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国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: 竜頭蛇
テイマー条約第7条 過ぎたるテイムは身を滅ぼす
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8話 紅茶と麦茶の見分けがつかない

「それは紅茶じゃねえ!」


 カタストロフダージリンもメンバーが多くなって壮観になったな。

 前から百人くらい増えたんだから、当たり前か。


「麦茶!」


 というか歌詞ひどいなこれ。




 ―|―|―




 ライブが終わったので控室に向かう。

 すると途中で白い髪の女の子が俺に悪質タックルを仕掛けてきた。


「いけなーい! キール、ぶつかちゃった、テヘ✩」


 なんだこいつ……、不審者か……。


「すいませーん、衛兵さん、ふしん」


 ボコォ!


「やめて! なんでいきなりそんないじわるするの!」


 グーパンされただけなのに、なんで俺が悪いことに……。

 こいつはあれだな、下手に刺激しちゃいけない奴だな。


「プロデューサーさん、お詫びに私をカタストロフダージリンに入れて」


「えぇ……、でももう人数足りてるし」


 こんないかにも地雷系女子みたいな感じの奴を入れたら、どうなるのか分かったもんじゃない。

 比較的まっとうなハーちゃんでもあれだったからな。

 てかこの子、ハーちゃんにめちゃくちゃ似てるな。


「ケチケチしないで、プロデューサーさんモテないでしょ!」


「な、何を言って……。僕はモテモテですよ」


「嘘! 私さっき、プロデューサーさんがテイムして失敗するところ見たんだもの」


「それは僕のドッペルゲンガーです。僕のようなハイスペックな人間がそんなことあるはずないでしょ」


「でたらめ言わないで! 本当は婚期も怪しいでしょ、私知ってるんだから」


「なぜそれを!? 僕を脅迫するつもりですか」


「脅迫じゃないわ、皆に言いふらすだけよ」


 やっぱり脅迫じゃん。


「僕は脅迫には屈しません。早速あなたをカタストロフダージリンに入会させましょう」


「やったあ!」

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