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日常怪談  作者: 学校の七不思議
第一章【トイレの花子さん編】
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第一談【七不思議】

キャラ紹介

主人公:近藤亮介

中学3年。1組。

パソコン部の部長。

性格は初めての人でも普通に仲良く喋れるが深く仲良くなる人は少ないタイプ。

自由人で自分の感情のままに動くタイプ。

仲間が危ない時はしっかり助けに入るリーダー的存在。


主人公の友達:阿部悟

中学3年。1組。

パソコン部の部員。

性格は話しかけられたら軽く対応してあまり人と話さないタイプ。

運動はあまり得意じゃない頭脳タイプ。

近藤とは中1の時からの仲。

第一談【七不思議】


6月の初め頃彼らはパソコン室で退屈していた。


近藤「修学旅行も終わったしやることないなぁ」

阿部「普通の学生はここで受験勉強とかするんだろうけど俺らは推薦だから無いもんな」


二人が贅沢な悩みをしている。


近藤「それにしても、パソコン部の部員少ねえよな」

阿部「一応入部してる人が何人かいるから廃部にはなってないっぽいけど幽霊部員ばっかだな」


近藤が悔しそうに話す。


近藤「せっかく部長になったのに後輩に威張れないのか、、」

阿部「お前そのために部長になったのかよ笑」


2人で笑い合っていると幽霊部員と聞いて近藤があることを思い出す。

クラスメイトが話していた学校の幽霊の噂だ。


近藤「なぁ悟。知ってるか?今学校の怖い話が話題なの」


阿部が急な話題に少し不思議そうに話す。


阿部「学校の怖い話?七不思議とか?」

近藤「七不思議に含まれるかは知らないけど夜中に学校に入った生徒が誰もいないはずの階段から足音が聞こえたって」


阿部が近藤の話を信じてなさそさそうに話す。


阿部「非科学的だな。先生の可能性もあるだろ」

近藤「夢のないこと言うなよ。俺たちどうせ暇なんだしその真相を解き明かしてみんなに教えてやろうぜ」


興味を持たずにパソコンを触り続ける阿部のマウスを近藤が奪い取る。

阿部は少し真剣に考えた後話した。


阿部「...別に良いけど、、、それって夜中の何時なんだ?」

近藤「12時!」


驚いたように阿部が固まる


阿部「...12時!?」

阿部「そんな時間にそいつ何してたんだよ笑」

近藤「細かいことはいいから行くぞ!今日の夜11時半に門に集合な!」

阿部「行動力バケモンかよ笑」

近藤「噂が話題の間にしないとインパクトないだろ!」


阿部が近藤の話に説得されて今夜学校に忍び込むことになった。


阿部(心の中)「まあどうせ何も無いけどこういうのも青春か、、、」


【夜中11時40分-学校内部-】


阿部「カメラ回ってるか?」

近藤「バッチリだ。俺たちで幽霊の正体を解き明かすぞ!」


うまく忍び込んだ彼らはコソコソ話していた。


阿部「バレたら推薦取り消しになりそうで怖」


【夜中11時55分-階段の近くの影-】


近藤「ここで隠れて音が聞こえたら撮るぞ!」

阿部「本当に来るのか?」


【夜中12時0分】


近藤「来るか、、?」


無言で耳を澄ませる2人。

そこに小さく足音が聞こえてくる。


阿部「...なんか聞こえないか?」

近藤「マジで出たのかも!」

近藤がカメラを向ける

阿部「...おいなんか居たか?」

阿部「...亮介?」


阿部が近藤を見ると近藤の目の焦点は合っていなかった


近藤「..アソボウ...!」


次の瞬間近藤は阿部にカメラで殴りかかる。


阿部「何言って、、ってうわ!」


咄嗟に避けた阿部は急いで走って逃げた。

カメラは衝撃で割れている。

物陰に隠れた阿部は独り言を話す。


阿部「は?どういうことだよ。近藤の悪ふざけ?でもあいつカメラ壊してたし冗談にしてはやりすぎだろ」


