1/10
外式段幕ゲーム
これは東方projectの二次創作小説です。
「なかなか、面白そうなことをしているのね」
私、八雲紫は、スキマから外の世界を見ていると、ある事をしている人間達に目がいった。
「あれは……幻想郷でいう、弾幕勝負みたいなものかしら?」
見ているのは、いわゆるサバイバルゲームという外の遊びだ。模造品の銃を使って、弾を撃ち合うゲームだ。当たった人は、自己申告で手を挙げ、ゲームから離脱している。弾は簡素なもので、ビー玉の様だが、それよりもかなり小さい。
「あれをこうしたら(・・・・・・・・)。ふふっ、面白いことを考えついたわ」
またこれで、等分の暇は潰せるわね。
「それじゃあ、籃にも手伝わせようかしらね」
そう言って、外の世界のスキマを閉じる。