第2章13話 商売と髭オヤジ
更新なかなかできずすみません
あれから毎日せっせと薬草等を採取し、傷薬や回復薬それに毒消し等をできるだけ多く作った!
明日でちょうど8日目前回の売れ行きしだいでは、ストックはもう切れてるだろう!
今回作成できたのは・・傷薬50個 回復薬50個 毒消し50個
なかなか時間の無い中で頑張ったと思う。
明日に備えて今日は寝る事にする。
翌朝!
「それじゃーミランダにコレ渡してくるから。ここは任せた!」
「いってらっしゃいませ」 「いってらっしゃーい」
荷物を鞄に入れ洞窟を出て待ち合わせ場所へ駆ける。
俺の到着後程なくしてミランダが到着する!
「カズマ様お待たせして申し訳ありません」
「こちらも今来た所だ!それより商売は始められたか?」
「勿論でございます。早速説明させて頂きます。まず別れた後から店内を改装し3日後には店は開けれました。そして頂いた商品を鑑定したところ、傷薬は中程度の品質でしたので銅貨50枚 毒消しも同じでしたのでこれも銅貨50枚でした。」
・・・・宿10日分か!悪くない値段だ!・・・・
「中々の値段で売れたな!」
「ええ!それについては実はリリとララが頑張りまして!」
「ほ~あの2人がか!」
「お客の前で実際に商品を使ってみせたのです!」
「おお~実演販売か!中々やるなあの2人も。だけど実演って事は怪我や服毒しないと難しいのでは?」
「私達は奴隷ゆえに切り傷などはつきものでしたし、見てるお客さんで傷がある方に使ったり、毒はその辺りの酔っぱらいに飲んでもらい効果を実演させて効果を見せていました」
・・・二日酔いにも効くのか・・・こっちで酒飲んでないけどいつか試そう!
「まーあまり自分達の体での実演はひかえるよーに言っておいてくれ!」
「わかりました言っておきます!そしてこちらが今回の儲けの数字です」
紙にかかれた物に目をやる!
傷薬 毒消し
仕入れ20個 使用2個 販売18個 1つ銅貨50枚 売上銀貨9枚
「実演用に各1個づつは使わせていただきました。」
「それは構わない!銀貨9枚なら儲けも上々だな。」
「おかげさまで」
「なら毎週最低でも10個は納品できるようにするから販売頑張ってくれ!」
「とりあえず今回は傷薬50個 回復薬50個 毒消し50個持ってきてるから鞄に入れてくれ」
「こんなに頂いてよかったのですか?」
「品質による単価がわからなかったからいっぱい作った」
「次回からはもう少し減らすと思うから!」
「わかりました。では次回はどーいたしましょう?」
「11日後の朝またここで会おう」
「かしこまりました。あと少しお願いがあります!」
・・・少し言いにくそうにミランダが言う・・・
「ん?なんだ?」
「冒険者登録したいのですが、かまいませんか?」
「構わないが、奴隷でも登録できるのか?」
「基本的には奴隷でも登録できます!登録費さえ払えたらですが」
「そうか!登録費は儲けから出していいから登録しておいてくれ!」
「銀貨1枚かかるのですがいいんですか?」
「確かに資金提供などしているが、それは情報への報酬だ!その後の稼ぎは3人でうまく分ければいい」
「本当にカズマ様は人では無いのが信じられないくらいお人よしですね!」
「誉め言葉として受け取っておく!」
「それで冒険者になって何かあるのか?」
「はい!私は魔法適正が実はありまして!なのでこのまま何もしないよりは、レベルを上げてお役に立てる事を増やしたいと思っております。」
「その気持ちだけで十分だが、やりたい事があるなら止める理由もないから頑張ってみればいい」
「ありがとうございます。」
「ではまた11日後ここに来てくれ!」
「かしこまりました。」
ミランダと別れて、今後の採取などが少し楽になったので、久しぶりに新規開拓したい気分になった。
・・・どこえ行こうか・・・そー言えば、街道の反対にある森にはいった事なかったな!
・・・ちょっと冒険してみるかな・・索敵を使って人が途切れた瞬間に10mほどある街道を横切る・・
・・・初めてこっちにに来たけど、なんかワクワクすんな!
それから2時間索敵を駆使して、戦わずに進んだ!そんな時に200m範囲に人?のような影で反応がある!しかも1人だ!そしてその周りにも影が多数ある!反応は光って無いので死んでいるみたいだが!
一瞬どうするか悩んだ!もし凄腕の冒険者の場合、確実に面倒な事になる!しかし怪我により移動できないなら、即席の傷薬くらい差し入れしてやっても問題ないんではないか・・・・
見ない後悔より見て後悔する事に決めた!!
進むこと3分!
森の中に少し開けた場所に大きな岩があった!目標にしていた人物はそこで休憩しているようだ!
