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国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: 竜頭蛇
テイマー条約第6条 愛を込めたテイムをしなければならない
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22話 美少女専門テイマーの朝は早い

 プロ美少女専門テイマーの彼の朝は早い。

 朝焼けとともに起床し、反社会勢力の構成員(美少女)との作戦会議。

 それから彼女と別れるときに青ダヌキ(美少女?)から拝借したラクリマを渡す。


 朝餉を作る音が聞こえてくると、起きた幼馴染(自称美少女)を出迎え、彼女の用意が出来るまで待機。


 待機時間に彼に質問をしてみた。


 美少女専門テイマーとは何なのか?


 ――テイム。


 テイムとは何なのか?


 ――テイム。


 テイムした先にあるものとは?


 ――……テイム。


 彼の自問自答は続く……。




 ―|―|―




「聞えますねえ。ひと際大きな鼓動が。東の方向に聞えます」


 地面に耳を当てて、聞えてきた鼓動について伝える。


「そうか……。ガイア、お前の耳は疑っていないが東は人がぞろぞろいる場所だから、あまりそこにいるとは思えんがな……」


「文句は見てから言えばいいだろ。まあ見つかるかはしらんけど。ふあぁ」


 俺の報告にゼウスちゃんが神妙な顔つきでアンドーは欠伸をしながら答える。


 人込みをかき分けて進んでいくと東側から金色の飛翔体が見えた。


「あれは! 帝龍! 行くぞ!」


 ゼウスちゃんはそれを見るとダッシュ。

 後ろを振り向かずに一心不乱だ。

 これならばラクリマであちらの様子を確認しても大丈夫だろう。


 俺は懐からラクリマを取り出すと、現在、極度の疲労でほぼ全員の面子がダウンし、マリーナのみとなった反社会勢力の様子を確認する


 するとラクリマには政府の正門から堂々と中に入っていくマリーナの姿が映りだされた。


『すいません、国民解放軍のマリーナですけど直談判に来ました!』


 そういうとマリーナは縄でぐるぐる巻きにされて、兵士たちに中にご案内され始めた。

 朝の作戦会議のなんだったんだ……。


 これはあれだな。

 現場に行かなければ。

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