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国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: 竜頭蛇
テイマー条約第6条 愛を込めたテイムをしなければならない
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20話 嘘つきは反社会勢力の始まり

「ファック! ここが政府だ」


 政府の人間ことファックマンに案内された場所には、なんか反社会勢力がいかにも居そうな至るところから棘が生えた尖塔を発見した。

 既視感がやばい。


「なるほど、どうやら魔導国は世紀末の様だな、見るに堪えん」


「いや、ゼウスさんあなたも前鎧ゴテゴテの馬に乗ってて、世紀末覇王みたいになってたでしょ」


「そんなものには私は乗っていない! かぼちゃの馬車に乗っていた!」


「いや乗ってないですよ。あれのどこがかぼちゃの馬車ですか。トランスフォーミングしない限りそんなの無理ですよ」


 俺がマジレスすると「ぐぬぬぬ!」と呻いてゼウスちゃんが半泣きになった。

 なんだその呻き方は……。


 とりま半泣きだし、このまま放置はあれだし事情を聞くか。


「もしかして、アレ気にしてたんですか?」


「気にしてなどいない。ただ父上にやれと言われて断れなかっただけだ」


「あなたは気持ちがうまく伝えられない現代っ子かなにかですか……」


 どことなく旧時代の香りをどことなく漂わせていたゼウスちゃんが現代に対応していたことが少しショックを覚えながら見つめていると、


「お、お前ら、さ、さっきぶりだな」


 再び我々の前にアンドーが現れた。


「あれ、あなた眼の色緑色でしたけ。前、茶色だったような」


「ギクッー! 全然緑色じゃないわボケ、ギクっー! ほら見ろ、キレイな茶色だろ、ギク、ギク、ギクッー!」


 なにこいつめちゃくちゃ怪しい!


 流石に目の色途中で変えても緑色にしてたのバレバレだよ。


「あなたもしかして使命手配とかされてるんじゃないでしょうね?」


「そんなわけ、ギクッー! 全然ちが、ギクッー!!」


 あ、これは黒だわ……。

 俺の顔を見て、奴は顔から冷や汗を滝のように流す奴を見ていると顔を真っ赤にし始めた。


「お前! 仲間を疑うのかよ、仲間を!」


「いやだって流石に」

「恥を知れ! 恥を!」


 ええ、逆ギレされても……。

 俺が思わずアンドーにドン引きしていると麗しのマリーナが近づいてきた。


「へええ、アナタも政府から狙われてるんだ! あたしたちとおんなじだね!」


「ファック!? マリーナ!!」


 マリーナが爆弾発言をするとファックマンが吃驚した。


「あなた方もしや……?」


「どうやら貴様らは政府の人間ではないようだな」


 俺が疑念の声を上げるとゼウスちゃんがそれを断定した。

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