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第2章11話 進化と進路と人助け!

全話少し手直ししたりしております!誤字等も含め!

あれから、1週間程たった!


その1週間はのんびりと、食べる為に狩をして、眠くなったら寝る平和なものであった!そんな中今後の事を俺は考えていた。


ここは異世界で、冒険者も居ればサイクロプスもいる!なら絶対にもっとヤバイ奴も居るよ〜な気がしてならない!


その代表としては、ドラゴンである!


元の世界で読んでいたラノベにも、度々出てくる存在!


それなりにらここは本の世界と共通の生物などが闊歩しているのを考えても、居そうである。


ちょっと見てみたい気もあるけど、サイクロプスとの戦闘を考えたら、出逢った瞬間詰んでる気もするので、やはり現実には会うのは望んではいけない気がした。


一応直感でこの洞窟へ寝床を作ったから、それなりには安全なんだとは思うのだが、この森にも今まで見た事が無いサイクロプスや、他の小さな魔物が現れたのには何かしらの、理由がある気がした。


理由を調べるにも、地理や情報は必要だと思っている。


人間だったら何とかなったのだが、今の自分では地図やこの世界の情報を手に入れるのは、かなり困難である


何とかならんものかと、考えてたらあっという間に1週間たってた。


1週間考えた苦肉の策だが!


商人の馬車等が通るルートをまず探して、その道中で襲われたりしている商人を助ける!又は助からなかった場合には、その後処理として荷物を貰う!


一応襲う等は考えて無いが、襲われていたら助けるし、その報酬で交渉してみようと思う!亡くなってたら申し訳ないけど、その後の荷物は頂くつもりだ!


自分の中で方針が決まったので、皆んなに相談する


「えっと!今後の事なんだけど」


2人がらこちらを見る!


「この世界の事をもう少し知らなければならないと思う!それは最近ここらへに見た事がない、魔物も増えて来ているという事も含めて、情報を手に入れるべきだと俺は思っている!」


リアが口を開く!


「情報を手に入れるのは賛成です!この森にも何か起こってる気はしますので」


「そこで俺の考えた方法なんだが、人間の商人と言われる奴らがいるんだが、そいつらはよく襲われるんだ、時には魔物や人間に!そいつらを助けようと思う。助けた報酬に地図や情報を貰う」


「正直安全では無い作戦でもある!冒険者に目をつけられないように、場所は変えて行くつもりだけど、絶対の安全って訳じゃ無い!だけど手伝って欲しい!」


「カズマさんが必要というのなら、私達に断る理由はありません。」


「うん!僕も手伝うよ!」


「2人共ありがとう!」


「では早速なんだけど、人間が多く住む街ってのに行く道を探す事から始めようと思う!」


「以前に人間の女の子を助けた事があって、その時に一応それらしき道も発見しているから、まずはそこへ行って、そこから探そうと思う。」


「2、3日は外で寝泊まりするつもりだから、そのつもりで準備して欲しい!」


「わかりました!」


「は〜い!」


あれも早速荷物をまとめる!袋には食料!水!そしてランタン!更に骨の刃等を入れ!腰に剣をさす!


「よし!準備完了!皆んなは?」


「こちらも準備出来てます」


「僕も準備出来てるよー」


・・・「では出発!」・・・


1時間半くらいで、以前ティファを送った時に見つけた街道を発見した!


・・・あの時はもう少し時間かかったけど、進化のお陰か移動速度も速くなってる気がする・・・


街道を覗くが、商人の姿は見当たらない!


「もう少しあの道に沿って進んで、お昼にしよう!」


「わかりました!」 「はーい」


そらから進む事1時間程!何となく雰囲気的にここらへんなら、襲撃が有りそうな感じがしたので、とりあえずは飯にする事に!


「だいぶいい感じの場所に来れたし、ちょっと休憩しよう!干し肉だけどコレ食べて!夜には狩に出てちゃんとしたご飯にするから」


「僕干し肉も好きだから大丈夫だよ!」


「ファングもこう言ってるので、気にしないで下さい」


2人に干し肉を渡し、周りの状況を再確認する!


もう少し進んだ所に、山を迂回するカーブが見える!

俺ならあの辺りで襲うかな?そな事考えて干し肉を食べていると、索敵に森を移動する集団が写った!


「すまないが、お客さんが見つかった!」


干し肉をしまい2人に合図すると、2人共食べ終えたみたで、すぐ行けるようだった!


「バレない距離まで少し近づいてみようと思う」


2人が頷いたので、移動する!


集団の数は8!シルエット的にはゴブリンのようだ!


ゴブリンの移動速度よりも少し早く動いて距離を詰めて行く!


残り50m程で速度を、調整し静かに着いて行く!


ゴブリン達の動きが早くなった!


