俺とアイツは只の幼なじみで腐れ縁のはずだった。
只、家が近くなだけだった。
只、保育園からずっと一緒なだけだった。
只、それだけの事だったはずなのに。
一体何処でこうなったのだろうか、一体何時から。
何が原因で、何が切っ掛けだったのか。
しかし、俺はそれを明確に語る事は出来ない、何故なら。
俺の意図せぬ所で。
俺の気付かぬ間に。
俺の知る由も無く。
ジワジワと着実に進んでいたのだろうから。
それに俺は鈍感だから、あの頃アイツが何を考え何を感じていたのか今もわからない。
だからこそ俺は俺を語る必要があるだろう。
思い出しながら語り、語りながら思い出す。
いつの間にか腐りそして腐っても尚果てる事無く二人を縛り、ベッタリと身体に張り付き、肉に食い込み
剥がすに剥がせなくなり身体に一体化していく眼に見えぬ鎖の様な俺とアイツの関係の。
そんな二人の
俺の物語を。
読んで頂き誠にありがとうございます!
もう1つの方の小説がなんだか上手く執筆が進まず、もやもやしていたら何を思ったのかBLが書きたくなり書いちゃいましたテヘペロ(・ω<)
今回は序章なのでかなり短いです。
ていうかこれからも短めになると思います。もう1つの方の執筆の合間にするので許して欲しいでヤンス。投稿速度も勿論期待しないでね!
でもやっぱり折角書いたんだから読んで欲しいです!