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夜明けと共に消ゆる  作者: 結城コウ
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エピローグ

ただ、悲しい


そんな結末しか知らない私を


ただ、虚しい


そんな結末を起こした私を


ただ



ただ


私は…自分を見失っていただけだった


なのに、こんなところまで来てしまった



父が言ったのはこう言う意味だったのだろうか



だから、




私の居場所など



最初から、なかったのだ




日の当たる場所を生きてはいけない




狂った





壊れた




人間


だから




父は人形である事を強要したのだろう




私は



その事を強く怨み



復讐をした



けど、


二人目からは違う



私は気付いていなかった


暴走していたんだ



ただ…虐殺だったんだ




それは…




それでも…





私は在りたかった


私で在りたかった



愛しい人を手に掛けてでも…



例え…


夜明けと共に消える存在だとしても……









-完-


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