いっった!!」
近藤の耳に負担がかかる。
ベートーヴェンは思い切り溜めを始めた。
何か大きなことをするつもりだ。
ベートーヴェン「限響騒聴」
学校中に響くほどの巨大な音が流れる。
近藤は近くで当たってしまった。
近藤「......」
近藤(心の中)「あ...ダメだこれ...意識が...」
近藤は意識がなくなりそうになりつつすり抜けを使用して下の階に逃げた。
ベートーヴェン「妙な力を...」
ベートーヴェンが階段から下に向かう。
近藤(心の中)「意識がなくなる前に...!」
近藤は近くの教室にすり抜けで入り意識が飛んだ。
近藤の血の跡を見てベートーヴェンは近藤の位置を理解する。
ベートーヴェン「まずは一人目」
ベートーヴェンがドアを開けようとしたその瞬間。
部屋の中の誰かの足が光る。
阿部「瞬撃!」
阿部はドアに向かって現在のトップスピードで突撃した。
ベートーヴェンにドア越しに当たる。
ベートーヴェン「ぐっ...!速...!」
ベートーヴェンは常に阿部を警戒していた。
それを反応させないほどの速度。
そして火力。
ベートーヴェン「...生きてる...人間...如きに...!」
ベートーヴェンは痛そうに苦しみながら消えていった。
教室の中には意識が飛んだ近藤。
廊下には能力の反動で足が紫色に腫れた阿部が倒れていた...。
【20時20分-保健室-】
井上と坂本が二人でベットに横たわる阿部を見つめる。
井上「無茶しすぎだよ...」
坂本「でもベートーヴェンは倒せたんだよね」
近藤は先に目を覚まして耳を冷やしていた。
近藤がゆっくり話し出した。
近藤「ああ。倒した。閉じ込められていたやつも消えてた。」
近藤は少し言いづらそうに話し出した。
近藤「...もうやめよう」
井上「......」
近藤「これ以上は命にも関わる。俺たちはもう七不思議と関わるのはやめよう。」
近藤の言葉を聞いて井上は阿部を見つめだす。
井上「悟と亮介がこんなにならないと出来ないならそうするしかないよね...」
重い空気の中坂本が話しだす。
坂本「話を聞いて苦しんでる怪異がいるのは分かったけど、ただ人を襲う怪異もいるんだよね」
坂本に近藤の視線がいく。
坂本「それって被害が出ることだし誰かが解決しないと危ないんじゃないの?」
井上「だから私達はもう関わらないって話でしょ?」
阿部が目を覚まして坂本の言葉に反応する。
阿部「...怪異の力がある俺達が何もしないのは、俺的には無責任に感じるな」
井上「でもこれを続けたら...」
近藤「...」
話が終わらないままその日は解散になった。
阿部の怪我は酷いものだが骨は大丈夫だったので井上の肩を借りて帰っていった。
【22時30分-近藤家-】
近藤「悟いつの間にか必殺技作ってたなー。俺も何か作りたいな」
スマホを見る手を止めて天井を見上げる。
近藤「...やっぱり命に関わるならやめといた方が良いよな」
???「それは無理だな」
近藤の部屋の人形が動き出す。
近藤「!?誰だ!」
???「お前達はもう怪異から逃げられない...」
近藤が警戒を続けていると人形は動かなくなっていた。
近藤「...?何だったんだ...?」
第十八談【解決...?】-完-




