表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/179

44話 いきなりのシャウト

ハーデスは魔力を爆発させるように放出させると、周りの氷、火、影を吹き飛ばした。

 魔王の拳を受けてピンピンしているうえに、こんなバカみたいな魔力を持っている彼を疑問に思わないことも無いが、今はそんなことを気にしている暇はない。

 妨害の緩和が通じている間に、攻撃を仕掛けなければならない。


 ハーデスの横を通り過ぎて魔王に肉薄する。

 魔王が黙って切られるわけもなく、拳がこちらに向けて飛んできた。

 剣と拳を合わせるとインパクトが生まれ、腕の骨の軋みと靴底が地面を抉り取る感覚を生じる。

 それに抗いながら剣を幾合か合わせると、魔王の背後から武神が接近するのが見えた。


『空の太刀・忘我』


 二つの剣がブレたように見えると魔王の身体か大量の血飛沫が舞った。


「これで第三拘束解除か、ここからは俺も知らない領域だ。気を引き締めろ」


 武神がそういうと魔王から距離を取る。

 こちらもならってそうすると魔王は上空を仰ぎ始めた。

 何をしているのだと警戒すると


『ハウルバースト』


 この世界を壊さんとするような大音声と衝撃が体を襲い掛かる。

 振動によって内臓にダメージが入ったのか口の端に血が流れる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