阿部は自分を落ち着かせて自分の今できることを考え始めた。


阿部「これマジでヤバいやつだな。とりあえず近藤を助ける方法を考えないと、、、。霊的なやつなら塩なら効くか?」


考えがまとまった阿部は理科室に走る。


【阿部が理科室から塩を持ってきている間】


近藤は1人でものを拾っては投げ暴れていた。

まるで階段を守るかのように。

怪異の姿はもうなかった。


【夜中12時10分】


阿部は近藤の元に戻ってくると塩を近藤に思い切りかけた。

塩がかかると近藤の暴走が止まる。


近藤「...悟?俺一体?てか手イッタ!!なにこれ!?」

阿部「よかった戻って。お前多分呪われたぞ。塩が効いてるうちになんとかしないと」


阿部の判断の良さと行動力に近藤は思わず感激する。


近藤「お前見ない間に逞しくなって、、」

阿部「今はそう言うのいいから早くお前が見た怪異の特徴を教えろ!」


近藤は考えてから話した。


近藤「小さくて赤い服着てる女の子だった」

阿部「小さい女の子で赤い服、、、。花子さんとかか?」

近藤「そう!そんな感じの見た目だった!」

阿部「すぐに花子さんのいる所に行くぞ!」

近藤「花子さんの噂は確か、、、4階の3番目の女子トイレ!」

阿部「すぐに向かうぞ!あとこれお前その手じゃヤバいだろ」


阿部が近藤に氷袋を渡す。

その顔は心配と焦りでぐちゃぐちゃだ


阿部「霊に効くかもと思って塩と一緒に理科室から持ってきた。」

近藤「ありがとう。助かった。」

阿部「急ごう!」

近藤(心の中)「悟って霊とか信じないのになんでこんなに詳しいんだ、、、?」


【12時15分-4階女子トイレ-】


近藤「ここに花子さんが、、、。」


阿部は怯えつつも花子さんを呼び出し始めた。


阿部「はーなこさん、、、。遊びましょ!」


その目は友を助けるために怯えつつも勇敢だった。

阿部の声に反応して花子さんがトイレに響く高い声で返事をした。


花子さん「はぁ~~あ~~い」


花子さんの返事に2人が固まる。

2人に緊張が走る。

扉が開いてすぐに近藤が花子さんに足を掴んでトイレに引きづられそうになる。

急なスピードに近藤が思わず叫んだ。


近藤「うわあああぁぁぁぁ!!!!!」

阿部「亮介!!」


間一髪で近藤の手を掴んだ阿部はとにかく考えた。


阿部「くそ、このままじゃ亮介が!」

阿部(心の中)「どうする?力で勝てるのか?」

近藤「悟!塩をトイレに!」


阿部がハッとしてすぐに塩を取って構える。


阿部「...だめだ、位置的に亮介で隠れて入れれない。」

近藤「じゃあ塩渡せ!!」


近藤は阿部から塩を奪い取ると阿部の手を自ら放し花子さんに引きづられて行った。

残ったのは呆然と立ち尽くす阿部だけだった。


阿部「は?」


阿部はキレつつ涙を流していた。

阿部が悔しそうに叫ぶ。


阿部「ふざけんな、、、返せよ!!亮介を!!」


阿部はトイレに向かって叫んだ。


阿部「何が七不思議だ!俺たち何もしてないのに襲ってくんなよ!なんなんだよ!!!」


阿部がここまでの不満をぶつけるように叫んでいるとトイレの中から人影が出てくる。


近藤「...っよいしょ!一か八かだったけどなんとかなったぜ」

阿部「りょ、亮介!!」


阿部は泣きながら抱きついた。


阿部「よかった、、、。どうやって、、、」

泣き止んでからふと下を見ると阿部はあることに気がつく。


阿部「...亮介...その後ろにいる女の子ってまさか」


阿部が恐る恐る聞くと近藤は答えた。


近藤「ああ。花子さんだ。」

阿部「え?、、、ええええ!?」


阿部がまた叫んでそれを笑う近藤、それを怖がりながら後ろで見ている花子さん。

まさに地獄絵図。

ここから彼らの『非日常』は始まるのだった。


 第一談【七不思議】-完-

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