表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります  作者: 竜頭蛇
テイマー条約第五条 テイムしたものとはいかなる時も共にあらねばならない
116/179

17話 NTR野郎に人権はねえ

 何か調査に使えるスキルが無いかと、なんか知らんけど無駄に増えている自分のアーツを俺は慧眼で覗く。

 すると、おあつらえ向きに


『真眼』……ステータス、心理テキストを表示


 そんなアーツがあった。

 慧眼の上位互換みたいだ。


 早速会場にいる参加者を見るとステータスの両隣に文字欄が増えている。


『魔王コ〇ス』『あと少し魔力を込めれば究極の憎ジャガが……』『モテテエ』『モテルヨナ?』『フフフ、メリットビリーブ様の隣のメスはブッコ〇』『どうしよう……、憎ジャガの作り方ワカンナイ』『モテロ!』『テロリストはどこにいるというのだ?』『おお、メンコイノォ、メンコイノォ』『やだ……、メっちゃんたら……』『くっせえ、こいつは正真正銘の灰汁の匂いだぜ!』『やだ……。 あのガチムチこっち見てる』『ウホ、かわいいこ発見!』


 一部の人間を見ただけ視界がテキストで埋め尽くされた。人が密集したところでやるもんじゃないなコレ。

 相手の心を混乱せずに把握するには少人数に分散させる必要があるようだ。

 早く、ナイスバディを誘拐したヤリチンから取り戻さねばならないというのにまどろこしい。


 この種目が後5分程度なので少し焦りながら、こちらが干渉しにくい第三種目『一番ずるい奴は誰! いいわけトーナメント』を消して、俺が干渉しやすい新しい種目に取り換える。



 新しい種目は『サーチ&デストロイ魔王』。

 俺を見つけて打倒した奴にGPを付与するイベントだ。

 これならば人はばらけて、誘拐犯の心を覗ける可能性も高まる上、見つけ次第あの世にご案内できる。

 少しやりすぎな気もするが、ピンクによるとNTR野郎に人権はないらしいので大丈夫だろう。


 そこまで考えると第二種目終了の鈴が鳴った。


「第二種目終了です。料理をする手を止めて下さい」


 俺はそう拡声の魔道具を介して参加者に伝えると、次の種目をついでに伝えることにする。


「次の第三種目は『サーチ&デストロイ魔王』。今から日没までに僕をこのアイズ村の中から見つけて、打倒したものに一発逆転を狙えるような高得点を与えるイベントです。無論、僕を打倒せずとも得点は入りますので心配なきように。時間はたっぷりあるので休憩してから種目に取り組んでも、今すぐ始めてもらっても構いません」


 俺は簡単な説明を済ませると跳躍して、会場から少しはなれた森の中に降りる。

 そこから会場にいるなんだか女好きしそうな面子に目星をつけて、真眼をかけることに決めた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