音楽との出会い
時代設定は、ニコニコ動画と初音ミク登場前ぐらいのイメージで書いています
(それらがあれば主人公はそっちに投稿していたはずなので)
正直人付き合いは苦手だ。
いつも人としゃべる時何を話していいのか混乱して真っ赤になってしまう。
小学生の時からそうだった。
友達も何人かいたが、学年が変わる度に疎遠になってしまう程度の絆。
だから中学になっても変わらないと思っていた。
「いい!?このサビのところでジャンプするのよ」
「それで、サビが終わったらうちわを全力で…」
何事も期待しすぎない方が上手くいく。
私は中学でそれを学びました。
幸せ。
「うーん、ここのシーンって観客映ってないね?」
「うちわふってればいいと思うけど…」
元のきっかけは何となく好きだったアイドルグループ。
コンサートチケットが当たった時に、盛り上がっていたグループに思い切って話しかけて以来、このグループに入れてもらえた。
それ以降2年経つが未だに仲良し6人組。
中高一貫の学校のため、高校生になってもまだ続く関係。
リーダーが社交的なのでそれ以外の人たちにも普通に話しかけるので、私のコミュ力もめきめき上昇。
まあ、未だに一人でいる時に話しかけられるとパニックになるが。
「う~ん、美佳はどう思う?」
わ、話しかけられた
「JUST DOの時もうちわ振ってたし、基本的にはそうなると思うんだけど…」
「あー、そっか」
DTM。パソコンで作る作曲。学校にあったパソコンは魔法のようだった。
「すごい、こんな簡単に、作れるんだ…」作曲ソフトが入っていて、それの解説サイトを見ながら作っていたら、あっという間にできた。
BOUNDSに歌ってほしいイメージで色々作る。その作品は、あっという間に数十作品になった。
「…でも、素人が、曲、作っても…」
応募すればいいのだろうか。どうすればいいのかからわからない
ネットで調べても
「…とりあえず、事務所に入る…?」
どうやって?
調べているうちに
「…これだ」
作曲募集のコンテスト。投稿してみよう。
内気な私とは思えないほど、行動は早かった。
応募するだけならワンクリックだったから。
音楽関係のあれこれは結構適当です。
「この世界とは似ているようで似ていない現代っぽい話」として読んでもらえれば