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国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: 竜頭蛇
テイマー条約第6条 愛を込めたテイムをしなければならない
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28話 ほんとは身体能力グリズリーレベルだけど運動音痴のフリする系女子

 みすぼらしい山を目指して、ダッシュしているとなぜか衝撃に襲われた。


 バコン!


 何か石系列のものが壊れる音が聞こえると、部屋の中にいた。


「お前透明な壁をブチ抜いて中に突撃していくなよ。一体全体どうなってんだよお前の身体」


 アンドーは俺の後から入ってくるとそんなことをごちる。


「透明な壁があるってわかってるなら言ってくださいよ」


「言う前にお前が突っ込んでいたんだよ。文句言うなよ」


 こ、こいつ屁理屈言いやがってと思て俺が振り返るとちょうどマリーナを担いだゼウスちゃんが入って来た。


「貴様らマリーナがお前らと同じ速度で動けないことを失念していただろ」


 しまったな、マリーナがどれだけ把握してないのにとりま走り出してしまっていた。

 俺としたことが、自分やゼウスちゃんのような侯爵と一般人との間の身体能力に大きな隔たりがあることを忘れていた。


「すいませんね。アンドーさんが普通に着いてこれていたので、つい着いてきてると勘違いしてしまいました」


 そういうとなぜかゼウスちゃんは俺ではなくアンドーを凝視し始めた。


「な、なんだよ?」


 アンドーがそう困惑した様子でゼウスちゃんに尋ねると「身体能力が高いのだな……」とゼウスちゃんは呟いた。


「ま、まあな。この靴もアーティファクトだからな」


「そうか、便利だなアーティファクトは」


「そうだろ。今度貸してやるよ。そんな下らんことより今は龍捕まえる方が大事だろう? こんなところで足踏みしてもしょうがないから早く行こうぜ」


 そういうとアンドーは先をズンズンと進んでいく。

 俺と同じヒキニート臭い匂いがしたのに、以外にアグレッシブだなこいつ。

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