おじさんとのキスの思い出の話の直後、キスをするって嫌がらせなの
入ってきた環に多少大げさにしてことの経緯を伝える。
「そ、そんな…」
「芸能界なんて糞尿のたまり場よ。気軽に人を信じた私がバカなの」
「す、すずさん、かわいくて、すてきで、あこがれていたんです…」
「芸能界の人たちは裏表激しいわ。私はあれについていけない」
「…みんな、ひどいです…」
「覚悟がないのに飛び込んだ私が悪いのよ」
「そんな…」うつむく環
すると
「…わたしの、おきゃくさん。みんな優しかったんです」
過去の援交の話らしい。私が昔話をしたからだろうか。
「セッ〇スはしませんでした。フェ〇とか、キスとか。キスは喜ばれました。セッ〇スしても、キスはしないって子多かったですから」
そうなんだ。ところで、フェ〇はセッ〇スではないのか。
「けっして、無理強いはしてきません。その前に、先にしていたから。フェ〇とか、手とかで。一度出してしまえば収まるんです。結構年齢高い人たち相手だったので」
私に対してもそうだが、環は人の気持ちをある程度読めるのだろう。
「…無口なのが、よかったのでしょう。勝手に想像してくれていましたから…。おきゃくさんは最後は5人になっていました。みんな紹介です。援助交際するような人たちだから、ひどい人なんでしょうけれど。実際ひどい言葉もかけた人もいましたけれど、そんなひどい思いは…」
環が泣いている。
「…高校卒業でやめると宣言した時に、最初のお客さんがセッ〇スを求めてきました」
泣きながら、でも言葉はよどみない。
「黙って身体を開きました。ただ、涙があふれて、悲しいわけではない。ただ、なにやってんだろ、私って。援交やめるって決めて、なんでセッ〇スしてるんだろうって。そうしたら」
「『泣かないで。ありがとう。ほんとうにありがとう』って、その人が泣きながら。勃起していないあれを見せて『環ちゃんに泣かれたらたたないよ』って。『もういいんだ。卒業して、自由になって。』そういって、私に1000万円渡してきました」
「ほかの人たちにも伝えるよ。もういいんだ。本当にありがとう。そう抱きしめて、関係が終わりました。それから、本当になんの連絡もありません。きっとあの人たちには嘘はなかった」
そんな大人たちもいるのか。
「…わたしの体験ですら、もう…でもみかさんはもっと…」
抱きしめてくる
「わたしたち、きっと…」そういって、環はキスをしてきた。
伏字ばっかりですね。もうちょっと伏字展開が続きます。




