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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第二章【走る人体模型編】
13/31

第十二談【問題の解決】

第十ニ談【問題の解決】


近藤と阿部がパソコン室で話している。


近藤「顧問が凄い人だったとは、、、。」

阿部「正直そうは見えないよな」


二人が話していると井上が走って部室に入ってきた。


近藤「どうした?慌てて」

井上「やばいよ!先生に人体模型の話をしたら人体模型の自我が消えかけてるって!」


井上の発言に二人が真剣な顔になる。

近藤「本当か?」

井上「先生が言うには人体模型みたいに自分の未練がわかった状態だと長い間自我を保つのは難しいらしい」


近藤が話を聞いて井上に質問する。


近藤「どれぐらいなら持ちそうなんだ?」

井上「人体模型が自我を持ってから結構だったし後2日持つかどうかぐらい、、、」

阿部「やばいじゃねぇか!自我が無くなる前に成仏させてやらないと」


三人は考えていると近藤があることを思い出す。

前に却下された作戦だ。


近藤「前俺が出した作戦を使うのはどうだ?」

井上「私も反対だったけど今は話が違うよね」


阿部が少し考えてから話す。


阿部「...いや待てよ?今なら人体模型を持ち運べないか?」

近藤&井上「え?」


不思議そうに声を出した二人に阿部が話を続ける。


阿部「理科室に入るのは安達先生ぐらいだし事情を知ってる安達先生なら隠してくれるんじゃないか?」

近藤「確かに!そうとなれば安達先生の所に行こう!」


【理科室】


近藤がドアを開けた。

その後ろに二人が立っている。


近藤「安達先生。少し話いいですか?」


安達先生はめんどくさそうに答えた。


安達先生「理科の授業のわからない所を聞きに来たって訳じゃなさそうだね」


安達先生に事情を話すと先生はまたもやめんどくさそうに答えた。


安達先生「別に良いよ。他の先生にはバレない様にな。」

近藤(心の中)「相変わらずこの先生は理科にしかやる気が見えないな、、、。」


近藤が呆れていると阿部が話しだす。


阿部「持ち出すのは先生がやらないと不自然です。」


安達先生は考えて答えた。


安達先生「...分かったよ。直ぐに裏口に持って行くから待っておけ」

近藤「分かりました!」


阿部は走り出しながらみんなに伝える。


阿部「家から人力車持ってくる」


近藤と井上はそれを見ながら話した。


近藤「ほんと、無駄のないやつだな。昔からああなのか?」

井上「そうだね。悟は真面目だから。」


【裏口】

安達先生が人体模型を運んできて置いて行く。


安達先生「後は好きにしろ。私は理科の準備に戻る」

近藤&井上「ありがとうございましたー!」


【数分後】

阿部が人力車を持って登場する。


阿部「普通に考えたんだが。人力車で人体模型を運ぶ中学生三人怪しすぎるよな笑」

近藤「たしかにな笑」


人力車に人体模型を乗せてその上に隠すように毛布を敷き近藤と阿部で交代しながら海へ向かう。


近藤「こっから海だと電車で一時間なのにこれってどんだけかかるんだ?」

阿部「今の時刻が5時半で人体模型が動き出すのは10時半...」

井上「ていうか帰る時はどうするの?」


近藤と阿部は考えていなかった。


近藤&阿部「あ」

井上「考えてなかったの?」

阿部「お前もだろ」

近藤「どうする?」


三人が歩きながら考えていると阿部が一つ思い付いた。


阿部「俺の知り合いの家が近いから泊めてもらおう」

近藤「明日が土曜日でよかった」

井上(心の中)「人力車持ってる家ってことは結構古いんじゃ、、、」


三人が考えながら歩いて行く


【9時】


近藤「やっとついたぁ~」

阿部「途中に一本道があってよかった。能力で加速できた。」

近藤「正直能力がなかったらもっと遅かったかもな」


二人がついたことの喜びとここまでの話をしていると井上が時間を見る。


井上「能力のおかげで時間あるし先に悟の知り合いの家に行く?」

阿部「そうだな。事情も説明しなきゃだし」


三人が話をまとめると岩陰に人体模型を隠すように置いて人力車を押しながら阿部の知り合いの所に向かった。


【9時20分】

阿部の知り合いの家に着いた。

そこは普通の一軒家だった。


井上「全然古くない普通の家だ。」

阿部「人力車の会社もやってるだけで普通の家だぞ」


阿部がチャイムを鳴らすと家の人が出てきた。


阿部の叔父「はーい!悟!よく来たなぁ!」

阿部「こんばんは。叔父さん。」

阿部の叔父「昼の電話で来ることは聞いてたけど何か用事か?」

阿部「本当は人力車を返すだけのつもりだったんだけど時間がかかっちゃって。今晩だけ泊めてくれない?」


阿部の叔父は三人を見てから笑顔で答えた。


阿部の叔父「全然いいよ!後ろのお二人さんも家に連絡はしたのかい?」

近藤&井上「まだです」

阿部の叔父「じゃあ電話貸してあげるよ。とりあえずあがりな。」


阿部の叔父の言葉に甘えて三人は家に入り家に電話とご飯を食べさせてもらった。


近藤「白米が体に染みる、、!」

阿部「運動の後のご飯ってうますぎだろ」


三人がご飯を食べ終わり海に行くことにした。


【10時-叔父の家-】


阿部の叔父「どこか行くのか?」

阿部「ちょっと夜風に当たってくる」


阿部がそう叔父に伝えて海に三人で向かった。


【10時半-海-】

岩陰の人体模型を三人で動かして岩に座らせる。

人体模型が静かに動き出す。

人体模型は突然の海にとても驚いている様子だった。


人体模型「君たちは、本当にやってのけたんだな......」


第十二談【問題の解決】-完-

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