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人間不信

作者: 森 go太
掲載日:2026/01/08

 やばい

 今何も書けない

 死にたくなってる

 どうしよう

 人間を信じられなくなってる

 自分の考えに自信が持てない

 他人に好かれている確証が得られない

 あの頃のトラウマばかりを思い出して、周りの人はどれだけ良い顔をしていても、心の片隅では俺のことを馬鹿にしているんだろうなと思ってしまっている

 あれだけ誰かに会いたかったあの頃は、まだ近くにあるのに、今はもう誰にも会いたくなくなっている

 誰のことも信じられないから、関わりを断とうとしている

 道化を演じることで自分を保つのも辛くなっている

 小説を書くことが、俺の救いだ

 だけど今は自分の生み出す作品にも自信が持てなくて、どうせ誰も認めてくれないんだろうとしか思えなくて、途中で思考が止まってしまって、空想の世界から一気に現実に引き戻されて、現実にあるのは、孤独な俺の身体と、狭く雑多な部屋だけ。

 嫌い嫌い嫌い嫌い

 俺には親の愛情だけが残っている。

 幸せなことに、家族がちゃんと愛してくれているから、俺は現世に繋ぎ止められている。

 だから俺は贅沢なのだと思う。

 この世には、家族にすら愛されなかった人間もいると思うから。

 そういう人間達はどうなる?

 死ぬ?

 生きている人もいるらしい。

 なぜ生きている?

 例えば、家族が不慮の事故で全員死んだとしたら、俺は死ぬだろうか。

 死ぬかも。

 その時を想像すると、今はどうしてもその結論になってしまう。

 多分、死ぬかもしれない。

 誰にも見られてないところで。

 最悪だ。

 あれほど両親の愛情を受けて育って、年始帰った時もご馳走をいっぱい食べさせてもらったのに、俺はこんなにも簡単に命を投げ出すことを考えて、

 ごめんなさい

 ごめんなさい

 今はそんなことしか考えられない。

 分かってもらいたいと思ってしまうのは、それも甘えだろうか。

 最悪の人間。

 俺は最悪。

 どれだけ自分を取り繕っても、結局根っこの部分がカスであることは変わらないから、死ぬことばっかり考えてしまう。

 こんな罪深い俺に痛みを与えてください。

 人に迷惑をかける、物理的な痛みじゃなくて、心の痛みをもっともっと、与えてください。

 そうじゃないと許されないほどに、俺は不義理だ。

 心の痛みが与えられていると、安心できる。

 神様から罰を受けている間は、すべてが清算される気がする。

 だから幸せな時間があると、俺はその後鬱になる。

 俺は幸せになってはいけない人間だと思っているから。

 ごめんなさい。

 破滅願望が膨れ上がって、どこかに行こうと思うけれど、その度に、親から受けた愛情が、俺の破滅への行動を止める。

 親がいるおかげで、俺は生きている。

 俺を繋ぎ止める唯一のもの。

 それが鎖だと思い始めたら、いよいよ終わり。

 とりあえず買い物にいかないと。

 今はまだ、頑張って生きよう。

 どうせまた躁の時も来るし、

 今は道化を演じながら、無難に日々を過ごそう。

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