短編 悪臭の元、捜索。
お食事中の方、またお食事を控えている方は、読むのを控えてください。
家で待て、と言われて待機している最中なのだが、この道26年のプロダラダラーでも落ち着いてダラダラできない。理由はいくつか考えられるであろう。異世界転生の興奮?不安?否。そんなもので私が止まるわけがない。理由は一つ。臭い。マジでエグい。もう耐えらない。何処だ?何処から臭ってくる?
と、言うわけで、家のなかに原因があると目星を立て、いったん家を探索することにした。といってもこの部屋、キッチン・ダイニング・リビングのほかには二つしか部屋はない。まぁ、おおよそトイレと風呂だろう。
ばっと起き上がりその部屋に向かってみる。私が好奇心を抱き布団から出ることは、とても珍しいことだ。
1つ目の部屋に通じるお粗末な木のドアを開ける。
ここは物置のようだ。悪臭ではないが、土臭い匂いがする。多分、農作物をここに保管しているのだろう。こっからあの芋をもってきてたんだな。よし、これでトイレと風呂が一緒なことが確定したわけだが、おそらくトイレがボットン式のため、悪臭を放っているのだと思う。
もう一部屋も物置だった。
え?え?ん?な?どういうこと?もしかしてこの世界には風呂トイレの概念がない…?
おいおいちょっと待て。ってことはあの爽やかイケメンの点も、筋骨隆々母も、激怖線さんも
糞尿を垂れ流しているということか?駄目だ。それはあってはならない。私は今ギリギリそれは衛生観念上悪いと理性が働けている。しかし、2日もあれば染まる自信しかない。風呂キャンは当たり前、トイレも行くのがだるいという理由で、ベッド、椅子、テレビなどの生活空間をトイレのドア付近に置いて生活していた私が、染まらないわけがない。むしろ、それが許されるというのは、ダラダラーとしての夢、頂点。ギリギリ理性保て、私。
結果、悪臭はこの家とかではなく、住民から発せられるものだとわかった。私も例外ではなく。
2つ目の私の目標。理性を保って、ダラダラするのに適する環境をこの村で作り上げる。別に風呂が嫌いな訳では無い。トイレもなくては困る。今は。
高校受験、大学受験で全ての努力を使い果たしてしまった私にはでかすぎる野望だが、やるしかない。
最後までお読みいただきありがとうございます。もし誤字脱字や設定の不備、矛盾等あれば教えていただけるとありがたいです。




