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紅い目のウサギ

作者:

本当は、こんな話にする、つもりじゃなかった……

もっと暖かい話にするつもりだった。


ホラーです。ホラーもの初作品です。

怖くないです。


ではどうぞ

暗い空間に1体の何かがたたずんでいる。


姿も顔も何も確認出来ないそれは、唐突に伝えてきた。


――ウサギの目が(あか)いのはなんでか知ってる?


言葉ではなく直接頭に語るように。


――そう、しらないんだ


それは楽しそうに笑っていた。


――じゃあ教えてあげる、


――それはね――



目を開ける。


(まぶ)しい日差しが窓から差し込んでいる。


変な夢を見た不快感(ふかいかいん)を覚えながら彼は体を起こす。


「……変な夢だったな」


佐迫 瞬(さはく しゅん)は見た気味の悪い夢を忘れようと身体を伸ばす。


夢の事を考えなければ今日も退屈でそれでもって、いつもと変わりないなんら平和な1日の始まりだった。



学校へ行くために家を出てしばらくするとふと目に何かが入った。


「……ウサギ?」


そこに野生だろうか、ウサギが居た。


「今時に野生だったら珍しいな」


その時にふと夢を思い出した。


――ウサギの目が紅いのはなんでか知ってる?


その一言が頭をよぎった。


「……ははっまさかね」


偶然だと決めつけ、その場を後にした。


そうでもしないと夢の事がどうしても頭に浮かんでしまうから。


ウサギはずっと瞬が歩いて行ったところを見続けていた。



学校に着いてからもずっと夢と今朝のウサギの事が頭から離れない。


偶然だと思い続けてもどこか気になるところがあった。


そんな思考に浸っているところで3人の人物が横に立っていたことに気づく


「……ん?」


「おい、瞬? 次移動授業だぞ」


「え? ああ、今行く」


最初に瞬に声をかけた小町 昴(こまち すばる)はかなり長い間付き合いがある友人で、よく瞬と遊びに出掛けたりする仲である。


「どうかしたの?」


「いや、気にしないで」


瞬を気にかけていた西沢 美雪(にしざわ みゆき)も昴ほど付き合いは長くないが、そこそこの付き合いがあり、よく瞬たちにの遊びに付き合っている。


「ふーん、まぁなんかあったら言えよ、一人で溜めこんでもろくな事ねえぞ」


「ありがとう」


最後の一人はこの学校で一緒になった長谷 竜也(ながや たつや)はぶっきらぼうにそう伝えすたすたと先に言ってしまう。


瞬の態度を見て昴と美雪も大したことじゃないんだろうとそれ以上は気にかけなかった。



その日はそれ以上は特になにもなかった。


夜、瞬はまた夢を見た。


一匹のウサギがこっちを見ている。


前の夢みたいにどこからか声が流れてくる。


――ウサギは寂しいと死ぬんだよ。


――人も一人じゃ生きていけない。


――ウサギと人は一緒だ。


――だから、寂しい者同士は集まって、寂しさを紛らわすんだよ。


――そうすれば生きていけるから。


――ねぇ、ウサギの目が紅いのはね


――泣いているから。


――寂しいから、悲しみを忘れるために。


風景が変わる。


ウサギが見えなくなる。


そのかわりに無数の(あか)く染まった目がこっちを見て一斉に言った。


――寂しさを紛らわすために――


と。


「ッハ!!?」


布団をはねのけて起き上がる。


時間はまだ朝には早い時間だった。


「はぁはぁっ……」


恐怖。


ただの夢だと思っていても、その感情が生まれた。


もう一度寝るにも寝られなかった……。



結局朝までずっと起きてて、そのまま準備して学校へ向かうために家を出た。


昨日のウサギが居た場所にたどり着く。


ウサギはいない。


「やっぱり偶然だよな……」


そう思いつつも心の中ではどこかほっとしていた。


その日も放課後までなにもなかった。



帰り道にはもう日が落ち始めている。


いつも通る道なのに今日はなぜか落ちつかない。


平静を装いながら、道を歩く。


何かが動いた気がして目を凝らす。


「……まさか」


あまり考えたくない考えが浮かぶ


ガサガサと草陰で何かが動いた。


あれは夢だ、と声に出さずに何度も復唱する。


草陰にじっと目を凝らす


「みゃ~あん」


「……ね、猫か」


ほっとした、同時に冷や汗が背を伝った。


「……なにを怖がっているんだ。ただの夢だ。そう、夢……」


まだ落ちつかないまま、帰り道を急いだ。


猫がいた草陰とは反対の場所に、ウサギがじっと見つめていたことに瞬は気づかなかった。



その日の夜もまた夢を見た。


ただ真っ暗な中、声だけが伝わる


――また一人になった。


――寂しいよ、寂しいよ


――ひとりは嫌だ


――悲しいから、寂しいから


声が変わる、人の感情の根本から恐怖を植え付けるような声で


――君の仲間を連れていくよ――


無数の(あか)い目に見られながら声は届いた。


「わああっ!?」


3日も連続で悪夢を見続けた、精神的にも瞬は憔悴していた。


そして夢の中で、聞いた言葉。


仲間を連れていく。


言い知れない焦りと不安と恐怖がかわるがわる襲いかかる。




次の日の朝は学校に行く気にはなれなかった。


ただの夢だと考えたいのに考えられなくなっていた。


「…………」


この日は学校を休んだ。


~~♪


「――ッ」


学校が終わってしばらくしたであろう時間、携帯が鳴った。


何となく出るのを躊躇った。


しかし鳴り続ける携帯を無視することもできず、出た。


「もしもし」


『ザザッ、ザッ、ザーッ……』


まず最初にノイズ音が聞こえた


『マズヒトリ』


プツッ


そして、聞いたことのない声でそう言われ電話は切れた。


電話が切れると同時に今度は昴という名前で着信が来た。


何か冷たいものが背中を撫でたような気がした。


「……もしもし?」


「おいっ、長谷が! 長谷がっ!」


ドクン!


