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ー1話スーパーウナバラ

スタッフはすべて逃走した。

社長を兼任していた音楽芸能事務所は。外資に乗っ取られた。マンションは退去を迫られている。

数十年振りに電車に乗り、無人駅から10分歩く。スーパーウナバラの駐車場に着いた。

看板は風雨に打たれ、波打ち、ラの文字がフになって「スーパーウナバフ」になっている。

駐車場は満杯だが。一角が虎柵で囲まれ、青い輸送パレットの上にマイクスタンドが立っている。後ろに埃にまみれたマーシャル3段積みアンプが立っている。

お客さんは5人。パイプ椅子もない。腕を組んで咥えタバコ。その中の1人が近付いて来た。

「カスミさん。お疲れ様です。歌はメロディーメロディーで」

60才ぐらいのおじさんが「ウナバラ」とプリントされた法被を着てお辞儀した。


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