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第1章9話 仲間は俺が守るとゆう事 前編

「ファング!着いて来れてるか?」


振り返らず念話で呼びかける!


「大丈夫!なんとか背中が見えてるよ」


スーピードを落とさず、こーやつ会話出来る念話は、かなり使える!


ファングは何とか着いて来れているようで、少し安心しながらも、リアの安否確認が出来るまでは、少し先を急ぐ!


「胸騒ぎがするから、スーピードは落とさないから、頑張ってくれ」


「はい」


これは直感が、俺にリアの危機を知らせているのかもしれない!


いつでも戦闘に入れるように、気合いを入れる!


そろそろ索敵に川が入るはずだ!


何も無ければ魚を食べて昼寝してるんだろうけど・・


・・・来た!・・・


索敵に情報が入って来た!


やはりリアの他に対峙する影がある!


「ファング!やはりリアは戦闘中みたいだ!俺は先に行く、後から様子みながら来い!迂闊に戦闘には入るなよ!情報が無い敵だ!危険かもそれないからな」


そう一気に念話で伝えると、俺はギアを2つ程上げ加速する!


すると50m程離れた場所から、戦闘音が聞こえて来る!


・・・無事だといいのだか・・・


そいつは20m手前の木の間から姿が見えた!


「前に索敵に引っかかってた奴だな!それにしてもデカイな」


その体格は全長4mほど有り!真ん中に目が1つあった!


・・・・・サイクロプス・・・・・


俺は前世の記憶からその名前を思い出した。


もし俺の知ってるサイクロプスなら、少し厄介である!


奴はタフであり、そして馬鹿力である!


捕まる事はまず避けないといけないのと、攻撃をしても多少の傷は自己治癒能力で治ってしまう!


・・・さてどーしたものか!・・・


とりあえずリアの安否が先だけど、奴の背中で見え無い!


不意打ちに一発かまして、とりあえず前方へ移動する!


後ろからダッシュで近づいて右足の膝裏を剣で切りながら前方へ移動!


やはり流石のサイクロプスといえど、膝裏は鍛えれ無いみたいで、後ろに尻餅をついた!


その隙に周囲を確認!


リアが肩で息を吸いながら、斜め前に立っていた!


「リア無事か?」


「カズマさん!どうしてここへ?」


「それは後で良い!これ飲んどけ!」


袋に入れて来た薬草ジュースをリアに投げる


「ありがとうございます」


・・・ゴクゴク・・・グァ〜・ペッペッ・・


「苦〜い!酷い味ですね!思わずこれで意識飛びそうでしたよ」


「味は今後改良する!それで怪我は?」


「石つぶてを数カ所食らったくらいです」


「こいつの事は知ってるか?」


「私は見た事無いですね!カズマさんは?」


「正解かわからんが、サイクロプスとゆう魔物だと思う。」


「コイツがサイクロプスなら、馬鹿力だから捕まったら最後だ!そしてタフだから中々こちらの攻撃が効かない!」


「柔らかい場所は、膝裏や脇!後は目だと思う!」


・・・どうにかして、目を潰したいが奴のリーチからすると、懐に入るのはリスクがある・・・


サイクロプスは右膝を気にしながらも、やる気満々で立ち上がった!


「リア!正面で気を引けるか?」


「やってみます」


リアがサイクロプスの前で、ステップを踏みサイクロプスを挑発する!


単純なサイクロプスは、捕まえようと両腕を伸ばす!


その時俺はチャンスと思い、左膝の横を通過と同時に、膝裏を斬りつける!


これで両足共に、少し鈍くはなるはず!


とりあえず!少しづつ削って行くしか無さそうなので、持久戦へともつれ込むのであった!


両膝をついた瞬間に、リアが背中を爪で攻撃!


しかし皮膚は少し裂けただけで、大きな傷にはならなかった!


「カズマさん!武器はありませんか?私の爪ではコイツの皮膚は切り裂かないようです。」


リアからの注文に応えるべく!袋へ近寄り中からダガーナイフを取り出して、リアに投げる!


「これ使え!」


「ありがとうございます!」


リアに注意がいっていたのだろう、サイクロプスが石を拾って投げて来た!付けていた左腕の盾で防ぐも、体が20㎝程後退し、腕が痺れて上がらなくなっている!


・・・くそ・・ミスった!・・・流石の攻撃力だ!


あんなの頭に当たったら、即死かもしれん!


・・・どーみても格上だしどーにかして逃げるか?・・・


「カズマさん大丈夫ですか?」


「大丈夫だ!リアも奴の攻撃には注意してくれ!」


「わかりました!」


さて!第2ラウンドの始まりだ!


サイクロプスは立ち上がり、近くの細い木を掴むと轟音と共に引き抜いた!


・・・グウォ〜・・・メキ・・メキメキメキ・・ズボッ・・・パラパラ・・・


おいおいマジかよ!あれ武器ですかい?


ヤベー!まじで規格外だ!


サイクロプスは両腕で、木を持ち上げ振り回して迫ってくる!


まだ左腕が上がらない俺は、バックステップでその攻撃を避けて、取り回しが難しい木が茂った方へ移動する!


・・・バギィ!バギバギバギ!ブォン・・・


ウッハー!なぎ倒して攻撃してくるし!


どうする!このままじゃあ近づく事さえ難しい!


そんな時!小さな影がサイクロプスの後ろから、膝裏目掛けて飛び出した!


・・・ザシュ・・・


「ファング!コイツはやばいから早く離れろ!」


咄嗟にファングに声をかける!


ファングは俺の声に従って直ぐに後ろへ、飛びのくと!


さっきまでいた場所を、木が穿つ!


・・・ドゴン・・・


サイクロプスがファングに気を取られた一瞬を、リアが反対かダガーによる、首への攻撃を成功させる!


しかしその離れぎわに、裏拳による攻撃を喰らいそのまま吹っ飛び、木に激突する!


ヤバイ!


この後追撃されたら、リアは死ぬ!


そう頭の中で直感が叫ぶ!


俺は必死に走り、木を握る腕に剣を振り下ろす!


腕の骨で剣は止まり、代わりに逆の手でボディーを撃ち抜かれた!


・・ザシュ!・・ギロリ!・・ブン!ゴパァン・・


うぇ〜


胃の中がシェイクされる!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!


このままじゃ皆んなやられる!


せっかく異世界で手に入れた仲間なのに!


俺が無力なせいで!死なせてしまう!


そんなピンチの中!


サイクロプスに向けて立ち向かう小さな影があった!


「爪牙烈風斬!!」


ファングはがむしゃらに、膝裏に向けて必殺技を繰り出す!


その甲斐あって、片膝をつきサイクロプスが沈黙する!


よーやくボディーブローの後遺症から、立ち直った俺は、ファングの感謝する!


「ファング助かった!」


さてこの化け物をどーやって倒す?


考えろ俺!


ここで詰まったら、皆んな死ぬ!


何からないか?必死で考える!


そこで脳裏にこの辺りの地理が浮かんだ!


ここ最近の雨であそこはまだぬかるんでいるはず!


俺はリアの方へ目を向ける、よーやく目を覚まし立ち上がって来た!


「リア!ファング!場所を移す!着いて来てくれ!」


2人は念話で「了解」て伝えて来たので、俺はある目的地へ剣を拾って走りだす!


そこにリアとファングも続く!



もちろん奴も!



後編へ続く!!

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