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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第三章【音楽室のピアノ編】
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第十五談【絶望】

第十五談【絶望】


【放課後-パソコン部-】


近藤と阿部が話していると井上が後ろに誰かを連れて遅れてやってくる。


井上「亮介、、、。ちょっと相談があるんだけど」

近藤「どうした?」

坂本「七不思議について調べるの私も手伝って良いかな?」


近藤と阿部が、井上の後ろから現れた坂本にびっくりするととも坂本の発言に反応する。


近藤&阿部「え?」

井上「実は情報を聞こうと話をしたら一緒にやりたいって、、、。」

近藤「別に良いんじゃ無いか?」

阿部(小声)「亮介。でも力の事とかあるし、、、」

近藤(小声)「でも決行の時に連れて行かなきゃ良いだけじゃん」


阿部は近藤の発言に従うことにした。


井上「良いの?」

近藤「ああ!大歓迎だ」

坂本「ありがとう!」


井上と坂本が二人で少し離れた席に座り話に行った。


近藤「急に来たな笑」

阿部「なぁ亮介。坂本って人知ってるのか?」

近藤「二年の時同じクラスだったんだ。真面目な子だし実際は霊とか信じてないんじゃ無いか?」


近藤と阿部が突然のメンバーに少し頭を抱えているのも知らず井上は呑気に坂本との話を楽しんでいた。


井上「今まで女子一人だったしなんか嬉しい!」

坂本「それより、怪異のこと調べないと!」

井上「真面目だなぁ。」


井上と坂本がパソコンに向かって検索を始めた。


【水曜日】

【19時-音楽室-】


ついに決行の日が来た。

近藤と阿部と井上が机の下に隠れていた。


近藤(小声)「ついに対面か、、、」

阿部(小声)「調べまくったおかげで時間帯とかもわかって良かった」

井上(小声)「翼に内緒で来ちゃって仕方ないとは言え複雑、、、」


三人が話しているとピアノの音色が聞こえ出す。


阿部(小声)「来た!」


全員が構えて机から出ようとした。

その瞬間。

ピアノから攻撃が飛んでくる。

キィィィィィィン!!!

三人が耳を押さえる。


近藤「うるせぇぇぇええ!!」

阿部「っっっ!」

井上「キャァァァ!」


阿部が外を見ると夏の19時とは思えない漆黒だった。


阿部「なんだこれ、、」


阿部が一人違和感を覚えていると近藤が動く。


近藤「これピアノからだよな。ピアノに攻撃してみる!」


暗くてよく見えないがピアノの位置は分かっていた。

近藤が前に覚えた技を使おうとしたが耳から手を離すと頭が割れそうになる。


近藤「っっっ!クソ!」


近藤が動けないことを知ると阿部が動く。


阿部「俺が突進する!その隙に2人は廊下に逃げろ!こいつはダメだ!危険すぎる!」


阿部が耳を押さえながら全速力でピアノに突進する。

バァァァァン!!!

爆音が起きた次の瞬間。

ピアノの音は止まった。


近藤「あぶねえ。意識飛びそうだった、、、」

井上「悟!大丈夫!?」


井上が阿部の方に走ると阿部はピアノに突進してピアノは真っ二つになっていた。

阿部の腕は青くなっていた。


井上「腕を前に出して突進したんだ、、、!」


井上がすぐに保健室に連れて行こうと阿部を持ち上げようとする。

それを近藤が代わり運ぼうとしていると誰かが話しかけてきた。


???「...待て」


二人が後ろを振り向くとベートーヴェンがこちらを鬼のような表情で睨んでいた。


ベートーヴェン「よくも私のピアノを壊したなぁぁぁ!!!」


ベートーヴェンが二人に襲いかかる。

井上が咄嗟に持ってきていた塩を投げる。

花子さんの時とは違い限りがあるからか量は少ない。

ベートーヴェンが苦しんでいる間に二人は急いで保健室に向かった。


【9時10分-保健室-】

井上が氷で阿部の腕を冷やす。

阿部は意識が朦朧としてるようだ。


近藤「あいつ今までに比べてレベル違うぞ!」

井上「早く逃げないとやばいね」

阿部「...いや...外...見ろ」


近藤と井上が阿部の言葉を聞いて外を見る。


近藤「なんだ、、、これ」


近藤と井上が外を見ると第一校舎が黒い何かに囲まれていることに気づく。


井上「もしかして、、、閉じ込められた!?」

近藤「これ...かなりやばいぞ!?」


そのタイミングで上の階の音楽室から音色が聞こえる。

三人はこの謎の状況に絶望するのだった。


第十五談【絶望】-完-

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