心臓が早鐘を打ちはじめた。


「落ちついて! 長谷君がどうした……?」


そういう自分が落ち着いてない。


ドクン、ドクン、ドクン。


鼓動がうるさく感じた。


「……長谷が、交通事故に、合った」


「――ッ!?」


戦慄が走った。


そして、あの言葉が頭をよぎった。


――『マズヒトリ』


「……大丈夫なのか?」


かろうじて出た言葉がそれだった。


「頭を打ったらしく、意識が戻らない」


「……死んでは、いないんだな?」


「ああ」


それを聞いてホッとしたがやはりさっきの言葉が忘れられない。


関係があるわけない。


そう思いこもうと必死だった。


「後でお見舞いに行こう」


「ああ、そうだな迎えに行くよ」


そこで通話は終わった。


……それからしばらく何度も違う、違うと呟き続けた。



1時間ほどしてから昴は瞬の家に来た。


「よう、調子どうだ?」


「ああ、だいぶ良くなったよ、ありがとう」


「長谷の様子見に行けるか?」


「大丈夫だって、さ、行こう」


「……そうだな」



家を出てほどなくして長谷の病室までたどり着く


ベットの上では長谷はまだ眠ったままだった。


聞いた話では幸い命に関わる問題ではないと伝えられ、二人は心底安心した。


長い間長谷の病室に居たが、目をさましそうもないのでその日は帰ることにした。


その夜道で何かが光ったような気がした。


そこに目を向けると、ウサギが居た。


「ッ!」


一瞬動揺したのが伝わったのか、一緒に居た昴が心配そうにこちらを見てくる。


「どうした?」


「いや、ウサギが……」


「ウサギ? んん? 居ねえぞそんなもん」


「え?」


そう言われてさっきまでウサギが居た場所を見ると、何も居なかった。


「大丈夫かお前?」


「あ、ああ」


その日は眠ることが出来なかった。



さすがに、2日連続で休むわけにもいかず、翌日は登校した。


クラスメイトからは、特に気にもされずにいつもと同じ日が始まるかと思っていた。


しかし、いつまでたっても美雪が来ない。


「なあ、昴、美雪のことなんか聞いてない?」


「いや、聞いてない」


「いつもなら、頼んでもないのに連絡入れてくるのに、おかしいな……」


「……何かあったのか?」


嫌な予感がした。


携帯に手を伸ばす。


美雪に連絡を取ろうと画面を見ると、メールが届いていた。


「メールだ」


「美雪からか?」


「開いてみないと分んないけど」


メールを開く。


差出人は美雪だった。


「あ、美雪だ」


名前を確認してほっとする


「瞬のほうに来てたのか」


「用事ある時に誰かランダムにメール送るよやめてほしいな」


「あはは、そうだな」


件名と本文を読んだ瞬間、瞬は凍りついた。


From 美雪

To 瞬

件名

タイセツナヒト

本文

フタリメ


長谷の状況のような時と似たような言葉が送られてきていた


「瞬? おい?」


「あ、悪い」


とっさに携帯の画面を昴に見えないようにした。


「なんか悪戯メールみたいなメールきた、休むのかは分からないけど」


「なにやってんだあいつは……」


HRが始まる時間、担任が慌てたようにやってくる。


