お試しぃ
今回もかなり短いです
例の如く2つの生命体に囲まれながら寝た邪菜井は次の日になったらすぐにギルドに行った。
ギルドに行くと、ハゲた、いかついおっさんと、か弱そうな女性が2人で話していた。
「なぁなぁ、メルシーちゃん〜俺のパーティーにこいよ〜俺のパーティーはあの有名なライクアドラゴンだぜぇ〜?こいよ〜」
と絡んでいた。それに対して
「いやよ!そんなドラゴンみたいなところなんて!あたし怖いわ!」
「怖くね〜ぜ〜?俺みたいな女がたっくさんいるんだぞ?おっさん、ハーレムだぜ〜?」
「嫌っ!あたしは女ばかりいるところなんて!男ハーレムが良いの!俺っ娘がたくさんいたら嫌だわ!」
どうやらカマなようだ。
「まぁまぁそう言わずによぉこいよ〜」
そんなことをか弱そうな女性が言いかけたところに邪菜井が言った。
「嫌がっているでしょう。やめなさい。愚かな者達よ。」
と言い放った。
「んだテメェ!邪魔すんな!勇者如きが!」
「何よ!イケメンじゃない男は消えなさい!特に勇者!」
「可哀想に。これから起こる苦難に比べればこの程度どうだっていうこともなく、忘れてしまうのでしょう。私がいつまでもあなたがt...」
突然黙った邪菜井。プシュ〜という音と白い煙と共に雰囲気が変わった。
「あれ?ドラゴン倒しに行ったつもりなんだけど。あぁ、倒したのか。って事はあの感じがお試しかぁ。」
などとぶつぶつ言いながらギルドを後にした。
「「え?なにあれ、ちょっと怖いんですけど」」
2人の意見が揃ったのだった。
みんなも知っての通り神法は信仰が必要です。