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第3話 光のエレベーター

スタスタ…


ユマに連れられ進む2人。


シュオォン…

シュン・・・


扉らしき前に立つと、自動ドアのように扉がなくなり中に入れるように。

中は1人暮らしの一部屋ほどの大きさで、囲う素材は漆黒で鉄とも違う見たことのない素材で硬質化されたもの。

電球のようなものは見当たらないが、地面から青白い色で発行する棒状のものが数個あり中を照らしている。


「...すげぇ〜」


「さっ行くよ」


「・・・ユマ怖いよ。。。」


「大丈夫〜!私がいるからね」


「う、、、うん…」


「よし!良い子、さて」


スタスタスタ…

スゥ…

施設の中央部分に立つと、ユマが手に持っていたモノを地面から伸びている機械のようなモノにかざした。


フワァン…

ズ、ズゥーン


すると、立っている円形部分の縁が光だし、音もなく下降しだした。


シューン…ホワン、ホワン、ホワン・・・


「うぁ〜!!!!なにコレなにコレ!!!」

目を輝かせながらこっちを見るアダン。


「これが、光エレベーターって言ってね!今私たちを下に自動で静かに運んでくれるものなんだよ〜!」


「・・・へ〜そうなんだ!!」

返事するものの、興味は下降中の周りなどにしかない。

というのも、周りは半透明となっており、外の世界が見えるからだ。


「フンフンっ」


「...すごーい」


怖がっていたヴェータも繋いでいた手を離し外に夢中に。


「下まで少し時間かかるからねー」

「あっ・・・そうだ」


と、鞄に手を入れスマホを取り出した。


カチ...タンタンタン

シュシュシュ..タンタン


ユマは母にメッセージを書きだした

「・・・うーん、、、」


自分から連絡することはほとんどなかったから少し変な感覚だ。


シュシュシュ..タンタン

~タン!


「ふぅ〜・・・あっ」


するとすぐに返信が来た。



———


「お元気ですか?ユマです」

「いきなりだけど、今日家にいますか??」


「あら、ユマ!あなたから連絡なんてどうしたの!?」


———



母の名前は高峰・アイリス。

日本人で科学者一族だった父と国際結婚した。

性格は穏やかで子供想いの優しい母だ。


母は一番下のオメガ・クーシュ層の中でも中心部から一番離れている村に住んでいて、その村で農作物をまったりと育てながら1人暮らししている。

そんな生活だったから、母からの連絡はかなりの頻度であり、すごくたまにユマから連絡した際はすぐに返信がきていた。

まぁ私から返信はしないことが多かったけど・・・。



———


「あーまぁ、ちょっと紹介したい人がいて」


「あら!遂に未来の旦那さんかしら??!!」


「あーいやそうじゃないけど・・・」

「それよりも家にはいる?」


「もちろんいるわよ!うふふ〜なにかしらねぇ〜」


「それは・・・着いてからね」


「楽しみだわ〜!ユマにも会えるなんてもうどれくらいぶり??」


「あーまぁ、、、ごめんなさい、色々と忙しくて」


「頑張ってる証拠だよ!」


「ありがとう」

「それじゃこれから向かうから、出来たらお菓子とか用意してもらえると嬉しいかも」


「うふふ(笑)はいはい」


「たぶん、あと2時間?経たないくらいで着くと思うから」


・・・・・


———



「・・・あれ??」

やりとりの途中、母からの返信がなくなった。

あれだけテンションが高かった母、それにあの性格だから母から返信がなくなることはあり得ない!

なのに・・・


「・・・珍しいな?充電がなくなった??」

いつもと違うことに疑問をもったが、そうこうしているうちにオメガ・クーシュ層に到着した。


ホワン、ホワン、ホワン・・・シューン


「あっ着いた」


下に着くと同時に、施設のドアも開き外が見える。


「ユマ!着いた!!!早くいこ!!!」


抑えきれないる気持ちのまま手を引っ張るアダン。


「こらこら慌てないの!」

「さっヴェータも行くよ〜」


ギュ…

ヴェータの手を繋ぎ、外に向かう。

すると、そこは先ほど3人が見ていた風景とは異なる世界が広がっていた。



-------------------------


ここまでお読みくださいまして誠にありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

楽しんで最後までお読みいただけていたらとても嬉しいです!

不定期にはなりますが、次の更新までお待ちくださいませ!!

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