<表紙>『支配学-希望楽科 ~支配が全ての者の幸せを、支え配るものになる日まで~』 作:有史以来の最愚最弱者(さいそこびと) 軍と税金と権勢争いのない未来 【作品紹介:短編】
<帯>『支配の現状を一分の漏れなく知ったとすれば、それを承知でさせたはずの支配者様でも絶望に暮れてしまうかも知れない』
これは支配の現状を全て知れば、誰でも絶望に暮れるだろうという事を表しています。
支配者様はそれを承知で否、絶望させる為(→諦め/納得させて、言う事を聞かせる)にそうしていると思われるのですが、その実状の愚かさ・未熟さはご存知ないのかも知れません。
このように、全てを知ること、そしてそれを認める事は非常に困難を伴います。なぜなら、自身が生まれ育った世界そのものを否定された様に感じるからからです。
ですが、元来”支配”とはそういうものだったのです。
――故に、私達庶民が絶望することはありません。「ふーん、そうだったんだ」とさめた目で俯瞰することが大切です。
最後に”支配学-希望楽科”について、説明します。
支配者様が学ばれるのが帝王学ならば、私達のためのものが”支配学”です。
吹奏楽が楽器を奏でるものなら、希望を奏でるのが”希望楽科”です。
私は、この学科を”嬉しい”、”楽しい”世の中をつくる為の学問にしたいと思います。
そう、”支配”がその文字通り、”全ての者の幸せを、支え配るものになる日まで”。