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第1章10話 仲間は俺が守るとゆう事 後編

あれから10分ほど移動した所に目的地はあった!


着くまでに念話にて、作戦を伝える!


この先の目的地は、ここの所の雨で地面はぬかるでいる!そこに足が万全の状態では無いサイクロプスを誘い込むって作戦である!


ぬかるみの中では、あの木もまともには振れないはずだ!


目的地を迂回して、まだ固さの残る地面にてサイクロプスを待つ!


すると遅れてズシン!ズシン!と足音が聞こえ!


サイクロプスが現れた!


「奴が掛かった時が勝負だ!俺は目をやる!」


「では私達は足を更に攻撃しましょう」


サイクロプスは俺達を見つける、満面の笑みでこちらに向かい走って来る!


・・ズシン!ズシン!・・ズル・・ニュル・・・・


ドシーン・・・・


思惑通りに、奴はすっ転んだ!


「今だ!」


俺はぬかるみの一歩手前で跳躍して、剣を両手で逆さに持ち!奴の目を目掛けて全体重を乗せて振り下ろす!


・・・・・ザシュ!!・・・


・・・ギィヤー・・・ガガガ・・・


奴の手が迫る中!剣を放し飛び退く!


そして足回りでは、内腿に向かって、2人が口に咥えたナイフを突き立てそして、飛び退く!


のたうち回るサイクロプス!


腕や足をバタつかせているせいで、その後の追撃は難しい!


俺は何か武器は無いかと、周りを探す!


そこに1mはある大きな岩があった!


急いでその岩へ近づくと、気合いを入れて手をかける!


フルパワーである!


・・・グヌヌヌ・・グギギギ・・・


少しずつ岩が浮いて行く!


何とかフルパワーで持ち上げ、奴の方へ!


これにスキルが発動するかわかんねーけど!


「どっせーい」


目に刺さった剣目掛けて、岩を投げた!


・・・ブォン・・・ドガン・・ググググ・・・ビクンビクン・・・ドサ・・・


岩は手を離れてから、加速しバッチリと顔面を捉えた!


そして目に刺さった剣を押し込み、脳へと突き刺さったのである!


何度か痙攣をしたのち、力尽きた!


それを見届けた俺は!


その場のへたり込んで!


「やった!やっと勝てた!あ~死ぬかと思った!」


リアが言う「私も今日ばかりは、死ぬかもしれないと思いました!」


ファングに至っては、「怖かった!!」


今頃震えていた!


そしてお約束のレベルアップである!


どーやら今回は三人それぞれが上がってるみたいだ!


そらそーでしょうよ!どー考えても格上だしな!


では早速! ステータスオープン!


名前 カズマ


種族 進化可能


LV 35


攻撃 650


防御 590


回避 490



スキル 言語理解「読み・書き」自然治癒力UP


経験値倍加 直感 武器作成LV3 投技LV5


索敵LV2 弱点特効LV1 格闘LV1


ふむふむ!レベルは一気に8も上がってるのか! スゲー経験値だな!お!投技も上がって・・ん?・・・


進化可能?なんだこりゃ?


種族の所にそー書いてある!マジか!


この体って!進化できんのかよ!


とりあえず進化を選んで、ポチっとな!


するとカズマを光の繭が包み込み!感覚的には脱皮するような感覚に襲われたと思ったら!光の繭が消え去った!以前よりも更に筋肉質な肉体に変化した!


それを見ていたリアとファングは、口を大きく開けていた!


「カズマさん?大丈夫なんですか?」


リアが心配そうに、俺に尋ねる!


「ああ〜大丈夫だ!なんかレベルアップしたら、進化出来たみたいだ!」


そー言うとリアは更に口を開いて驚いた!


進化もしたし更にステータスも変化を起こしてるかもしれないので、改めて見て見る!


ステータスオープン!


名前 カズマ


種族 バトルオーガ


LV 35


攻撃 700(50)


防御 640(50)


回避 540(50)



スキル 言語理解「読み・書き」自然治癒力UP


経験値倍加 直感 武器作成LV3 投技LV5


索敵LV2 弱点特効LV1 格闘LV2 武の極みLV1


なんか強くなってる〜!


しかもオーガじゃなくて、バトルオーガって種族になってんな!


それに武の極みて!何々?色々な武器に精通出来るスキルみたいだ!


あーあれか!初めて触るのに、そこそこ使えちゃうや〜つだ!


後は格闘が地味に上がってんな!それに種族補正で全てのステータスに50も補正がついた!


進化って素晴らしい!!


そんなこんなで喜んでるいると!


「これからどうします?」


「そ〜だな!今日は色々疲れたから、帰ろうか」


「そーですね!肉体的にも精神的にも疲れましたね」


「食料はファングとの狩で充分食べれるだけ置いて来てるから、このまま帰っても問題は無いしな」


「僕も疲れた!」


「帰って飯にしよう!」


「あ!そーいえば!コレどーする?」


「食べれるのでしょうか?」


「どーだろう?皮膚も頑丈だし、解体や運搬にも手がかかるな!」


「角だけ取って後は置いてくか!」


「出来ればゾンビ化しないように、燃やしたいけど!」


「ここは森だし何かが食べるだろ!」


それから3人で、戦いの感想など話す事もなく黙々と洞窟を目指す!


程なくして洞窟が見えた!


すると3人無事に帰って来れたと、急にジーンと胸に来るものがあった!


やはりさっきの戦いはそれくらい過酷だったのだろう!


我が家と言うにはアレだが、この世界で初めての自分の居場所である!やはり洞窟が見えた時の安堵感は格別だった!


到着したら早速火をおこして、今日狩った肉を焼いていく!


ファングは辛抱たまらない様子で、肉が、焼けるのをジッと見ていた。


肉が焼ける合間に、俺とリアは塗り薬を傷に塗って悶絶する!


染みるが、これが生きてる証でもあるのだと、我慢する!


「おーし!焼けたぞ!ファング熱いから気つけろよ!」


「はーい」


そこからは肉祭りである!戦闘によって消費された体力を、補うように皆んな食べた!


・・・食った!食った!・・・


今日狩った獲物を殆ど消費したが、まーまた狩に行けば良いので気にしない。


「そー言えば!2人はどれくらいレベル上がった?」


「私は5つ上がって35になりました」


「僕は3つ上がって17になったよ!」


2人共それなりに経験値は貰えたようだ!


それにしても、前世で読んでた類いの無双系とは程遠い自分がいるな!言うなれば原始人のような生活や戦い方してるように思う。


異世界の現実は甘くないって事か!まーでも進化したしこれから進化具合で、想像していたような事になるかもしれないしな!


それに今の生活は意外にも結構楽しいのである。


そんな事をぼんやり考えてたら、眠くなって来た!


「今日は疲れたから寝るか?」


「そーですね!お腹も膨れましたし寝ましょうか!」


「僕も賛成!」


とゆー事で今日はもう寝る事にした!



狼さんとの生活はまだ続いて行きます。

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