表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/187

悪魔の思惑

……という場面までは記憶しているが、そこからは意識が途絶え、俺は見たこともない空間に立っていた。ダメダメな人生だったが、あのカンダタだって蜘蛛を助けただけで、天国に招かれたのだ。俺は人を助けたんだし。アレ? こいつ??? え、地獄???


「何を恐れておる。ここは天国でも地獄でもない狭間(はざま)の世界といったところだ」


と、語ったのは、黒い蝙蝠のような大きな羽を広げた悪魔のステレオタイプみたいはヤツ。どこかのRPGで見たことがある。こいつ、ディアボロスだ。


「俺を知っておるのか? ならば話が早い。お主、天国に行かせてやってもよいが。どうだ、俺と取引をせんか?」


「おい。おい。悪魔との取引なんてどうせ魂を差し出せとか何とか言うのだろう?」


「いや。今回はそれはいらぬ。まぁ、俺たちの戯言(ざれごと)と思えばいい。人の『選択』というものを見たくなってな。俺様ツェェ〜で転生してみないか? 報酬は、お前がその後悔を挽回する機会を得ることだ」


「流行りというか、手垢がついて真っ黒になったソレかい? 後悔をというが、転生するのは異世界だろう? 妻がいるとは思えないが?」


「まぁ、それは見てのお楽しみだ。俺は悪魔だからな。そこまで親切に説明してやらん」


 こういうことのようだ。俺は異世界に転生し、どういうことは分からないが「妻を幸せにできなかった」という後悔を晴らせるチャンスに巡り合えるということのようだ。もちろん、ありがちな設定通りで、俺は最強、どうやら宇宙をも崩壊させる能力を持てるようだ。


 だが、待てよ? どんなに最強といっても宇宙崩壊まで必要? アレ? 何か、変じゃね?? と思ったが、俺の沈黙は了と解釈されたのか、最初から選択肢がなかったのかは分からない。


「では。行くがよい! ああ、言い忘れた。十二年間、お前は前世の記憶を失っているがな。ま、女の子の体に慣れてもらうため、と思ってくれ」


「って。女の子? ええ、どいぅこと?? えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 少し長くなりすぎたのと切れ目ということで、部分分けして2部分リリースとしました。多くの異世界物は、ここで神様に会うのでしょうけど、ちょっと捻って悪魔です。前作もそうなんですが、主人公を「正義の味方」だけに収まらない感じにしたかった、みたいな。


 それと、ルナは最強といっても魔力だけで、弱点だらけです。最大の弱点わぁ〜。その「心」だったりします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 4/4 ・育児休暇の件、けっこう好きだったりします。思いやりのなさが伝わります。 [気になる点] 宇宙崩壊、自分の小説では定番ネタと化してしまいましたが、冷静に考えると迷惑極まりない。 …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