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意外な出会い

作者: 真桜咲

あれは普通に街を歩いている時、突然母が走り「鞄が!」と叫んでいた。

何事か!?と訊くと、どうやら盗まれた訳では無く、電車に置き忘れて来たらしい、「それなら後で、落し物の所に行けばいいじゃん」とアドバイス、あんまり関係なかったので、家に帰り、コンピューター・・・

 その夜、いつも通り、アニメを見ようと映画館へ・・・そこへはインターネットの海を使い、テレポート。所謂、ポータルト言う物だ。その日も適当に「何かやっていないかな~」とアクセス・・・

 しかし、残念ながらその日、イベントは無く、アニメも上映されていなかった。

そこで考えた。ただ帰るのもなんだし、暇だったので、建物をうろつこうと・・・

建物を回っていると、なんかタッチスクリーンのゲームを見つける。

「うわ、おもしれ!」とやって居ると、ロボットガードマンが来、いきなり、押された『ちょ、何!?」と尋ねると「モウ、時間、カエリナサイ」との事、腕時計を見ると、もう、夜・・・帰りたくは無かったので、ロボットを押し返し、鍵を閉めた。

 その時だ。エレベーターからおばさんが出てきて「な、なんだい!まだ居るのか!ヤバいよ!」などとほざいていたがシカト・・・

 それから、30分後、疲れたので家の帰る事に、その日はぐっすり眠れた。

事件が起きたのはその次の日・・・あの日も、いつも通り、映画館へ・・・

「・・・あれ?」中へアクセスした筈なのに、建物の外・・・考えた。

「何故、自分は外に居るんだ?・・・ま、まさか、出入り禁止!?」昨日のあれが駄目だったのだ。ロボットの言う事をちゃんと聞いていれば、良かったのに・・・

「ふむ、こうなっては仕方ない・・・中に入れないのなら、たまには、外を歩き回るか」時間は夜、空は漆黒、電灯の明かりが道を照らし、足元が見える。実に綺麗だ。角をさしかかると、人達が片手に紙を持って走っていた。どうやら今日はイベントがあるらしい、推測するにスタンプラリーか何かだろう・・・

「皆楽しそうにはしってやがる。あーどうして俺だけ出入り禁止に・・・」

答えは分かっていた。それでも羨ましい物は羨ましい・・・

そんな、諦めにもにた感情・・・その道中、曲がり角から走り曲がって来たある女の子、暗く顔は見えなかったがブロンドで綺麗な髪・・・その子もスタンプラリーニ参加し、走っていた。このまま行けばどこかへ走り去ってしまう・・・

一瞬鼓動が早くなり、咄嗟に言葉が出た「何か、手伝おうか?」、その返事は「もうちょっと大人になったらね!」その言葉を残し、行ってしまった。

死を止め考えた「大人に~か、つまり、彼女の方が年上・・・て言うか、俺の顔見られていない筈なのに、どうして年下って、分かんだよ・・・探しに行こう!」

そう決意した、自分は行き交う人を見ながら、スタンプラリーの最終地点が何処なのか、見ていた。待ち伏せと言うと悪く聞こえるが、とにかく自分はそこで彼女を待っていた。「早く来ないかな~・・・ワクワク」・・・

 待つ事20分後、彼女は来た。そこで俺は指を二本たて頭に「よっ☆」とウインク、反応は・・・「・・・クス・・・」・・・笑ってくれた。

「君さ、思ったより大きいね!ごめん、身長50Cmの人間かと思ったよ」

無理もない、さっきは座っていたのだから、立ち上がれば、身長178Cmなのだ。「で、どうしたの?待ち伏せ?」・・・何か言い返そうと、言葉を探す。いや、探せない、頭が真っ白・・・可愛い、ブロンドの髪、身長は160Cmと言った所だろうか?・・・ツインテール・・・萌え・・・

「あ、あのー可愛いですね」初対面で、まずは名前だろ!なんて思いながら、返事を待っていた。「あ、これ?うん、可愛いでしょ!」

「は、はい!・・・あの、自分、勝軌です」

「へーまさきっていうんだ。私はアイリーン・・・皆はアイリって呼ぶけどね」

「そ、そうなんですか」

「・・・んじゃ、私はラリーがあるから、もう」

「ま、待ってください!?」

「ん?」

「こ、今度お茶でも!」こういう時意外と頭が真っ白、思いついたのがそれ・・・

「何それw、いつの時代のナンパ?」

「・・・」ナンパ、確かのこれは所謂ナンパなのか・・・どうする自分・・・

これは、『ゴメン。私彼氏いるから、じゃーね』展開・・・あー今まで何度も振られてきたんだし、慣れっこ・・・どうせ今回も・・・後悔はしない・・・

「いいよ」

「・・・え?」耳を疑った。今OKをしてくれた?いや、まさかな・・・

「今度の土曜とかどう?」

「・・・」信じてはいけない、これはきっと俺が行き、彼女が居る。しかし、奥の方から大きな二人組、金を足られて『きゃはは、誰がお前みたいな、野郎と』って、なるに決まっている。考え込んでいたが、再び彼女の顔を見る。

「ん?何?」

いやいや、俺が信じなくてどうする。彼女のこの瞳を信じるんだ。あーでも、怖いなーお金取られるの・・・また沼地行きかよ・・・いや、バカバカバカ!考えてみろ、女の子のためなら海の中火の中、そうだよ、騙されていたとしても今更、失う物など何もない・・・DT以外・・・大きな二人組が出てきたら逃げてやる!

そうさね、俺は逃げ足と隠れる事にかんしちゃー特化している。足音だって消して走れる。気配も・・・ははは、これは試練だな、俺に課せられた試練・・・なら、答えは一人、茨の道を行くまでだ!

「うん、今度の土曜日ね・・・あ、これ僕のメアド」

ポケットから待っている間、こんな時のために入れておいた、

「あ、ありがとう、今夜にでもカラメール送るね」

「はい」

「じゃあ、また~勝軌君!」

「はい!」

そのまま彼女は行ってしまった。

「アイリーンちゃんか・・・可愛かったな・・・外見に騙されるな、今更、もうどうでも良い事だ。何度騙され裏切られようとも、俺はめげない・・・」

そんな事を考えながら、彼は家に帰った。

 言っていたと落ちその夜、カラメールが来た。ワクワクしながら、ベッドの上を転がり回る。土曜日はまだかなまだかな~・・・集合場所はもう決まっていたので、考える心配はない・・・後は着る服・・・そんな事を考えていると・・・土曜日に・・・

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