「何か発見したようだ!少し様子を見て助けるか助けないか決める!冒険者がいる場合はゴブリンでは返り討ちになる場合もあるから、慎重に行こうと思う!」


「分かりました!」「うん」


索敵の範囲には、ゴブリン8と戦う2名!あと馬車の運転に1人荷台には、3人程乗っている!


あの2名がやられたら行くか!


戦闘音が聞こえる位置まで移動して、様子を伺う!


戦闘はゴブリン有利である!まー数の上で多いので仕方ないのかもしれないけど!


元の世界の冒険者ならランクさえそこそこ有ればこの数くらい倒せそうな記憶なのだが、やはり本の中の話と現実では差が有るのかもしれない!


戦っている2人は何とか2匹は倒したものの、手傷を負ったのか、その場から離れる動きを見せている!


馬車の運転手も荷台を切り離し、馬を走らせて逃げていった!


残されたのは荷台の中の人達である!


「よし!そろそろ突入する」


戦っていた2人と馬車の業者が索敵から外れた所で、ゴブリンに向かって走りだした!


ゴブリン6匹にとっては災難である!


なんせ今からお楽しみってタイミングで、森からバトルオーガにエンペラーウルフが2匹も飛び出してくるのだから!


移動する中で、手に持った石を前方のゴブリンへ投げる、胸に穴が空いて1匹沈黙!


リアとファングも接近て同時に、2匹始末して残りは3匹になった!


荷台の中の人は無事そうである!後は残りを片付けてミッション終了!


そう思ったら、ゴブリン達はダッシュで逃げて行った!


ま〜元々臆病な性格の奴らだし、追いかけて倒す程でも無いのでほっとく事にする。


早速荷台に近づいて、扉を開ける!


中には手錠のかかった女の子が3人いた!


3人からは絶望感漂う眼差しである!


なんせゴブリンからオーガに相手が変わったのだ!


より絶望に打ちひしがれている事であろう!


そこで俺は和やかに挨拶してみようと思った!


「やあ!お嬢さん達!だ 大丈夫だったかい!」


少し声が震えた!仕方ない元の世界で女子になんて話しかけた事ないんだから!


相手の反応を待ったが、全く反応されなかった!


・・・泣きたい・・・


もう一度勇気を持って声をかける!


「私は貴女達を食べたりしません」


すると3人の中で一番綺麗な顔の子が反応した!


「助けて頂き感謝します!私達を食べたりしないので有れば、何故助けたのですか?」


こちらの要望を伝える絶好のチャンス到来!!


「実はこの世界の情報が欲しい!」


「情報?それはどーいった物ですか?」


「この世界の地理や国同士の関係等!あとは冒険者ギルド等の情報も有れば欲しい」


「随分具体的ですね!その情報を何に使うのですか?」


「それは生きる為だ!人間と争わずひっそりと生きるには情報が必要だからだ!」


「貴方!本当にオーガなの?人と話せるだけでも異常なのに、人と争いたくないなんて!」


「信じないかも知れないが、俺は転生者だ!」


「まさか!本当にいるの?転生者なんて!」


「目の前にいるが?」


「それを信じろと?」


「信じるか信じないかは、そちらが決めればいい!ただ情報は提供して貰えるのか、貰えないのかが聞きたい。」


「もし!もしも提供しなければ?」


「この話は終わりだ!俺達は他を当たる」


「提供した場合は?それは色々と君達に協力するつもりだ!」


「例えば?」


「俺達は資金が必要無い!この森で死んでいった冒険者の荷物から、それなりの資金は集めてある!それを提供しよう!それで街で生活してたまに情報を提供しに森に来て欲しい!」


「中々魅力的な提案ですね」


「ならこうしましょう!私達は奴隷商に売られた商品!それを買い取って私達の主人となって下さい。」



「それでいいのか?」


「どの道ここで捨てられたも同然の命!それに資金を出して貰うのに、提供できる物等この身1つくらいしか有りませんから!」


「ただし!奴隷となるのは私1人です!他の2人はまだ幼いので、解放を要求します!その上でこの案を受けて頂けますか?」


「良いだろう」


「なら交渉成立ですね」


「私の名前はミランダ!以後お見知り置きをご主人様」


「俺はカズマだよろしく!あとこっちはリアとファングだ」


「ではまずは、資金を取りに我々の寝床まで、来て貰う」


「私達は奴隷ゆえ体力があまり有りません」


「わかった!ならその荷台に乗ってくれ!俺が引こう」


「主人にそんな事させるわけには!」


「正確にはまだ契約は成立していない!なら成立させる為にも、必要だと割り切ってくれ!」


「わかりました!よろしくお願いします。」


さっそく荷台を引いて洞窟へ帰る事に!道中の警備はリアとファングにしてもらい、俺は振動を抑えながら最速のスピードで走った!


これでとりあえずは、最初の段階はクリア出来そうだ!そー考えると思わず笑みがこぼれた!



新しい仲間来ました!今後の展開に注目です!

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