「ええとですね、驚かないで聞いてください、といっても無理でしょうが、うちのクラスの西沢さんが今朝事故に合ってしまい、病院で今昏睡状態になっています。……しばらくは西沢さんは登校できないでしょうが、また登校出来るようになったら、仲良くしてあげてください、先生もご家族に話をしなくてはいけないので、HRはこれで切り上げます」


そう言って担任は出ていく


昴と瞬は顔を見合わせる。


「……事故で昏睡って」


「長谷みたいだな……」


「幸い、命に関わるような事故ではないみたいだけど……?」


「今の情報だけじゃ分からないだろ、後で先生に話を聞いてみよう」


それから二人は放課後まで待って、担任に話を聞いた。


事故の経緯は簡単だった。


朝、登校中の美雪がいつも通るマンションのベランダの手すりにあった鉢植えが落下して、登校していた美雪の後頭部に落下したのだった。


「幸い、死にはいたらなかったようでなによりですが」


「……そうですか、ありがとうございました」


「あなたたち」


「なんですか?」


「いくら大切な友人とは言え、そのマンションの住民を問い詰めたりしたらいけませんよ」


「……分かってます、失礼します」


職員室を出た二人の顔は曇っていた。


「とりあえず、様子だけでも見に行こうぜ」


「……うん」


二人は美雪の病室まで沈んだままだった。


美雪は昏々と眠り続けている。


「……怪我の痕、残らなくてよかったな」


「ああ」


長谷の病室ものぞいたが、長谷も目を覚まさない。


「意識、二人ともいつ戻るか分からないって……」


「……」


そこから会話は続かなかった。


しばらくして、二人は各家に戻りその日を過ごした。


その日は、なにもなかった。


翌日、学校は休みだった。


長谷の時にかかってきた電話と美雪の時に来たメールのことが頭から離れず、瞬はずっと寝れずにいた。


もしかしたら昴も同じような目に合うかもしれない、そして最後は自分に来るんじゃないかと恐怖に怯えた。


家を出る気にもならず自室にこもったままでいると、瞬の体も限界だったためか、次第に眠気が襲ってくる。


そのまま、瞬は眠りについた。


――ふと夢を見た。


子供のころの夢を。


記憶があいまいなせいか、自分が何をしているのかも分からない夢。


ただ、自分の記憶とは違う、いつもいる四人がいる夢……。



目が覚めると、周りはもう夕方だった。


寝すぎてしまったなと、窓を見ながら思いふける。


ふと気になって携帯を見る。


着信を知らせるランプが点滅していた。


「……っ」


携帯を開く。


着信2件


表示にはそうある。


どっちも留守電になっている。


1件ずつ確認していく。


『伝言は2件あります。ピー』


決められた音声を発した後に、送られてきた音声が再生される。


『ザザッ、ザーッ……サイゴハ、オマエ』


いつもと違う、何人目かではなく、自分に向けられた予告だった。


それだけでも十分に戦慄した。


昴から送れてきた音声を聞くのに一瞬ためらった、


『瞬、なんだ今の電話は!? 頼むから気づいたら電話くれ おい君、そっちは赤信号だぞ!? え? キキーーーィ、ガン!! ガシャガシャガシャ……ザー』


『ピー。伝言は以上です』


「う、うぁ、ああああああああ」


叫びが口から洩れる。


「昴も、昴まで! っ、はあっ、はあ……」


恐怖で瞬は震えながらもふと気になる単語が出てきた。


――なんだ今の電話は!?


