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国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: 竜頭蛇
テイマー条約第6条 愛を込めたテイムをしなければならない
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23話 かわいい子は空にフライアウェイ

「陛下、無事で何よりです。不徳な反社会勢力の輩に行かれて私はもう胸が引き裂けれそうな」


「すいませんが、捕虜と会わせてもらえませんか」


「な、陛下!? あの者達に誑かされたというのですか?」


 しまったな、流石にこれじゃあ捕虜を救出しに来た感がやばいな。


「いえ、今から捕虜を処刑します」




 ―|―|―




「わーい、朝ぶりだね、ガイア君!」


「やはり陛下、この者達との繋がりがあ!」


 ぐるぐる巻きになったまま連れて来られたマリーナはそんなことを口走り、疑いの眼差しを年収男が俺に向けてくる。


 マリーナ……、この子はあれだな。

 バカの子だな。


 この子にこれ以上作戦行動をさせても危険なことしか起こらない気がする。


 早く彼女をここから脱出させ、俺がなんとかせねば。


「天井が邪魔ですね」


 天井に拳を振り上げて、障害物を除去する。

 あとはゼウスちゃんたちのところに彼女を送るだけだ。

 おそらく知り合いのよしみでキャッチくらいはしてくれるだろう。


 蓑虫と化したマリーナの頭掴むと大ジャンプで天井を抜け、魔力を下に放出することで浮く。

 辺りを見渡すとゼウスちゃんは山の上で竜を追いかけていたためすぐ発見できた。


 俺は迷わずマリーナを空にフライアウェイ。


「あははは! 高い高―い!」


 マリーナは能天気なことを言いながら空を突きって行く。


「終わりました」


 ゼウスちゃんにこっちに来てたことがバレないか不安をよぎらせつつ、年収男の横に戻る。

 さすがにマリーナが飛んできたくらいでは、俺がここにいることを悟るのは不可能だろう。

 だがゼウスちゃんとあまり長い時間離れていると悟られる可能性も無きにしにも非ずだ。

 はやく終わらせねば。


「へ、陛下はお厳しい方なのですね。これで用は終わりで?」


「いえ、視察の結果、問題があったのでそれを報告させて頂きます」

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