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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第二章【走る人体模型編】
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第十談【それぞれの考え】

第十談【それぞれの考え】


安達先生の所から部室に移動した井上が部室に入ると近藤と阿部が話をしていた。


井上「何話してるのー?」

阿部「奈緒か。今、そろそろ人体模型を運べるかもって話してたんだ」

井上「本当!?。コントロール出来るようになったの?」

近藤「軽くだから角を曲がる時とかが難しいらしい」


井上が強めに話す。


井上「じゃあ危ないじゃん!」

近藤「そこをカバーできる奴がいるだろ」


近藤がドヤ顔で井上を見る。


近藤「俺の引き寄せを使って軌道を調整すれば良い!」

井上「でもそんなに重いものを動かすのって無理なんじゃ?」

近藤「塩をなくして自我が奪われそうになる代わりに力が増してる状態ならできるはずだ。」


井上はびっくりして阿部は心配しながら近藤を見る。


井上「それってめちゃくちゃ危ないじゃん!」

近藤「大丈夫。ちゃんと策はある。」

井上「策?」

近藤「まず悟が人力車をつけて走る。そこに俺と井上と人体模型が乗る。」


阿部が話を繋げるように話す。


阿部「人力車は俺の知り合いが貸してくれる。」

近藤「コントロールは俺から塩を離して、花子さんの力を強めて行う。途中で俺が自我がなくなって暴れそうになったら井上が塩を俺に付ければいい。」


井上が首を横に振る。


井上「1分も持たないのにそんなの無理だよ!」

阿部「俺も反対だ。」


阿部は続けて話す。


阿部「お前の話はよくわかった。だが俺がコントロール出来るようになるまで待つべきだ。」

近藤「それっていつになるんだよ」


近藤が自分の案を否定されて少し不服そうに話す。


近藤「人体模型が待ってくれてるってのにそんなに時間がかかるのは申し訳ないだろ」

阿部「でも危ないと俺は思う。」


近藤と阿部。二人の未熟さゆえのこの作戦。近藤はそれでもやろうとして阿部は成長してからでも良いと考えで分かれてしまった。


井上「ちょっと!喧嘩はだめだよー!」

近藤「喧嘩じゃねーし」

阿部「とにかくその危ない作戦は無しだ」


近藤が不服そうに部室を出ていく。


井上(心の中)「これに関しちゃ悟が正しいよなぁ、、、」

阿部「とにかくこの話は俺がコントロール出来るようになるまで特訓ってことで」

井上「了解!私ちょっと亮介追いかけてくる!」


井上が走りながら部室を後にする。


阿部「...」


近藤はすり抜けで理科室に入り、人体模型の前で考えていた。


近藤「こいつは早く成仏したいだろうにどれぐらい待たせることになるんだろう、、、」


井上が理科室の前で止まり近藤に話しかける


井上「ちょっと亮介!部活はまだあるしこの時間にここにいたら怪しいよ!ていうか開けてー!」

近藤「分かってるよ、少し考え事してただけだ。」


近藤が理科室を後にしようと立ち上がると近藤は違和感を覚える。


近藤(心の中)「あれ、、、?塩が無くなってる?」


違和感を覚えつつ廊下に出ると井上は居なかった。


近藤「あいつもう先に部活行ったのか?」


近藤が部室の前に移動する。

近藤が部室に入る


近藤「悟、さっきはすまん。俺熱くなりすぎてた」

阿部「亮介、いや俺もごめんお前のことなんも考えず否定しちまった」


二人が仲直りをしていると近藤がまた違和感を覚えた。


近藤「あれ?井上は?」

阿部「お前を追いかけて行ったぞ?会わなかったのか?」

近藤「呼ばれはしたけど向かったらいなかったから先に部活に行ったものかと、、、」


近藤と阿部が考える。


阿部「奈緒に何かあった?」

近藤「いやでもなんで井上が襲われるんだよ」


阿部は少し考えて答えた。


阿部「それもそうだな。まぁ大丈夫か。」


【体育倉庫】

井上は眠され、拘束をされていた。

井上が目を覚ます。


井上「......?あれ?ここどこ?」


井上が最初に見たのは椅子に座る安達先生だった。


安達先生「君は何者だ?」


井上は事態の深刻さに気づき冷や汗をかいた...。


第十談【それぞれの考え】-完-

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