「……電話?」


自分は電話をかけていない、なのに自分からかかってきたという電話があったらしい。


(どういうことだ……)


発信履歴を見るとそこには昴に発信した記録があった。


長い間離したわけでもなく、通話はすぐに終わっている。


訳が分からなくなっていた。


真相を確かめるべく、瞬は昴に電話をか気ようとしたがやめた。


出れる状態ではないと思い、近場の病院に向かう。


昴が病院に運ばれているかを確認し、病室も教えてもらう。


病室で昴は落ちついた呼吸で眠っている。


二人同様意識が戻らない状態の様子だった。


なんとも言えない感覚を持ったまま、病院を後にした帰り道で"それ"は居た。


紅い目を光らせたウサギが。


直後、瞬は急に怖くなってその場から駆けだした。


後ろを見る気にはならなかった。


そこから十分な距離を取って立ち止まって息を整える。


「はあっ、はあっ……はっ」


ガキン!!


そんな音が頭上で聞こえた。


「……え?」


空を見上げる、目に映ったのは空ではなく、止め具が古くなって外れた何かの広告用の看板だった。。


動けずにそれを見上げている間、時間がゆっくりに感じられた。


そして――


救急車のサイレンの音を聞いた気がした。



夢を見た。


夢だと分かる夢を。


どこか分からない場所で小さな石が積んである。


ただその風景だけだった。


(……これ、どこかで)


ふと子供のころの風景を思い出した。


怪我をした野ウサギを見つけたこと。


ひそかに世話していたことを。


そのウサギは毛は真っ白で目が紅かった。


そして、死んでしまったことを。


怪我が酷くて瞬の手には負えなかったのだ。


悲しみながらも瞬は、そのウサギのために墓を作った。


石を積んだだけの小さな墓だった。


(……そうか、お前か)


(ごめんな、寂しかったんだな……ごめん)


夢の中で謝ってもしょうがない事は分かっていた。


謝りたかった、助けられなかったことを。


次第に年月を重ねていくうちに忘れて行ってしまった事を。


(ごめんな! ごめん……)




