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第十二話 黎明の決意と愛の誓い
飛燕の出陣を前に、黎明は焦燥と狂気に駆られていた。
「行くな、飛燕。貴方を失うくらいなら、私はこの玉座も、国も、全てを捨ててやる!」
黎明は、飛燕の甲冑を強く掴み、彼の身体に、鎖のような痕を残そうとするかのように抱きしめた。
「飛燕。聞いてくれ。もし貴方が、私を裏切って、あの戦場で死を選んだら……私は、貴方の魂を黄泉の国から引き戻し、永遠に私だけのものにする。貴方を鎖に繋いででも離さない。貴方の愛は、私だけのものだ」
黎明は、ヤンデレの真髄を見せつけた。その病的な愛の言葉は、飛燕にとってはもはや恐怖ではなかった。それは、彼の全てを賭けた情熱であり、飛燕の心を深く揺さぶった。
「殿下。わたくしは、裏切りません。わたくしの心は、既に殿下のものです。戦場で、殿下の愛がわたくしを強くしている。必ず、勝利して戻ります」
飛燕は、黎明の涙を拭い、彼の唇に深く口づけをした。そのキスは、将軍の誠実さと、男としての愛に満ちていた。
「生きて、わたくしの愛を受け入れてください。殿下」
飛燕は、黎明の強い独占欲と愛を背負い、再び死と隣り合わせの戦場へと向かった。




