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太陽と月

何か適当に書かせてもらいました(。・_・。)ノ


よかったら感想よろしくお願いします(。・_・。)ノ

《太陽》が消えた。



そんなことが考えられるだろうか。


光の変化も重力の変化も地球に届くのは、8分と19秒くらいかかる。


異常に気づくのはそれからだ。


昼側の面では、いきなり空が真っ暗になるので大混乱が予想される。

しかし、夜側の面ではニュースを聞かない限り気づくのは夜明けになるはずだ。


・・・いや、夜とは言え東の空はそれなりに明るいから、やはりもっと早く気づくだろう。

そして、世界は凍えるような寒さで、最終的には凍りつく。




では《月》が消えたらどうなる?

月が消えても公転周期や公転には、特に影響は、ないだろう。


地球の自転が加速しやすくはなるだろうが加速するとも限らない。


また、海の潮の満ち引きがなくなるので引き潮や満ち潮を利用している魚介類たちは困るはずだ。



「月が無くなると地球周辺の石だかで月っぽいのが出来上がる」

そう考える者もいるだろう。


地球周辺には、多くてもせいぜい超小型の小惑星程度しか物質はないだろうから、月っぽい物などできるはずがないし、重力的に特別安定というわけではないから、月の位置には、何も残らないのだ。




・・・・そんなことを教えてもらったことがある。

だが、そんなことはどうでもいいのだ。


なぜなら、俺らには《太陽と月》はもう゛見れない゛のだから。





2148年、世界に人をテレポートさせる機械が公開された。


しかし突如、地面から壁のようなものが出て、夏の東京都は、暗黒の世界に包まれた。


混乱する者、絶叫する者がいた。

どれも学生だ。

俺はその中のどれでもない。


ただ空を見て、絶句する以外出来なかった。


太陽と月が《見れない》のだ。


家族、親戚、友人はどうしているんだ。


この暗黒の世界で、やはり事故が多発している。

俺の視野に入るところでも事故が起こっているのが見えた。

だが、血などは見えない。


そんな中、沈黙から復活した俺は、とりあえず自分の家に向かった。

家についた。どこにでもあるようなマンションだ。


家には母さんと妹がいるはずだ。

父さんは仕事で家にはいないはずだ。


3階の一番左の部屋だ。

鍵で玄関を開け、勢いよく家の中に入った。

家には誰もいなかった。

とっくに逃げたんだろうと思った。

念のため携帯で母に電話をした。

『・・・・おかけになった電話番号は〜〜・・・・』

繋がらない。


今太陽と月がないので、電波が繋がらないのかもしれない。

とりあえず、学校に向かおう。

誰かいるはず、そう考えた俺は家に鍵をかけ、いつもの通学路を進んだ。



少し歩くと、やはり人がいた。

だが、先程言ったように、学生しかいない。


・・・・なぜ、学生以外の一般人がいない・・・?

そんなことを考えていると歩く速度が早くなってることに気づいた。


友人たちや家族は大丈夫か、心配だ。

学校の校門につくと、友人たちがいた。


「おぉ!滝沢!お前は無事だったか!」

滝沢と呼ばれたのは、俺、滝沢勇樹(タキザワ ユウキ)だ。

「あぁ、これはなんだ?大規模なテロか何かか?真一」

城井真一(シロイシンイチ)は、俺の古くから付き合いをしている唯一の親友と言ってもいいだろう。

「さぁな、俺にも分からん。ていうか、そんなこと今ここにいる誰にも分かりはしないだろうな」

「……そうか…」

「……家族とか、どこに行ったんだろうな……街中探しても見つからんよ………ていうか、俺がみた限りでは学生しかみてないな…」

なるほど、街中探した真一ならわかる。


゛大人゛がいないのだ。


どうやったのか分からないが、最近公開された、人間をテレポートさせる機械を改造して、大人だけに指定して、東京都かた大人を別の県にテレポートさせたのだろう。

だが分からない。


何故こんな大規模なテロをやろうとしたのだ。


まだテロと決まった訳じゃないが、テロ以外になにがある?

……ぶー、ぶー、ぶー……

突如、携帯にメールが来た。

内容はこう書かれている。


重要!!

メールをよく読んでください。



やあ、東京都の捕われた学生さん達

私は東京都を暗黒に包んだ者だ。


突然で申し訳ないけど、君達には今からクイズをしてもらうよ!

ルールは簡単!


ただ自分が思ったことを答えればいんだ!



それでは第一問


日本の北海道の面積は、日本の中で一番でかい。○か×か。


このメールを10分間の間に返信してね!



と書かれている。

なんだ、このメールは。

悪戯だろう。

そう思ったが、真一や周りの人にもこのメールが届いたようだ。


「真一!どうする?」

「そりゃあ、一応返信するぜ?まあ、こんなの簡単だから○だけどな」

「……そうか。一応俺もこのメールを返信するよ」


といい、俺は○、と書いたメールを送った。


10分後、宛先が同じやつからメールが届いた。



第一問目の答え!


まあ簡単だよね!

答えは



だよ!


さーて集計は〜!


○ 78.5%!

× 22.5%!


だよ!

なんでこんな簡単な問題に間違えたんだろうね!


×を答えた人にはお仕置きだよ!



というメールがきた。

突如、周りにいた男子の頭が破裂したのだ。

「う、うわあああああっ!!」

「きゃああああああ」

叫び声が聞こえた。


まさか、これがお仕置き?

×を答えた者へのお仕置き。


それは゛死゛ということなのか?

メールがきた。


さーて、×を答えた者へのお仕置きが終わったよ!!


言うの忘れてたけど、このクイズに間違えた時、君達の脳に入っている小さいチップが爆発するんだ!

自動的にね!


だから、間違えないでね!



俺は再び絶句していた。

そして、隣にいた真一も、俺と同じ、訳が分からない顔をしていた。

これは現実だ。


…このクイズで間違えれば、俺は明らかに死ぬ…!


そして、俺達の人生を変える、死のクイズが始まったのであった。





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