表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の話  作者: ふみ
1/1

その1

  青い空、白い雲、山、神社、大学。私の住む町にあるのはそれくらいです。街の半分くらいを大学が占めています。私はこの町が、大好きです。


 私は朝の町を歩いていました。これから学校に向かいます。今日も晴れていて気持ちがいいです。

「真子!おはよー!」

「あ、おはよ。」

途中で友達に会いました。彼女とは小学校から高校までずっと一緒です。

「最近さー毎日代わり映えしないよねぇなんかないかなぁ。」

この友達はいつも代わり映えを求めています。私はこんな平凡な毎日が好きなので別にいいのですけれど。

「てかさー、真子さん。」

「なに?」

「今度の演劇部公演でます?」

そうでした、私、演劇部に所属しているんです。

「えーっと、どうしよう。」

「どうしようじゃないよー、そろそろ舞台に立ちましょうよー。」

私は演劇部に所属はしているもののいわゆるスタッフというものでして、舞台に立ったことはないのです。元はといえばスタッフでもいいから入ってと言われたのであって、私が舞台に立つことはないのでは……と思っています。

「理沙がスタッフでいいから入ってと言ったから入ったのであって……舞台に立つのはまた違うと思うのですよ。」

この友達は理沙といいます。

「えー、だって登場人物いっぱいの劇やりたいんよ。」

「そう言われましても……」

そんな話をしていると学校につきました。私の家から高校まで歩いて20分ほどです。自転車通学もできますが、私は自転車に乗るのがすこぶる下手くそなので親に止められて私は徒歩で通っているのです。

「あ、おはよー!」

理沙は友達が多いので朝からおはようが止まりません。朝から元気です。挨拶を交わしながら行くと教室につきました。私と理沙は違うクラスなのでここでお別れです。

「あ、真子。今日辞書忘れた!後で借りに行っていい?」

「えーと、私2時間目使うからその後なら。」

「大丈夫だ、問題ない!後で借りに行くねー。」

辞書の貸出の約束を取り付けられてから私は教室に入りました。今日も平凡な生活がはじまります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