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クサレエン  作者: サーフィンの続き
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誤字脱字等を修正しました

さて、俺の物語を語るにあたって、いつまでも俺とアイツじゃ分かりにくいと思うから自己紹介と他己紹介をしよう。


まず自己紹介からしよう。

俺の名前は剣谷つるたに おさむ

名前のイメージから鍛冶師の家系なのかとか剣道をしてるのかとかよく聞かれるが、決してんな事は無く、極々一般的な家庭である。

剣道もした事も無い、唯一関連性が有るとすれば同じ武道である空手を小学生頃からしていたくらいだ。


俺の紹介はこれくらいにしてアイツの紹介をしよう。

名前は鞘山さやま まもる

コイツと俺は家が近所で幼い頃からまあまあ付き合いのある所謂幼なじみと言うやつだ、俺からしたら只の腐れ縁だ。

まもるも小さい頃から空手をしている、俺とは少し遅れて始めたのだ、俺が始めた理由を聞いたら。


おさむもしてるから・・・かな?」


と、まあまもるらしい答えが返ってきた。

だが知り合いが同じ道場に居るのは悪くなく、それなりに嬉しかったし楽しくもあった、しかし如何せんまもるには空手が不向きだった。

まもるは高身長で体格も生まれつき良い方だったが、性格が良く言えば優しく温厚な性格、俺から言えば臆病で泣き虫な小心者だ、そんな奴だから殴られるのも殴るのも嫌ならしく、そのせいで年下の道場生にも馬鹿にされる始末、流石に見かねた先生が俺にまもるを鍛える、もとい世話をするようにと言われた。

学校でも似たような理由で世話役を頼まれていたのに道場でも面倒を見る事に俺が膨れていたら、道場の先生が。


「これも修行の一環だ、人を指導する事で自分の技術や知識を再認識する事ができる!」


と、俺に言い当時小学生だった俺は納得してしまった。

今思い出せば、まあ先生も子供相手とはいえ適当な答えを用意したもんだと思う。

結局、まもるの世話役になった俺は中学生に上がるまで、友達や道場生に今日はまもると遊ばないのか~?とか男夫婦とか、らかわれる羽目にあった。

だが、中学生に上がる頃にはそんな役があった事を皆忘れていた。

少なくとも俺は忘れ、もう日常の一部となっていた。


そんなこんなで時は流れ、中学三年になり受験の事を考え始めると同時に中学生まではまもると一緒だったが、高校は別々になるのかなと頭の隅で考えたりしていた。

何故なら俺は頭は余り良い方では無く行ける学校が少なかったし、俺は早い段階で入る高校が決まっていたのだ。

そこは頭の悪い俺でも頑張れば入るくらいの偏差値で、同じ流派の空手部があり、部活の奨学生として入学出来る事になっていたからだ。

一方、まもるは頭が良く成績優秀で担任から俺じゃ到底入れないような偏差値の高い高校を薦められている所を見掛けたりしていた。だからまもるは違う学校に行くものだと思っていた。

しかし寂しいとは思わなかった。

高校は別でも家は近所だし道場でも会えるからだ。

まあ結果的に高校は一緒になった。

理由も空手を始めた時と同じ様な台詞だった気がする 。


さて、そろそろ明らかにおかしくなっていった高校での俺達の物語を語ろうか。

はい、続きを読んで頂きありがとうございます!一作目の合間にやるつもりがつい火が点いて一作目そっちのけで書いちゃってる気がする今日この頃・・・


まぁ引き続きぼちぼち書いていくのでよろしくお願いいたします。

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