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国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: スイセイムシ
テイマー条約第4条 リリースする場合は生息地に戻さなければならない
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5話 ナロー監獄




 俺はサイドの暑苦しい男たちに引きずられて、ザ刑務所みたいなところに連れていかれた。


 キ〇ガイのフリをさせられるは、逃亡途中に野生のホモに手の甲で胸を弄られるは、そのホモに欲情していた人妻に青いもん投げつけられるは。

 この国に来てから碌なことがねえよ、チクショウ。


 そんなことを思いながら、ひきづられているとなんかいっぱい人が集められた集会所みたいなところで暑苦しい男たちが止まった。

 なんだここは思うと、男たちはこちらを開放して、その場から退場。

 しばらくすると、なんか小太りのおっさんがあらわれた。


「異教徒の者ども、ナロー監獄にようこそ! 私はここの監獄長であるツウィカス神父だ。君らには今日からここでブクマ鉱石の採掘に従事してもらいながら罪の償いを行ってもらう」


「ふざけんなコノヤロー、俺をここから出せ!」

「横暴だぞ! お前が労働に従事しろよ!」

「このハゲ!」


 おっさんがそう宣言すると気色ばんだ周りの奴らが野次を飛ばす。

 だがおっさんはドMなのか、特に気にすることもなくニヤニヤ笑いながら二の句をつつげた。


「まあ、そういきるな。ちゃんと労働に従事するものには優遇措置もとられている。勤勉にブクマ鉱石を集めて、ショセキカ出来る量の5000個溜めたものには自由が約束されている」


「5000個? そんなのできるわけないだろ、ブクマ鉱石は希少鉱石なんだぞ!」

「一生かかっても出れねえじゃねえか、ブクマよこせコノヤロー!」

「出来ねえ優遇は優遇じゃねえ!」


 周りの奴らはもはや飛び掛からん勢いだ。

 どうやら、ブクマ鉱石を集めるのは中々に難しいようだ。

 一つのブクマ鉱石を粉々に砕いて、5000個とかダメなのだろうか。


「ふははは、せいぜい努力するがいい」


 カス神父は笑い声をあげると下がっていく。

 周りの奴らはその姿に苛立たしそうに歯ぎしりして見送っている。




―|―|―




 そのあと俺はなんか知らんが、お風呂に放り込まれて、謎のパウダーを体に塗られると牢屋に案内された。

 中には小汚い男たちが四人ほどいて、壁にもたれたり、寝転がたっりしている。


「おう、お前が新人か。牢獄は初めてか、俺がいろいろ教えてやろう」


 その中で、毛深い熊のような男が俺に声を掛けてきた。






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