「……ごめん」


「瞬!? おい瞬!!」


意識が戻って、目を開けると目の前に昴が居た。


「起きたか? 起きたよな!?」


うなずくと昴は、どこかへ行ってしまった。


しばらくして、長谷と美雪と一緒にもどってきた。


「瞬君!!」


「よう、起きたかよ」


美雪が飛びついてくる


「わっ!?」


「良かったあ、目を覚まさないかと思ったよ……」


「俺は、皆こそ目を覚まさないかと思ったけど」


「なに言ってんだよ、瞬が一番重症だったんだぞ」


「そうだぜ、お前3週間も目を覚まさなかったんだぞ」


「そうなんだ、痛っ」


「あっ! ご、ごめん」


瞬が痛がり、慌てて美雪が飛びのく。


「おい、無茶させんなよ、死ぬ一歩手前だったんだから」


「え、俺そんなひどかったの?」


「ひどいも何も、かなりの重さのある看板の下敷きだぞ、生きてるのが奇跡だぞ」


呆れたように長谷が言う。


「……うわあ」


「瞬は、しばらく入院だとさ、後絶対安静」


「痛くて動けないから大丈夫」


「そうかい、なんにせよまた見舞いに来るから、俺たちはもう帰る」


「じゃあね、瞬君」


「またな」


三人ともほっとした顔で帰っていった。


その後、瞬の両親も飛んできて、安心したようだった。



退院してから昴にかかった電話の話と皆の事故の事を聞いた。


「瞬からの着信で、サヨナラって言われて切られたから、なに言ってんだよって瞬に電話しなおしてたら、轢かれた」


「俺電話してないんだよなあ……後轢かれたってそんな軽く言われても」


「信号は青に見えたんだ、というか青だった。だけど赤だって言われたらその通りでさ……」


「……変な話だな」


「あと美雪と長谷もな」


「そうだよな、マンション見てみたけどあんなに細い手すりじゃ普通鉢植えなんて置かないよな……」


「長谷は、()ねられた時より頭を打った時の衝撃が強いとかだったし」


「ほとんどが地面に打ち付けられた時に出来た怪我なんだっけ」


「そうだな、うまい事皆意識が戻らないように気絶させられた感じだな」


「……なにかに呪われてたのかもね、なんてな」


「怖い事言うなよ」


「けど、もう大丈夫だと思う」


「なんでそう思うんだよ」


「俺が気づいたから」


「は?」


訳が分からないといった感じで昴は瞬を見る


「こっちの話だ」



昴と別れ、瞬はウサギを弔った場所に行く。


「ごめんな、寂しい思いさせて」


小さな花を添えて、石を積む。


少しでも寂しさを紛らわせられるように周りを華やかにする。


「一人なのは変わらないけど、たまに俺が来るから、あんまり悲しむなよ」


黙祷し、その場を後にする


それから変な夢と、紅い目の野ウサギを見ることはなくなった。


学校の帰り道、毎日その墓を見れる道で帰る、墓を見つけると少しだけ立ち止まる


その日は珍しく4人で遊びに行く途中だった。


「瞬?そんななにもないとこみてどうした?」


「いや、俺が飼ってたウサギの墓がね」


「へぇ、どれ? 瞬君」


「そこの石積んだやつ」


「最近も手入れしてんのか?」


「うん、兎って寂しいと死ぬって言うじゃん?」


「もう死んでんだろ」


「こら、長谷君! そんなこと言わないの」


「……悪い」


スッと昴が摘んだ花を添えた。


同様に3人も添える。


そして手を合わせる。


「……さ、行こう」


「そうだな」


3人はその場を後にする


「……向こうでも元気でな」


それだけ残して瞬も後を追った。




ウサギの目が紅いのは寂しくて、悲しくてずっと泣いているから


だからときどき仲間が欲しくなる。


気にかけてくれる仲間が。


寂しさを感じているウサギはまだいっぱいいる。


気づいたら後ろで立っているかも。


キキィー ガン!!




ピーポーピーポー……


ほらね。


寂しいまま死んだウサギはこうして仲間を作るんだ。


夜道と背後にはお気をつけを――


fin

どうも憐です。

ここまで読んでくださったら本当にありがとうございます。


本当はこんなホラーにするつもりじゃなかったんですが書いてるうちに途中で路線変更してしまい、最終的に全部手直ししたらこうなってしまいました……( ̄ー ̄;)


2カ月近く間を開けてしまいましたが、これからもまたこんな感じで間が開くと思いますが、気に入っていただけたらこれからも読んでください。


さぁ、話は変わりますが、ウサギの目が赤く見えるのって実はメラニン色素が作れない子がそうなるらしいですよ。

知ってました?

真っ白で目が赤い子とかは全くメラニン色素が作れない子のようで……えっと、この話とは全然違いますね^^;


そこはフィクションってことで目をつぶってください!(汗


またそういうメラニン色素を作れないのをアルビノって呼ぶんだそうです、目の黒い子もいるし毛色もある子もいるから皆が皆一概にそう呼ばれるそうではないそうですが

憐は小学校の頃でしかほとんど見かけることはなかったので、そこまでちゃんと見れなかったですが(^^;

この作品を書いてからなんで赤いのかなーって調べたらちゃんとした理由が分かってちょっとすっきりしました。


また作品のほうですが


なんと今回初の4人出演!

いつも2人だったので難しい……と言っても瞬と昴の2人の会話が結構占めてましたが(^_^;


やっぱり大人数での作品を書くのは難しいです。

それぞれの登場人物の個性を文字だけで表すっていうのは、いざ書いて読み返すと。

あれ?これ誰だ? ってなるような場面も少なくなくて、今度は直そうとして人物の個性を出し過ぎてしまい、中身がなくなってしまったりと試行錯誤の連続でした。

そしてその結果が瞬と昴以外の出番がすっごく少ない事です。

冒頭でちょろっと喋って最後でちょろっと喋る。


流石にひどいですね……

次の作品ではちゃんと登場人物の個性を出しつつくどくない程度に読める話を書きたいですね。

というか目標です。


まあ、なにはともあれ、これからもさらっと読める面白い話をかけるように努力します。


では今回はこの辺で


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