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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第三章【音楽室のピアノ編】
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第十七談【行動開始】

第十七談【行動開始】


【19時45分-保健室前-】


近藤が保健室を出てからここからの三年一組への最短ルートを考えていた。


近藤(心の中)「ここは一階の保健室。三階のクラスに行くまでに二階の音楽室が見える事になるな、、、」


近藤は少し怖気付いたが行く事にした。

いざとなれば彼にはすり抜けという能力もある。


【19時46分-階段-】


近藤(心の中)「そろそろ二階だな。」


近藤が階段から音楽室の前を見ると特に何もいなかった。

だが音楽室の扉が開いていた。


近藤(心の中)「バレたら攻撃されるから静かにしないと」


近藤が何事もなく静かに三階に向かった。


【19時47分-三年一組-】


忍び足でも意外にすぐ来れた。

近藤は三年一組の扉に手を掛ける。


近藤(心の中)「これって開けた瞬間攻撃が来るとかないよな、、、?」


近藤が体を隠しながら扉を開ける。

...攻撃は来なかった。

だが中からは誰かの怯えてる声が聞こえてくる。

近藤はゆっくり中に入る。


近藤「翼!?」

坂本「やっと来たぁ」


坂本は涙を流しながら再会を喜んだ。

だが近藤は突然の登場にただ驚いていた。


近藤「...!?さっきの放送も翼か?」

坂本「うん。忘れ物に気づいて取りに学校に来たら外が暗くなって下からすごいピアノの音聞こえて、、、」


坂本が泣くのを止めようとしながら話す。


坂本「外も出れなそうだしこんなのおかしいと思って一組の隣の放送室でみんなを呼んだの。」


坂本が泣き止む。


坂本「だってみんな音楽室のピアノについて調べてたし。居るかもしれないって思って」


近藤が話を聞いて理解して慰める。


近藤「よく一人で頑張ったな。すごい。そして翼の予想通りあれはベートーヴェンだった。」

坂本「ベートーヴェン......」


近藤はハンカチを坂本に渡して話を続ける。


近藤「とりあえずみんなのいる所に行こう」

坂本「みんなもいるの?」

近藤「ああ。保健室に避難してる」

坂本「...保健室ってことはニ階を通るの!?危ないよ!」


坂本の言葉に近藤が話す。


近藤「いや、俺はここまで保健室から来たがバレなかったしいけると思う」


近藤の言葉に坂本が少し安心する。


坂本「じゃあすぐにでも...」


坂本が発言を止めて固まる。


近藤「どうした?」


近藤が坂本の見ている方を見ると入り口にベートーヴェンが立っていた。


近藤(心の中)「ベートーヴェン!?どうしてここに!?後をつけられたのか?」


近藤は少し考えた後ベートーヴェンに向かって坂本のシャーペンを飛ばした。

目に当たったことでベートーヴェンは苦しんでいるようだ。


近藤「急げ!逃げるぞ!」


近藤が坂本の手を引いて走り出す。

坂本の過呼吸になる程怯えていた。


近藤「しっかりしろ!」


近藤が坂本を連れて逃げようとしたがベートーヴェンは追いかけていた。

階段から保健室に逃げようと考えていた近藤だがこのまま戻ればみんなの位置がバレる。


近藤「......これどうしよっかな、、、」


近藤はとりあえず四階に逃げた。

ベートーヴェンは階段を登ってついてくる。


坂本「なにあれ!?しかもさっきシャーペンが手すり抜けてなかった!?」


坂本が少し落ち着いてから動揺している。


近藤「落ち着け!後で話すから!」


近藤はベートーヴェンにシャーペンや消しゴムを飛ばした。

だがベートーヴェンは避けようともしなかった。

攻撃が弱いからだ。


坂本「全然効いてないよ!」

近藤「とにかく走れ!」


二人の体力が切れそうになりながらも別の階段から保健室に向かう事に成功する。


近藤「巻いたか、、、?」

坂本「早く入ろ!」


二人が保健室に入る。


井上「え!?なんで翼がここに!?」

近藤「説明は後だ。全員息潜めろ。バレる。」


近藤の言葉に全員が息をころす。

、、、、、、、、、、。

しばらくすると廊下から走る足音が聞こえてきた。

保健室の前を通って行き階段を登っていく。

、、、、、、、、、、。


近藤「巻いたみたいだな。」

坂本「ほんと、何が起きてるの?」


坂本をこれ以上動揺させないため坂本をベットに寝かせた。近くには井上がいる。


近藤「...放送の主は翼だった」

阿部「これじゃ振り出しに戻っただけか、、、」

近藤「どうする?言い方は悪いが守る対象が増えちまったぞ。」


阿部と近藤が二人で考える。

阿部がふと時間を見る。


【20時1分】


怪異出現から一時間を切っていた。


阿部「外は、、、まだこのままか。」

近藤「一時間で元通りとかは無いか、、、」


二人が考え込み始める。


【20時10分】


話を聞いた坂本が出てくる。


坂本「奈緒ちゃんに全部聞いた。能力の事も、、、。本当に怪異っているんだね。まぁ見ちゃったから信じるけど。」

近藤「...ああ。全部本当のことだ。」


三人は翼に隠すことを諦めた。


坂本「阿部さんと亮介の能力があればあいつを倒せるかもしれない策があるんだけど、、、。」


当てがない近藤と阿部は坂本の作戦を聞く事にした。

、、、、、、、。


阿部「...それならもしかしたら!」

近藤「たしかに。それなら行けるかも!」


坂本の作戦に二人は乗る事にした。


井上「凄い、、!よく思いついたね!」

坂本「こういうの考えるの得意なんだ!」

近藤「翼のおかげで出れるかもだな!」

阿部「後、俺のことは下の名前で構わないぞ」


四人は作戦の用意を始めた。

この戦いに終止符を打つために。


第十七談【行動開始】-完-

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