俺は森の木の陰から、様子を窺う!奴の周りには熊の魔物が2頭・蛇も2匹・が死んでいた。
鎧とアックスには返り血がついている!怪我はその血のせいで判断がつかない。
まー生きていそうなので、今回は見つからないようにそっと撤退しようとしたのだが・・・
「なんだい!帰るのか?手負いかもしれねーのに珍しい奴だな!」
・・・バレてた・・・・
「それにしてもオーガかよ!この辺じゃ出ないはずなんだがな!」
・・・どうしよう・・・逃げ切れるかな・・・
「隠れてないで出て来いよ!」
・・・なんか来いって言ってるし・・・ちょっと怖いんですけど・・・いつもの感じでいけるかな?
俺は勇気を振り絞って広場へ出る・・・ガサガサガサ
「へ~ただのオオガじゃねーな!オメー」
相手の見た目は海賊バイキングの一味のようなイカツイ50歳くらいの髭オヤジだった!
「俺はお前と戦う意思はない!」・・・・震えそうな声を我慢して答える
!!髭オヤジが目を見開く!・・ニヤリ・・
「こりゃ~驚いた!会話ができる個体かよ!」
珍しい生き物を見るような目で足の先から頭の先まで見られる!
「質問だ!なぜ俺を襲わない!腹が一杯だからか?」
「俺は元々人は襲わない!それだけだ!」
「ほう!それを信じろと?」
・・・自分で聞いて来たんだろ!・・・・内心で突っ込んだ!
「信じるか信じないかはあんた次第だ!怪我もなさそうだから、もう行くぞ」
「怪我してたら襲ってたんじゃないのか?」
「怪我してたら傷薬を差し入れするだけだ!」
「そんな事をしてオメーに何のメリットがある?」
「何も!」
「何も無いのに助けるって言うのか?」
「ああ!」
ケタケタケタ・・・・バンバン・・・急に笑いながら手で足を叩く・・・
「こら傑作だな!オーガのそれも進化個体に助けられそうになってたなんて・・」
「オメー話ができるくらいだ、ネーム持ちだろ?」
「ああそうだ!」
「やっぱそうか!俺はガルム!オメーとは少し縁のあるもんだ!そっちは?」
・・・正直に答えるか少し悩む・・・まーでも相手も名乗ったのだしとあきらめる・・
「カズマだ!それで俺との縁とはなんだ?」
「なんか人間みてーな名前だな!んで縁の話だが、俺はドワーフとオーガのハーフだ!」
「何だと・・・・!」・・・めっちゃビックリした!マジかよ異世界何でもありだな・・・
「普通のドワーフだと背はこれの半分より少し上くらいだ!だが俺はオーガの血が入っていてな!背もこのとーりよ!」
「成る程!珍しいな・・・」・・・正直な感想である!
「まーなこの秘密は誰にも話しちゃいねー!知ってるのは親とカズマ!オメーくらいだ。」
「何故そんな秘密を俺に?」
「さ~何でだろうな!何かオメーなら大丈夫な気がしたのかもしれん」
「そうか!それでココには何で来たんだ?」
「材料収集だ!俺は鍛冶屋でな!武器つくる素材を取りにきてたんだ」
「成る程な!」
「
「なるほど!珍しいな・・・」・・・正直な感想である!
「まーなこの秘密は誰にも話しちゃいねー!知ってるのは親とカズマ!オメーくらいだ。」
「何故そんな秘密を俺に?」
「さ~何でだろうな!何かオメーなら大丈夫な気がしたのかもしれん」
「そうか!それでココには何で来たんだ?」
「材料収集だ!俺は鍛冶屋でな!武器つくる素材を取りにきてたんだ」
「成る程そ〜ゆう事か!」
「この近くの街ではこれでも凄腕で通ってるんだぞ!!」
「そうか!なら今度武器を作ってもらおうか!」
この近くの街ではこれでも凄腕で通ってるんだぞ!!」
「そうか!なら今度武器を作ってもらおうか!」
「街に入れたらな!」
「そらそーだな!」・・・二人で笑いあった!
「では邪魔したなガルム!」
「何でーい!もう行くのか!」
「あまり人に見られるわけにもいかんのでな!」
「オメーも苦労してんだな!」
「まーな!あー1つ質問なんだが、投げたら戻ってくる武器ってあるか?」
「ん?ブーメランの事か?」
・・・この世界にもブーメランあるのかよ・・・胸アツだな・・・
「ブーメランは作れるのか?」
「もちろんだ!かなりいい物作れるぞ!!」
「なら今度知り合いに買わせに行く!!」
「なんでーオメー人の知り合いがいるのか?」
「ああ!」
「なら買いに行く者にガルムを訪ねろって言っておけ!安くしてやる」
「わかった!助かる」
「では!また会おうガルム!」
「おう!オメーも元気でな!」
俺は帰り道で、ブーメランをミランダに買いに行かせる気MAXになっていた。
鍛冶屋出てきました!あと新しい武器も!