終幕
霊夢「これは、東方projectの二次創作小説です」
魔理沙「登場する人物、団体、その他名称はいっさい関係ありません」
霊夢「私これしか言ってなくない?」
魔理沙「右に同じだぜ」
「……」
「いつまでブスッとしてるの? 霊夢」
博麗神社、霊夢宅縁側。そこの端っこで、一人不機嫌な表情の霊夢。その隣に紫が座っている。
試合の結果は、結局咲夜が勝った。最後の最後に咲夜の時間操作により、絶対必中距離で、しかも心臓に0距離での発砲。魔理沙に体力をかなり削られていたので、一発で終了した。
現在居間で、咲夜を称えるの会が開かれている。
「しかし、まさか咲夜さんが勝つとは思いませんでした」
と、妖夢が言った。
「私もびっくりだぜ」
と、魔理沙が言った。
「ホントですよね。私もびっくりです」
と、早苗が……面倒臭いので台詞の頭に頭文字を付けます。
咲「確かに、霊夢の方が圧倒的に強いですわね」
ウ「それなのに、どうして勝てたんですか?」
咲「そうねぇ〜…………運かしら」
ウ「運……ですか?」
咲「そう、その運よ」
レ「運というよりは、運命だけれどね」
早「運命……ですか」
レ「そうよ」
幽「あなたが言うと意味がまったく違うわね」
レ「お前が言っても同じだと思うわよ」
見にくいので、元の形に戻します。
「それはそうと、優勝者には賞金を渡さねばならないのでは?」
映姫がそう言ったので、紫が霊夢の元から離れ、咲夜の前に行く。
「そうね。では、賞金の金一封と米一年分を」
紫はスキマを開いて、金一封と米一年分を出現させた。
「あげるわ」
「ありがとうございます」
咲夜も礼儀として、頭を下げる。レミリアを表情も明るい。
「さて、表彰も終ったところで……」
紫が手を叩くと、籃が後ろに現れた。
「宴会にしましょうか。籃」
「はい」
籃は一度礼をすると、宴会の支度を始めた。
「私も手伝うわ」
そう言って、不貞腐れていた霊夢が立ち上がり、台所に入った。
「じゃあ私と妖夢は酒でも持ってくるか」
魔理沙の意見に、妖夢は頷いた。
「そうですね。では、人里に行きましょう」
そう言って立ち上がり、人里に向かって魔理沙と妖夢は飛んでいった。
「では、私は食べ物を沢山持って来ます」
「私も、山の幸を」
早苗とウドンゲが立ち上がり、いずこかに飛んでいった。
「宴会と聞くと、皆げんきんね」
「そうね」
優雅にお茶を啜る幽々子とレミリア。
「では、私も……」
咲夜が立ち上がろうとすると、レミリアそれを止めた。
「どこに行くんだ?」
「いえ、私も何か持ってこようと……」
その言葉を聞いた途端、溜め息を吐くレミリア。幽々子はくすくす笑っている。咲夜は不思議そうに二人を見る。
「献身的なのは素晴らしいことなんだけどね」
「あなたも大変ね」
「まったくよ」
「……なんのことですか?」
「まだわからないの」
「はい」
咲夜は頷く。
「今日のMVPは咲夜なのよ。それなのに、咲夜が働いちゃ意味ないでしょ」
「……あぁ」
「だからここで待ってなさい」
レミリアの言葉に、咲夜は無言で頷いた。
その後、宴会は盛大に行われた。ゲームとはいえ霊夢を倒した咲夜は、また盛大に祝福された。
だが咲夜は、今回の勝負は、本当に運が良かっただけだと考えている。もしもう一度霊夢と戦うことになれば、自分が負けるだろうとわかっているのだ。
けれど、運や偶然だったとしても、霊夢に勝った今回のことは、一生の自慢になると思っている。
それからの数ヶ月は、咲夜の知名度があがり、紅魔館に行き来する人が増えたりしたのは、また別の話。
◇◇◇
後日。
「くふふっ」
紅魔館のある一室。日光避けのカーテンが施されている部屋で、一人の悪魔が笑いを噛み殺していた。
「くふふっ」
その悪魔は手に何か持っていて、それを見て笑っているようだ。
そして、その悪魔の後ろに一人の人間が。
「お嬢様。何をなさっているんですか?」
いつもの笑顔のまま、咲夜はレミリアの後ろに立っていた。
「さっ! 咲夜!」
「それは……霊夢の写真ですね」
変わらぬ笑顔のまま、咲夜は言った。
なぜレミリアが霊夢の写真を持っているかというと、紫達との賭けに勝ったから、その賞品をこれにしたのだ。
文屋―――もとい文に頼んで撮って貰った、サバイバルゲーム中の霊夢の姿だ。その中でも、もっともいい写真をレミリアが貰ったのだ。その他の写真は全て文が新聞に使うので、文が持っている。が、交渉しだいでは、写真を貰うことも可能が。
「そう言えば、ゲーム中まったく姿を見せませんでしたね。それよか、最後の宴会にさえも」
「咲夜……」
確実に焦るレミリア。咲夜がこれからとる行動を、レミリアはわかっているのだ。
「霊夢の写真があるということは、私の写真もあるとゆうことですよね」
「それは……」
真っ直ぐに見つめる咲夜の目に、目を反らすレミリア。
「お嬢様、少々お時間頂きます」
「えっ?」
「それでは、10分後に戻って来ます」
「まっ! 待って咲夜!」
時すでに遅し。咲夜は時間を止めて行ってしまった。
「……今からでも間に合う。急いで向かえば」
そう言って、日が出ているのにも関わらず、レミリアは傘一つで外に出ていった。
しかし、なぜレミリアはそんなに焦ったのか。その真相は、まあ、わかる人にはわかりますよね。
結局この後どうなったのかは、皆さんの想像にお任せします。
それでは。
これにて、幻想サバイバルゲームは終了とさせて貰います。
東方サバイバルゲームの焼き直しになっていますが、また投稿できてうれしいです。
また東方作品は書くつもりなので、宜しかったら見てください。
未來でした。




