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常識があるがために苦悩した少年のその後

作者: 波摩璽

初投稿から数年たってます……。

読みにくかったらすいません。

下を見下ろすと地面が見える。

二階から見ても、三階から見ても地面がある。

階段を上るたびに地面は遠くなる。

それとともに位置エネルギーが増加する。

(落ちたら死ぬかな?)

彼は死にたがっていた。

(どうやったら死ねるかな。どうやったら背骨が折れるかな。どうやったら首の骨が折れるかな。)

何度も何度も落ちるシュミレーションをする。



そう

シュミレーションするだけ。実行する事はない。

なぜなら死んではならないからだ。

親が悲しむ。

自分にかけてくれた金が無駄になる。自分に接してくれた人の優しさが無駄になる。

無駄は嫌いだ。



でも死にたかった。

 気にしている癖を見てからかわれる。

 気にしている顔のことを言われる。

 悪口がうるさい。

 物が無くなる。

 自分の声が気持ち悪い。

 物忘れがひどい。


要約すると自分が嫌いだ。

この体

この頭

この脳

この感情

この性格

全てが嫌いだ。

生きていても仕方ない。周りは僕を必要としない。性格のせいで他の人にも話せない。

自分は作り替えることはできない。なら、初めからやり直したい。

そう考えていた。



~~~~



そう考えてから、早くも七年の月日が流れた。

中学生だった彼は今、専門学校へ通っている。

そんな自分が書いた、薄汚れたメモを見て

(俺って、さみしがってたんだな……)

そう言い切る(・・・・)



あれから、おそらく自分は変わったと俺は思う。

毎日続いていた苦痛だけの中学生生活は、部活に入ってからは楽しかった。

高校生活も友達が出来てから楽しくなった。

内容なんて無い、ただ一方的にしゃべるだけの会話。それに頷いたり、冗談を言い合ったりするだけ。

それだけ(・・・・)なのに

とても楽しかった。


そして


とても嬉しかった。





今の俺からみると、当時の自分はネガティブに考えすぎている。

周りに『常識』を武器にして攻撃する人がいた。その原因は、常識の欠如を題材にしてバカにする番組やニュースが多く報じられていたから……だと思う。

学校でのいじめと

社会から喚かれる自己の否定

これらが合わさった結果がこのメモになったのだろうな、と思う。




だから


今一度叫ぶ


「それがどうした!」


一部しか受け付けない様な意味ではなく

すべてを許容する意味で

質問、アドバイスなどはぜひしてください。

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― 新着の感想 ―
[一言] そう言える日が来ればいいと思う今日のワタクシです(´w`)
2010/05/28 22:44 退会済み
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